2023.10.10
野鳥の餌台に初めてヤマガラが飛んできた。
最近はシジュウカラの姿が見えず、雀ばかりだったのでカラフルだ。
人なつこい鳥のようで窓のすぐ傍まで寄ってくる。
樹木の実を樹皮の隙間や土の中などに隠して貯食する習性があり、樹木の種子散布に大きく貢献しているとか。
おもしろい鳥だ。
地鳴きはビィービィービィーと鼻にかかった声、さえずりはツツピーン ツツピーンとゆっくりした鳴き方という。
聴いてみたい。
図鑑のヤマガラ
2023.10.10
野鳥の餌台に初めてヤマガラが飛んできた。
最近はシジュウカラの姿が見えず、雀ばかりだったのでカラフルだ。
人なつこい鳥のようで窓のすぐ傍まで寄ってくる。
樹木の実を樹皮の隙間や土の中などに隠して貯食する習性があり、樹木の種子散布に大きく貢献しているとか。
おもしろい鳥だ。
地鳴きはビィービィービィーと鼻にかかった声、さえずりはツツピーン ツツピーンとゆっくりした鳴き方という。
聴いてみたい。
図鑑のヤマガラ
追いついていると思ったら相手はさらに先を行っている。
これの繰り返しが続いて追い越せる時が来る。
先を行っている相手の伸びしろより大きな伸びしろを重ねて行けばいずれ追い越せる。
ステップバイステップ、学生時代のラグビーで壁を痛感したこともあったが乗り越える嬉しいこともあった。
その昔、日本ラグビーは基礎的なところで先進国に大きく水を空けられていた。
1995年の第3回ワールドカップではニュージーランド(オールブラックス)に17-145で敗れ、ワースト記録になっている。
これほどの差があったのは体格もあるが大きいのは〝ラグビーセンス〟である。
イギリスなど先進地域では子供の頃から空き地で野球をやるように楕円球に慣れ親しんで育つ。
彼らにはセンスが身体に浸み込んでいる。
一瞬にして相手の危険ゾーン(防御が手薄なエリア)を見つけて効果的に攻め込む。
外国人の参入もあるが、体格、体力は互角になり、ラグビーセンスも様々な形で海外と交流してきて今は世界と比べて遜色無いレベルまで来た。
「ラグビーワールドカップ2023」の日本チームを見ていてそう思う。
気になるのは若手が育っているのか。
伸びしろを大きくする原動力は若手の躍進だ。
これからの課題と思う。
楽しみが減ったが、ベスト8の安定したレベルに到達する日を楽しみに、決勝トーナメントで〝今の世界〟を観てみたい。
先日開かれたジャニーズ事務所の記者会見が根底から揺らいでいる。
経営には疎いが誠実さで負けないという自負で、今後の事務所の進む道を切り開くという重責を所属タレントがツートップで担うことになった。
だがしかし、船出の記者会見の発言の真偽が問われている。
発端はこの記者には質問させないという〝NGリスト〟なるものをNHKが映像でスッパ抜き、記者会見の運営に関わったスタッフが「事務所は関与していない。」というトップの回答は事実と違うことを暴露したからである。
これが本当だとすると、これまでの記者会見は根底からやり直さなければならない。
〝NGリスト〟は政府の記者会見でもその存在を疑わせるような議事進行が行われてきた。
都合の良い質問しかさせない、質問は1社1問、時間切れで終了。
毎度繰り返されてきた。
当時の安倍首相夫妻が関わっていたのではないかという〝森友、加計学園、花見会〟では政治の私物化を巡って数々の疑惑が国会でも記者会見でも追求されたが、政府は公文書まで改竄し、真実は徹底的に隠蔽され、今に至っている。
ジャニーズ事務所問題はスッパ抜きと関係者の証言が無ければ今後の被害者補償、芸能活動についての議論にすんなり進んだかもしれない。
報道機関の取材力、関係者の勇気ある証言がいかに疑惑の解明に必要かを改めて示している。
そんな中で新社長が「本当だとしたら、それはもう社長も芸能活動も辞める。」と言ったとか。
何やら聞いたことがある台詞が気になる。
この先、真実を隠蔽し、のらりくらりと質問をかわし、世間が忘れることを待つという政府の〝成功体験〟をジャニーズ事務所が踏襲する前触れを感じた。
「もういい加減にしたら」という世間の空気が漂い始めてからのメデイァの踏ん張りどころも試されている。
政治の世界の数々の疑惑を明らかにする突破口にするためにも頑張って欲しい。
福島原発から海洋に流れ出る処理水を巡って、中国は日本からの水産物の輸入を全面停止している。
北海道はホタテに大きな影響が出ていて、イベント、役所の食堂、学校給食等で消費拡大の取り組みが行われている。
このことに何も異論は無いが、どこかすっきりしない。
消費拡大ならスーパーと思うが、ポップ、売り場を見たことが無いからだ。
滞留しているのはそれほどの量ではないのかな。
しかし、中国へは殻つきで輸出され、殻を外し加工した後、中国から第三国に輸出されているとも聞くので、主要な産業向けの原料としてある程度の量が送られてきたのではないか。
消費の余剰分を輸出に仕向けるというより、現実は〝中国向けホタテありき〟で、行き場を失ったものが廉価で国内の限られた食堂等に供給されているように見える。
ホタテはひと頃からみれば決して安い食材ではないし、形も小ぶりになったように思う。
今回のことを契機に、国内向けの流通と加工、輸出について見直し検討が行われ、手頃な値段で買えるようになって欲しいものだ。
札幌市の狸小路にあるシアター・キノで森達也監督の『福田村事件』を観た。
制作委員会に関わった多くの人の名前がエンドロールで重たく流れた。
100年前の1923年9月1に起きた関東大震災の混乱時に、「朝鮮人が井戸に毒薬を撒いている、略奪している、婦女子へ暴行をはたらいている。」といった流言飛語が蔓延し、6,000人、或いはそれ以上ではないかとも言われている朝鮮人虐殺があった。
この事実は知っていたが、「福田村事件」のことはこの映画で知り、何年ぶりかで映画館に足を運んだ。
今から100年前、千葉県の福田村(現在の野田市)で事件は起きた。
香川県から薬の行商で福田村に来ていた15人のうち、9人(妊婦もいたので10人と数える場合もある)が「話している言葉(讃岐弁)が分からない。朝鮮人ではないか。」という理由で村の自警団に惨殺された。
内閣府防災会議は事実として認めているが、全容は未だに分かっていない。
何故、事件は起きたのか。
何故、普通の村人が狂気に走ったのか、
何故、新聞は事実を書こうとしなかったのか、
エンドロールのように頭の中を回った。
同調圧力、組織の暴走、事実の隠蔽。
今の時代と100年前が重なる。
小池東京都知事は「朝鮮人の虐殺は後世の歴史家が判断すること。」として事実を認めず、〝忘れてしまう〟ことを待っているかのようだ。
森監督はインタビューで、「どのような人に観てほしいか。」という問いかけに、「まず日本人の全員に」、「次にアジアの全員に」、「最後は世界の全員に」と答えている。
なんばんが色づいてきた 2023.10.1