楕円と円 By I.SATO

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検察の正義は残っているか

2020年06月12日 | 日記

河合夫婦の立件が近づいている。新聞(検察のリーク)によると買収に使われたのは2,000万円程度だから自民党本部からの1億5,000万円もの選挙資金はどこでどう使われたのか。検察の威信回復に繋がる摘発として欲しい。

新しい東京高検検事長に林眞琴氏が就任した。検察内部では早くから次期検事総長に目されていた人であり、収まるところに納まった感がする。

林氏に絶対に指揮を執って欲しいのは既に市民、法曹家から安倍首相が告発されている「桜・前夜夕食会」の解明だ。

政治資金規正法違反(不記載)や公選法違反(有権者への寄付行為)が濃厚だが、5,000円の会費で出来たその〝カラクリ〟はホテルへの強制捜査でしか解明出来ない。

興味深いことがある。2019年11月19日(火)の15:52に配信された『47NEWS』で刑事法学者の園田寿・甲南大教授が「即位の礼へ参列するため来日した外国の首脳らを招いた、首相夫妻主催の晩さん会が2019年10月23日、夕食会の会場と同じニューオータニの『鶴の間』で開かれている。費用は1億7200万円(予算)。不当な値引きの背景には、こうした国発注の行事もあるのではないか」という注目すべき指摘だ。

もし二つの行事に金銭の融通があったとしたら国を揺るがす大疑獄だ。

上記『47NEWS』で報じているように、ニューオータニを巡っては、1995年にホテルニューオータニ大阪で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)などのホテル代を外務省の課長補佐(懲戒免職)が外務省に水増し請求し、億単位の詐取金の一部をホテルの課長(懲戒解雇)が「預かり金」として、裏口座にプールし、管理していたという事件があった。

最近のコロナ対策予算を巡る疑惑を見ていると政府は何でもありの様相だ。検察には正義というものを見せて欲しい。



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