楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

泊原発は危険

2024年01月07日 | 日記

北海道後志振興局Hpより

 

能登半島大地震で運転停止中の志賀原発の外部電源用の変圧器2台の配管が壊れ、絶縁や冷却のための油が漏れ出すというトラブルが報じられた。

流出した油は当初発表の5倍になっているようだが、その後の原発に関するニュース報道は少ないように思う。

 

1991年に稼働した泊原発(北海道泊村)のことが気になる。

2011年3月の東日本大震災後、新規制基準をクリアするために、2012年から1~3号機全てが運転停止されて10年が経過した。

 

原子力規制委員会は、真下を通っている断層が活断層でないことを証明するデータの提出を北電に求めているが、十分な資料の提出がされていない。

住民訴訟になったが2022年5月に札幌地裁は「北電側の液状化する可能性は低いとする主張には相当の資料の裏付けがなく不十分である」、「津波防護機能を保持する施設は存在していない」等として、北電に対し、泊原発1号機から3号機までの運転差し止めを命じる判決を言い渡した。

大地震が起きれば、活断層の地盤が液状化して防波堤が沈むなどしてその役割を果たさない危険性があるということだ。

 

日本海での地震による津波の到着はとても早いのが特徴とのことで、今回も珠洲市には1分後に到着したという。

北電は泊原発の再稼働を断念し、再生可能エネルギーへの移行を加速させることを決断する時期ではないか。

 

泊原発にはもう一つ気になる問題がある。

大事故発生の際の避難道路の不備だ。

遠隔地に避難する場合、この周辺を通る道路は国道229号のみで、冬期間であれば吹雪や積雪で通行止めになっていることもあるし、夏でも道路が落石、土砂で塞がれていることが今回の地震から十分予想される。

自転車で通ったことがあるが、海岸沿いの道路幅は決して広くない。

 

国道5号線への近道として、2011年の東日本大震災を機に泊村国道229号交点から共和町国富の国道5号交点までを結ぶ山間の道道1178号の整備が進められているが完成していない。

どの道も一本道で道央圏に逃れる車両で大渋滞が予想されるし、今回の地震の状況からも土砂の流出による道路寸断も予想される。

 

1993年に発生した「北海道南西沖地震(M7.8)」では泊原発の日本海沖合70Kmにある奥尻島を30mの津波が襲っている。

山に立つ津波到達地点の表示を道路から見たことがあるがとてつもなく高い。

 

北海道は原発が停止している10年間、泊原発なしでも電力供給は続けられた。

北海道は雪氷冷熱、バイオマス、地熱、風力、太陽光等は全国の20%以上を占める再生可能エネルギーの宝庫でもある。

地元メディアは今回の能登半島地震を踏まえて泊原発の危険性をもっと掘り下げて伝えて欲しいし、鈴木知事は中央の顔ばかりを見ていないで、北海道の自然を守るという観点から政治決断して欲しいものだ。

 


能登の想い出

2024年01月03日 | 日記

新年早々、天災と人災のショッキングな映像が飛び込んで来る。

能登半島は2013年の10月に敦賀港から輪島、珠洲を経由して氷見まで自転車旅で一周したので、惨状に胸が痛む。

 

輪島の朝市通り 2013.10.9  6:30

 

輪島の朝市は丁度休みの日であったため、早朝に誰もいない静かな石畳を自転車で走って奥能登へ向かった想い出がある。

今回の地震による火災で、その街が跡形も無くなった。

あの時に見ることが出来なかった〝輪島の朝市〟が戻ってきて欲しい。

 

珠洲市 見附島(軍艦島)正面 

 

珠洲市は市長さんの話ではまともに立っている建物が無いというからまさに烈震が襲ったということだ。

珠洲市には昔し原発立地の話があったようで、もし建設されて稼働していたらと考えるとぞっとする。

見附島(軍艦島)も形が変わってしまったみたいだ。

 

左奥 ヤセの崖 (志賀町)

 

松本清張の「ゼロの焦点」の舞台にもなった〝ヤセの崖〟は昔の能登地震に続いて今回も崩れてしまったのだろうか。

 

 

富山湾に面した穴水で見た江戸時代のボラ漁の再現モニュメントは津波に耐えられたのだろうか。

奥能登の塩田は大丈夫なのだろうか。

 

山で道を教えてくれた人、居酒屋を紹介してくれた人、能登半島で出会った人々の顔が浮かんだ。

無事であること、街の復興は大変と思うが一日でも早くと祈る。

 

亡くなられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。


2024 初詣

2024年01月01日 | 日記

5:15

 

5:40

 

明けまして

おめでとうございます

今年も宜しくお願い申し上げます

 

雪も少なく穏やかな新年を迎えた。

4Kmほど離れた小さな神社に恒例の早朝散歩&ランニング初詣をした。

家内安全を祈る。

 

出発は5時、帰宅は6時45分だった。

気温はマイナス10℃、行きは向かい風で頬が冷たかった。

 

今年は社に氏子さんはおられず、篝火も無かった。

ここにも高齢化の波が寄せてきているようだ。

 

6:30

 

 

風呂に入り、おせちをいただく。