数日前に近くの河川敷に水霜が降りた。検察官の身の処し方を表現したという「秋霜烈日」という言葉を思い
出した。
朝のポタリングも手袋をするようになって、そろそろ北海道の短い自転車シーズンも終了だ。
いつも一緒のAさんと「納会」をいつにしょうかと話題にしかかっては飲み込む。
奥さんの体調のこともあって、以前のように夜遅くに酔って帰ることは避けなくてはならない。
自転車野宿旅をしていると、こんなきままな旅が出来るのも家族が元気でいてこそと思う。感謝しなければな
らない。
春に近くの神社にお参りし、秋はAさんと少し遠出をしてから馴染みのヤキトリ屋で納会というのが近頃のシー
ズン仕舞いだったが、今年は〝ひとり納会〟をすることにした。
行き先はこの夏、コロナ対策で入場者数の制限をされていて戻ってきたことがあった月形皆楽公園にした。
しかし、キャンプは寒くて無理だ。近くに雨風を凌ぐライダーハウスも無い。
GOTOは利用できないだろうか。STAY NAVIで検索すると隣接している温泉ホテルが対象になっていた。
ホテルに電話すると、レストランは休業中でプランは素泊まりのみ。周辺の飲食店も休業中とのことでコロナ
禍の影響は相当深刻だ。
とかくGOTOは豪華なホテルと特色あるクーポンサービスが宣伝されるが、不本意にも素泊まりしか提供できな
い地方のホテルが制度の対象施設に申請していることも現実であることを知る。
35 パーセント割引後の宿泊料がライダへハウス並みの3,000円になって1,000円のクーポンが付く。地域振興と
銘打ったクーポンを使える店は先日のニセコ町と同じくコンビニだけなので効果は限定的だが、応援も兼ねて
行くことにした。
今年は本州へのツーリングを止めにして道内に留めた。〆はホームグラウンドの月形皆楽公園だ。この時期、
夏のような混みようもないだろうし安心だ。
《漁川の川霧 2020.10.18 6:30頃》