楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

オリンピックが教えるもの

2021年07月06日 | 日記

「公明党とで過半数を取ると都民の皆様にお約束しましたが・・・」NHKTVニュースだっただろうか、管首相の敗戦の弁の枕詞にエッと驚いた。

街頭で無責任な決まり文句の「お約束します!」と喋ったにしても歩きながら聞いていた管首相を支持していない都民には「あなたに頼んだ覚えはない」話だ。

この人は言語能力が欠如しているだけでなく、まったくもって傲慢、不遜、直列思考回路の持ち主である。

やはりこの国のリーダー達は自分たちの側に立つ人々だけが相手であって「あの人達には負けたくない」と幼稚に指さして宣う人種なのだとつくづく思う。

 

その「前」首相はオリンピック開催に反対している人は「反日」なのだと言う。そもそも自国民に「反日」という言葉を使う神経が分からない。“エッ”を通り超して恐ろしさを感じる。

今、オリンピックか、という疑問を国民が持つことさえ許さないという国家主義の体質が顕わになってきた。

民主主義も行政組織も破壊されてゆくのは当たり前である。オリンピックのゴタゴタがこの国がガタガタの危険水域に入っていることを教えてくれている。

やがて熱狂放送で覆い隠されるだろう。民主主義を取り戻すのは総選挙しかない。政権の「お約束します」は中の人に向けての単方向の言葉である。