Dr. Mori Without Borders / Mori-san Sans Frontieres

森 一仁が医学・国際政治経済金融・人文教養教育など関心問題を国際的・学際的に考える。

川島教授の「脳トレ」で「ゲーム脳」を予防しよう [笑]

2007-07-08 01:14:54 | 基礎生命医科学:基礎医学・生物科学
「ゲーム脳」なる言葉を同じ名字を持つ大学教授が提唱していたと知ったのはごく最近のことだ。しかしながらゲーム脳とは何か?手指の微細な動きを取り戻すリハビリテーションのためにゲームをさせたり、小児のガン治療にがん細胞を倒すイメージを作るためにゲームをさせたり、記憶力を増進させる目的でカードゲームやTVゲームを用いたり、いろいろなやり方で市販のゲームは治療目的に使えるだろう。TVゲームばかりしていると本当に問題があるのだろうか?
ゲーム脳徹底検証

それならばいっそ「脳トレ」をして「ゲーム脳」から予防しようではないか!(笑)
>>>>>>>>>>

「脳トレ」で研究棟建設…川島教授、監修料から3億円
 「脳を鍛える」と銘打ったゲームソフトで知られる東北大加齢医学研究所の川島隆太教授(脳科学)が、昨年度に研究室に入った商品の監修料4億4000万円のうち、3億円で学内に新たな研究棟を建設した。14日に公開された施設には、世界に数台しかないという最新鋭顕微鏡も導入された。
 川島教授は、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の人気ソフトで、国内外で計1000万本が売れた「脳を鍛える大人のDSトレーニング」のシリーズを監修するなど、計約15社と契約。監修料の半分は個人収入とする権利があったが、「新しい装置で脳研究をしたい」と全額を研究費に拠出した。
 加齢医学研究所の新たな研究棟として建設されたのは2階建てで、マウスなどの大脳神経細胞の活動をレーザー光線を使って詳しく観察できる「2光子顕微鏡システム」などの実験設備も。今年度も監修料として約3億円が見込まれており、さらに別の研究棟も建設する予定。
 川島教授は「税金を使わず、研究を発展させられる産学連携の成功例」と話している。(2007年5月14日23時41分 読売新聞)



<ゲーム脳?と言う前に脳について知りましょう>
ロバートソン自律神経学
ロバートソンらによる自律神経についての良書。

最新の画像もっと見る