楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

磨きのかかる “ご飯論法”

2020年10月12日 | 日記

またまた“ご飯論法”炸裂。

 

『推薦者名簿を見たのは決裁する直前で、記載があったのは99人にとどまり、任命されなかった6人を含む105人の名簿は「見ていない」』(9

日 管首相;毎日新聞記者等とのインタビューで)

 

「総理は決裁書類に(つまり決裁の時に)参考資料として添付されていた推薦名簿は見ていなかったということ。」(12日 加藤官房長官;定例

会見で)

 

ちよっと待って。

学術会議新会員の推薦名簿は「参考資料」ではない。「決裁事項」そのものであり、分量があるから別添になっていただけ。

 

名簿を「参考資料」程度のものにすることで、見ていないことをたいしたことではないとし、

-名簿は見ているけれど、決裁の時には見ていない-ことにした。

 

9日から12日までずっと、“ご飯論法”を考えていたんだろうなぁ加藤勝三官房長官。

腹が立つより馬鹿馬鹿しくて情けない。

 

と、諦めてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2020自転車旅、ラストラン

2020年10月11日 | 日記

農作業の手伝いで外にいると日に何度か冷たい空気が波のように押したり引いたりしているのが分かる。徐々に居座るようになり冬へ

と向かうのだろう。

 

シーズン最後の自転車旅に出掛けた。流石に野宿は寒いのでツーリスト宿を利用することにした。恵庭~千歳~支笏湖~美笛峠~盤渓温泉(泊)

~洞爺湖の定番コースにニセコを加えることにした。“GOTO”で。

 

大手旅行会社の派手な超豪華メニューが毎朝の新聞に載るのを〝何かが違う〟と思って眺めていたので、自転車旅で利用する小さな宿を応援した

いと思っていた。ネットやSTAY NAVIのサイトで捜してニセコ町のロッジを見つけることが出来た。

 

中年のご夫婦が1泊2食5,500円で提供している相部屋タイプがGOTOの対象になっていた。「もともと小さな宿のささやかなサービスですが喜んで

貰えれば。」と主人。

 

8名の宿泊数は「今年最高」とのことだった。東京からのシニア夫婦はゲストハウス泊やキャンプで各地を回るのが趣味とかで「経費を掛けない

分、回数を多くしてあちこち行きたい。」という旅スタイルで話が盛り上がった。

 

若い男女5名のうち4名はバイク旅だった。同室だった名古屋の青年はコロナの影響で原料納入が滞り化学製品製造工場が操業出来ず、本人曰く

「出勤に及ばず。」状態だという。

給料は国の交付金頼みの「名ばかりのもの。」で、今回、利尻富士を目指して来た。天候待ちをしているうちに滞在が12日間になったという。喜

ぶべきか、悲しむべきか、こちらも複雑だった。

 

その若者が利尻島で知り合った3名とやって来たというわけだ。島で泊まっていたゲストハウスで働く女性もいた。話す機会が無かっ

たが、ひょっとすると宿泊者が少なくて時間が出来たのかもしれない。

 

夜更かした朝、若者達は連泊で羊蹄登山に向かった。見送った後、山頂の雲の具合を気にしながら倶知安まで走り、JR輪行で帰宅した。

道中、コロナの影響だろうか、休業中のペンションが目に付く一方、倶知安に近づくと外国資本の豪奢な宿泊施設と未だに続く工事現場が続き、

風光明媚なニセコ・倶知安の一角に新自由主義・グローバリズム経済の刃を見る感じがした。

 

盤渓温泉の風呂で文具の仲卸で道内を回っている年配の社長さんと一緒になった。「お得意さんが大型店の進出、高齢化でどんどん店終いしてい

る。赤字続きで私も会社の整理を始めた。」という。日本の企業の99.7%は300人以下の中小零細企業ではなかったか。新政権で保護政策も問答無

用で切り捨てられる予感がする。

 

【2020.10.8】

《美笛峠から支笏湖を望む》

 

【2020.10.9】

 

《財田オートキャンプ場でコーヒーブレイク  これ、ホット》

 

《向洞爺から武四郎坂を上りR230へ  昔の作業用家屋か。》

 

 

 

 


2020 農作業支援 -大豆除草- 

2020年10月08日 | 日記

今日(10/7)は大豆の収穫期を迎えて、O農場で除草作業だった。

 

 

恵庭は納豆用の小粒の大豆が沢山作付けされている。昨年は生育期の除草が多く、生い茂った畝をかき分けてイヌホウズキ、ツユク

サ、タデなどを手で抜き取って肥料袋に入れ圃場外に搬出した。

 

 

今回は枯れ上がって収穫直前の圃場に緑色をして残るイヌホウズキの拭き取りがメインだった。直径7~8ミリの黒い小さな実を沢山付

けていて、コンバインで収穫された大豆に混ざってしまうと紫色に着色してしまって商品にならなくなる。晴れ上がった秋空の下で7

人が点在する圃場を回って終日抜き取った。これで綺麗な大豆が出荷出来ると思うと満足感があった。

 

昼休みに上がって来ると作業場に大量のキノコが。

毎年決まった畑に出るシメジの仲間らしい。帰りに皆で思わぬ「収穫」を分けて持ち帰った。早速、味噌汁にするとクセの無い味と仄かな香りが

漂った。

 

 


ベニテングダケ

2020年10月07日 | 日記

図鑑から飛び出してきたようなキノコ。

 

 

朝の自転車散歩コースの河川敷道路の草むらに生えているのをいつも一緒に走るAさんが見つけた。

 

赤いのは3枚とも毒キノコの代表「ベニテングダケ」。本当に綺麗で目立つ。それが故に動物に食べ尽くされないように毒素を持った

個体が生き残ってきたのか。暫し見事な自然の造形に見入っていた。

 

灰色のキノコはネット検索してもこれだっ!というのが見つからない。似たキノコに「オニイグチモドキ」があったが、色の濃さが違

う。「食べられる。」とあったが、人を寄せ付けない“毒気”を感じさせる。食べてみようという気にならない。

 

《オニイグチ キノコ図鑑より》

 

「食べられる」「食べられない」はキノコに限らず古の先祖が自然の動植物を食してみた結果が伝承されてきた経験知だ。好奇心と勇

気と動物的勘がなければ形成されない。

 

昔はキノコに詳しい古老のひとりやふたり、近所にいたものだった。今やこちらがその立場になったが、「このキノコ食べれます

か。」と聞かれても落葉茸くらいしか回答が出来ない。やがて貴重な情報も消えて行く運命にあるのかもしれない。

 

“毒饅頭”という言葉が政界で流行ったことがあった。甘言につられていると、とんでもない策略にはまってしまうとでも言えば良いの

か。ベニテングダケを見ていて思い出した。

 

柔和な令和おじさん、パンケーキ、苦労人、携帯値下げ、消費税減税?・・・・新しい政権の“毒饅頭”で大事なものを失わないために

も動物的勘を失わないようにしたい。

 

 

 

 

 

 

 


GOTOキャンペーンでチャリ旅

2020年10月05日 | 日記

いつも行く床屋の若主人に「GOTOは行きましたか。」と聞かれた。新聞には大きな文字が躍っている。そもそもそんなお金が出せな

いような高級なホテルや観光ツァーだ。「コロナもあるし、限られた人達を対象にした不公平な税金の使い方のような気がして、どう

なのかなあと思ったりして。」と気のない返事をした。

 

夏に何も調べずに道南の海岸ドライブに出掛けたことがあった。海沿いの小高い丘にある小さなホテルに泊まった。チェックインの時

にフロントでGOTOの対象施設であることを知らされ、親切にも後申請の必要書類とクーポン券を渡してくれた。結果的に少し贅沢し

た。このことも若主人に話した。

 

今は6,000円以下の安価な宿泊施設も対象になっているという。もう朝は寒くて野宿は厳しい。今シーズン最後のチャリ旅でGOTOを利

用することにした。泊まるのはツァー商品にはまず無いゲストハウスだ。対象施設になるにも手続きが煩雑なようだ。応援したい気持

ちもある。

 

そこでキャンペーンの対象になっている宿泊施設に直接予約する場合に割引クーポン等を発行してくれるサイトの「STAYNAVI」にトラ

イすることにした。

 

コースは恵庭から壮瞥温泉で1泊、洞爺湖を経由してニセコで1泊、倶知安からJR輪行の180Kmだ。「STAYNAVI」サイトの検索でニセ

コに2食付5,500円のゲストハウスが見つかり、あれこれ苦戦して無事、割引クーポンをゲットした。

 

ボケが来ている頭で久し振りに膨大な活字の量の書類を読んだ。これかれからは老人社会。取扱説明書のようなものを理解するのは

無理だ。ネット社会もシンプルでセキュリティの高いものになるよう、システム開発に携わっている若者は工夫を凝らして欲しいと思ったもの

だ。

 

◆概略、次のようなことになっている。画面が多岐に亘り、重複が多くて使いにくいがアタマの体操になる。◆

1.「STAY NAVI」に登録する。

2.マイページを開く。

3.キャンペーンの対象になっている宿泊施設等を検索する。(決まっていれば対象になるかどうか確認。決まっていなければエリアで検索が可能。)

4.宿泊施設等(観光、フェリー、高速道路も対象)の公式サイトで直接予約し、予約番号を貰う。

5.クーポン申請ページで予約番号等を打ち込み、クーポンをプリントアウトする。

6.施設等で免許証等の身分証明書類とクーポンを提示し、割引料金(35%値引き)を支払う。同時に地域クーポン券(宿泊料金の15%)を受け取る。

  

 

 

 

 

 


瀕死のジャーナリズム

2020年10月04日 | 日記

管総理大臣と20数名の内閣記者会の総理番記者が、早朝に管総理の好物とされるパンケーキで有名な店に集まった。オフレコの懇談を

1時間半もする姿は想像するに異様である。

 

次回も予定されているというからこの8年でジャーナリズムは“管官房長官”に完全に籠絡されてしまった。こうして“踏み絵”のようなこ

とを続けていこうとしている菅義偉という人物に底知れぬ不気味さと恐ろしさを感じる。

 

この国は未だかつてない「独裁者」をこれから目の当たりするのかもしれない。日本学術会議会員の任命を巡る一件はその始まりのよ

うな気がする。

「『日本学術会議法』に何ら反していない。解釈を変えただけ。人事のことは控えたい。」とこれまでに成功体験を得たワンテン

プレート戦法で乗り切るつもりだろう。

 

この先、どのようなことが強権的に行われるのだろうか。コロナ感染実態の隠蔽と拙速なワクチン接種の開始、連動して危険極まりな

いオリンピック・パラリンピックの強行開催、年金、社会保障政策の容赦ない切り捨て、外交政策の行き詰まりと東アジアでの孤

立・・・。

 

今のところ総選挙も無い。国会も開かれていない。権力の暴走を止めるはずの頼みのジャーナリズムが骨抜きになってしまった。

信頼出来る情報を見つけ、〝パンケーキと苦労人〟に騙されないようにするだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


“希望のシンフォニー”

2020年10月03日 | 日記

今年はベートーベン生誕250年。全国各地のオーケストラがメモリアル・イヤーの企画、プログラムを組んでいたがCOVID-19により

実施は叶わなかった。

 

NHKでは新型コロナウイルスの影響で苦しむ多くの方々の明日への希望につながることを願いながら、ベートーベンの遺した交響曲

や劇音楽などの名曲を各地で活躍するオーケストラが1つずつ奏で、日本を音楽でつなぐ企画を進めてい.る。

 

「苦難を乗り越えた先にある歓喜」。ベートーベンの音楽の根底にあるテーマが奇しくも重なる年になったが、滅多に無い企画の演

奏会を楽しみたい。

 

 

オーケストラでつなぐ希望のシンフォニー

オーケストラが奏でる至極のハーモニーをお楽しみください。

オーケストラでつなぐ希望のシンフォニー

 

 

主な放送予定

「クラシック音楽館」毎週日曜 午後9時<Eテレ>
11月1日(日)交響曲第1番 京都市交響楽団
交響曲第2番 仙台フィルハーモニー管弦楽団
 
11月8日(日)交響曲第3番 群馬交響楽団
交響曲第4番 九州交響楽団
 
11月15日(日)交響曲第5番 山形交響楽団
交響曲第6番 大阪フィルハーモニー交響楽団
 
11月22日(日)交響曲第7番 名古屋フィルハーモニー交響楽団
交響曲第8番 札幌交響楽団
劇音楽「エグモント」作品84(全曲) 広島交響楽団

2020 農作業支援 -レッドキャベツを貰う- 

2020年10月02日 | 日記

今日は朝から小雨模様。N農場で加工用レッドキャベツの収獲だった。普通のキャベツに比べて小さいがズシリと重い。キャベツと

大根、白菜は多少の雨でも収穫作業をする。

 

 

午前中は気にならない程度の霧雨だったが、昼頃には予報どおり小雨に変わった。下は合羽のズボンをはいたので問題無かったが、

上は薄手のウィンドブレーカーだったので下のポロシャツがびしょ濡れになった。

 

シャツの着替えをして午後の作業開始。14:00に予定していた収穫量に達したので終了となった。レッドキャベツは3回目だがい

ずれもあの“ファンタ・グレープ”の鮮やかな色の素になる加工用だ。恵庭では契約栽培が多いのかもしれない。

 

硬いということだが試しに食してみたいとNさんに言って1個を貰って帰ってきた。大根やカブの酢漬けに混ぜると綺麗な

色が出るという。

 

食品の着色料は人工のものが多いという認識だがキャベツを使っているとは。誰が目を付けたのか。

 

健康志向の高まりだが、学生時代に飲んでいた“ファンタ・グレープ”の色素はどうだったのだろうか。Rugbyの遠征先で試合が終わ

ればよく飲んでいた。

 

思えば学生寮では今は使用禁止になっている尿素の入った食器でチクロ(人工甘味料)がたっぷり入った〝ガンバリ汁粉〟を食べて

定期試験に臨んでいた時代があったなぁ。殆ど効果は無かったが。レッドキャベツを収穫しながら昭和に繋がっていった。

人間の身体の未知の耐性を信じたい。

 


久し振りのKitaraの演奏会

2020年10月01日 | 日記

コロナ禍の中で頑張っている札幌交響楽団の「名曲シリーズ」演奏会(2020.9.30 Kitara)に出掛けた。10ヵ月ぶりだ。

当日売りが100枚程度と聞いていたので、発売開始(13:00)の1時間前に売り場に行くと7人目だった。ひと安心。

入場者数にコロナ対策上の制限は無くなったが札響は混乱を避ける配慮から演奏会の都度、設定しているようだ。

 

 

今回は当初6月20日に予定されていた〈名曲コンサート〉。首席指揮者のバーメルト氏の来日がならず、高関健さんがバーメルト氏

の意向を汲んで奏者が適切な距離を取れる編成にし、楽団の将来を担う若手奏者を起用したプログラムだった。

 

 

チケットの半券の裏に氏名と電話番号を記載し、自らちぎって半券を箱に入れ、プログラムを取って入場。2階右側の席からホール

を見渡すと座席は通常どおりで落ち着いた感じがした。管楽器は隣と前方に透明板が置かれていたが全く気にならない。

 

 

演奏曲目は気持ちが明るくなるモーツァルトで始まり、休憩を挟んでハイドン、J.シュトラウスのワルツと続いてアンコールは

J.シュトラウスⅡのトリッチ・トラッチ・ポルカとJ.シュトラウス/ラデツキー行進曲の2曲と徹底して心が弾む曲目を揃え、高
 
関さんも笑顔を振りまいていた。
 
 
モーツァルトのオーボエ協奏曲を吹いた関美矢子さんは多少面識があり、素晴らしい演奏を楽しめた。ハイドンのトランペット協
 
奏曲は鶴田麻記さん。女性のトランペットを聴くのは初めてだった。軟らかく溌剌としていた。
 
 
退場はアナウンス指示により座席ブロック毎に「分散」式だった。コロナ対応の無い演奏会が戻ってきて欲しい。
 

 

《Ob. 首席奏者 関 美矢子さん  ※札響公式ツイッターから》

 

《Tp. 副首席奏者 鶴田麻記さん  ※札響公式ツイッターから》