いつも行く床屋の若主人に「GOTOは行きましたか。」と聞かれた。新聞には大きな文字が躍っている。そもそもそんなお金が出せな
いような高級なホテルや観光ツァーだ。「コロナもあるし、限られた人達を対象にした不公平な税金の使い方のような気がして、どう
なのかなあと思ったりして。」と気のない返事をした。
夏に何も調べずに道南の海岸ドライブに出掛けたことがあった。海沿いの小高い丘にある小さなホテルに泊まった。チェックインの時
にフロントでGOTOの対象施設であることを知らされ、親切にも後申請の必要書類とクーポン券を渡してくれた。結果的に少し贅沢し
た。このことも若主人に話した。
今は6,000円以下の安価な宿泊施設も対象になっているという。もう朝は寒くて野宿は厳しい。今シーズン最後のチャリ旅でGOTOを利
用することにした。泊まるのはツァー商品にはまず無いゲストハウスだ。対象施設になるにも手続きが煩雑なようだ。応援したい気持
ちもある。
そこでキャンペーンの対象になっている宿泊施設に直接予約する場合に割引クーポン等を発行してくれるサイトの「STAYNAVI」にトラ
イすることにした。
コースは恵庭から壮瞥温泉で1泊、洞爺湖を経由してニセコで1泊、倶知安からJR輪行の180Kmだ。「STAYNAVI」サイトの検索でニセ
コに2食付5,500円のゲストハウスが見つかり、あれこれ苦戦して無事、割引クーポンをゲットした。
ボケが来ている頭で久し振りに膨大な活字の量の書類を読んだ。これかれからは老人社会。取扱説明書のようなものを理解するのは
無理だ。ネット社会もシンプルでセキュリティの高いものになるよう、システム開発に携わっている若者は工夫を凝らして欲しいと思ったもの
だ。
◆概略、次のようなことになっている。画面が多岐に亘り、重複が多くて使いにくいがアタマの体操になる。◆
1.「STAY NAVI」に登録する。
2.マイページを開く。
3.キャンペーンの対象になっている宿泊施設等を検索する。(決まっていれば対象になるかどうか確認。決まっていなければエリアで検索が可能。)
4.宿泊施設等(観光、フェリー、高速道路も対象)の公式サイトで直接予約し、予約番号を貰う。
5.クーポン申請ページで予約番号等を打ち込み、クーポンをプリントアウトする。
6.施設等で免許証等の身分証明書類とクーポンを提示し、割引料金(35%値引き)を支払う。同時に地域クーポン券(宿泊料金の15%)を受け取る。