理不尽なことが無く、
教育と芸術・文化を重んじ、
安全で、格差の無い社会を実現する。
立憲民主党の代表選挙に立候補した4名の国家像を繋げると申し分無く素晴らしい。
誰が代表になっても是非実現して欲しい。
そのためには政権を奪取しなければならない。
日頃の活動を地道に積み上げ、
地域の実情に配慮しながら野党共闘し、
政権構想を分かりやすく説き、
投票を強く促す。
「戦略」としては王道であり、誰が代表になっても是非実現して欲しい。
しかし何か霧がかかったようなモヤモヤした代表選挙だった。
どうしてかなと考えたら具体的な「戦術」が曖昧だったのだ。
キモだと思う「連合」と「共産党」との関係をどうするのか。結局、分からなかった。
4候補者とも「小選挙区制である限り政権奪取には候補の一本化しかない」と言っているが、総選挙で具体的な説明の無かった「共産党との限定的閣外協力」について、代表選挙で連合、共産党との合意内容を明らかにしてもっと議論すべきだった。
名称のアレルギーはあるとしても、今どき共産党が暴力革命を志向していると考えている国民はいないだろうし、気を使っている「連合」の700万人組合員から出ているのは200万票程度という見方もある。
政権奪取と政権構想を分ける戦術は考えられないものか。“世代交代、女性登用”でお茶を濁すようなことでは「任せて大丈夫か」という有権者の不安はいつまでも解消されない。そんな気がする立憲民主党代表選びだった。明日決まる。