楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

『私の自転車旅物語』 - 想い出を辿る旅 檜山へ 7 - さぁ、帰ろう 

2021年04月01日 | 『私の自転車旅物語』

 

2013年7月の檜山旅

   ・7/21 恵庭→札幌→(バス)→函館 (Mさんの「自遊旅」)

   ・7/22 函館→江差 60Km(ふじや旅館)

   ・7/23   江差→上ノ国 15Km(「花沢温泉」公園野営)

   ・7/24   上ノ国→熊石 50Km(「青少年旅行村」キャンプ場)

   ・7/25 熊石→北檜山 40Km(新矢旅館)

   ・7/26   北檜山→瀬棚→今金→国縫 55Km→(JR)→札幌→恵庭

 

旅の最終目的地の北檜山「新矢旅館」で40年前に草地造成工事の現場廻りで汚れた作業服の洗濯をしてくれた仲居の“Mちゃん”に再会した。

75才のおばぁちゃんとなり、女将さんは大女将となられていていた。Mちゃんを家族のようにして旅館が続いていたことが嬉しかった。

着くなり懐かしさの余り二人と玄関に座って話し込んだものだから翌朝、大女将さんが「息子に叱られましてね。」と苦笑い・・・。息子さんが後を継いでいた。

 

出発の準備をしていると大女将さんがお守りの鈴を持ってきた。熊野古道巡りで買ったものだった。今も自転車旅の時に後ろのサイドバックに吊しており、明るい音が疲れを飛ばしてくれる。

夕食は息子さんが修行で仕込んだ地豚の陶板焼き、ヒラメ刺し、かすべの煮こごり、鯨のたたき、筍ご飯、ふのりの味噌汁を御馳走になった。どれも美味しかった。

 

旅の最後は小雨の中、今金のピリカ峠を越えて国縫駅まで行きJRで輪行で帰宅だった。45Kmのレインシャワーが気持ち良かった。

 

50年前の初任地「檜山」の旅で本州からの中高年チャリダー4人に出会った。皆さん、退職して北海道一周中。同じような仲間が世の中に沢山いることを知って自信になった。

 

《国縫駅 2013.7.25  14:30   64歳》