《2022.9.10 初収獲》
秋が深まってきた。
庭の葡萄が黒く色づいて朝の食卓に登場している。
植えてからもう30年くらいになるので品種は何だったか。キャンベル系か。
粒が小さく野性的な甘酸っぱい味がする。
今年は花はそれなりに着いたが房が小さい。
札幌交響楽団の首席オーボエ奏者の関美矢子さんのリサイタルを札幌に聴きに行った。
ちょっとしたご縁があって、札響に入団されてからコンサート会場で時々お話しをする機会があったが、コロナ禍で途絶えていたので少なくとも3年振りのことか。
挨拶するなり「お痩せになりましたね。」と言われて一瞬答えに窮する。
夏に長距離自転車旅をした時に3Kgほど減ったので大事に維持していると返答したら「良かった。」と安堵の表情。
普段会っている人から言われたことは無いので、日々の僅かな変化は気がつかないということだ。
これまでの旅ではやがて戻ったがトシのせいで筋肉が付きにくくなったのか。。。笑
1月に買い換えたという楽器のパワーに惚れ込んでいるとのことで、音色が益々くっきりとしたように感じた。
現在、1才6ヶ月の女のお子さんを育てながらご活躍されている。
アンコールの「ガブリエルのオーボエ」は映画「The Mission」(1986年 イギリス)で、主人公のガブリエル神父が劇中で演奏する映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネの楽曲。
映画は観ていないが、綺麗なメロディーで好きな一曲。
同じ楽器で同じ仕事をしている息子に「死んだときに吹いてくれ。(笑)」と言ったことがあり、その後、あるコンサートのやはりアンコールで吹いてくれたことがあった。
終演後、「もう吹かなくていいわ。」と言って大笑いになった。
ピアノの岩田さんは芸髙、芸大で関さんの1年先輩で、フランスを拠点に活動してきたがコロナで帰国しているとのこと。
伴奏とショパンの一曲も古い木造りのホールによく響いた。
オーボエもいいですねぇ~。
心洗われる思いがしました。
後でもう一度聴くつもりです。
実は私も。笑
2枚の薄い葦で出来たリードという口元の発音器は奏者が手作りするもので、会場の湿度などにとても敏感なようです。
哀調を帯びた音質が好きです。