厚生労働省・研究班の調査結果をもとにして男女ともに「草食化」が進んでいるのではないかとの議論が出ていた。内容たるやひどいもので、「性交渉の皆無=草食系」と言う定義らしいのだ。これはちょっとおかしな話である。草食動物にも生殖器官がある事を知らないのではないだろうか。
元祖草食系の「草食動物」は食物連鎖の下位に位置しており、この事は肉食系よりも個体数がずっと多い事を意味する。言いかえれば「草食動物」の生物学的な生殖能力が衰えれば、結果として草食動物の個体数が減り、食物連鎖のバランスが崩れて生態系が乱れてしまう。「草食動物」こそ種全体が多産で無いと「地球」は困ってしまうのである。言いかえれば「草食動物」の「生殖能力」が活発であるからこそ、生態系はバランスを保っているのである。
こうした事実を無視して、生殖能力が減退したり、性的関心の欠如した「人間」を「草食系」等と呼ぶのは間違っているのではないか。都内で行われたと言う妙な性教育よりも基本的な生物学教育を本邦では徹底しないとならないようである。「草食男子(SEX忌避男子)はまったく人間に特異なもので、本当は草食とかいえない」と言うのが本論のポイントである。
草食と言えばインドには厳格に菜食を守る人々が多くいるが、あの人口である。これぐらいの知識で「エコ」だの「地球にやさしく」だのなんだのと舌の根の乾かぬうちに言われると筆者は当惑してしまう。少子化の現在、「真の草食系」の人間こそ本邦には必要なのではないだろうか。
セックス嫌い・無関心」急増、男性でも17%
性交渉|嫌悪感|関心|草食化|人間関係
2011/01/14(金) No.M016989
男女とも草食化が進んでいる?――性交渉に対して嫌悪感を抱いたり、関心がなかったりする日本人が急増していることが12日、厚生労働省研究班(主任研究者=竹田省・順天堂大医学部教授)の調査でわかった。
調査は2010年9月、16~49歳の男女3000人を対象に手渡しによるアンケート形式で実 施し、1540人が回答した。性交渉に対して「関心がない」、「嫌悪している」と回答した人を合わせると、男性では17・7%(08年調査10・4%)、 女性では48・4%(同37・0%)を占めた。特に女性ではほぼ全年齢層で08年調査より10ポイント以上増加。男性でも16~19歳、20~24歳で 18・6ポイント、9・7ポイントそれぞれ増加した。
一方、1か月以上性交渉しない「セックスレス」の夫婦は08年調査より4・3ポイント増加して40・8%となり、04年の調査以来初めて4割を超えた。理由は「出産後何となく」や「面倒くさい」、「仕事疲れ」が多く、これまでと同様の傾向を示した。調査した日本家族計画協会の北村邦夫常務理事は「セックスレスの理由に『面倒くさい』とあるように、人とのかかわりが厄介だと感じる人が増え、人間関係が希薄になっているのでは」と話している。
(記事提供:読売新聞)
元祖草食系の「草食動物」は食物連鎖の下位に位置しており、この事は肉食系よりも個体数がずっと多い事を意味する。言いかえれば「草食動物」の生物学的な生殖能力が衰えれば、結果として草食動物の個体数が減り、食物連鎖のバランスが崩れて生態系が乱れてしまう。「草食動物」こそ種全体が多産で無いと「地球」は困ってしまうのである。言いかえれば「草食動物」の「生殖能力」が活発であるからこそ、生態系はバランスを保っているのである。
こうした事実を無視して、生殖能力が減退したり、性的関心の欠如した「人間」を「草食系」等と呼ぶのは間違っているのではないか。都内で行われたと言う妙な性教育よりも基本的な生物学教育を本邦では徹底しないとならないようである。「草食男子(SEX忌避男子)はまったく人間に特異なもので、本当は草食とかいえない」と言うのが本論のポイントである。
草食と言えばインドには厳格に菜食を守る人々が多くいるが、あの人口である。これぐらいの知識で「エコ」だの「地球にやさしく」だのなんだのと舌の根の乾かぬうちに言われると筆者は当惑してしまう。少子化の現在、「真の草食系」の人間こそ本邦には必要なのではないだろうか。
セックス嫌い・無関心」急増、男性でも17%
性交渉|嫌悪感|関心|草食化|人間関係
2011/01/14(金) No.M016989
男女とも草食化が進んでいる?――性交渉に対して嫌悪感を抱いたり、関心がなかったりする日本人が急増していることが12日、厚生労働省研究班(主任研究者=竹田省・順天堂大医学部教授)の調査でわかった。
調査は2010年9月、16~49歳の男女3000人を対象に手渡しによるアンケート形式で実 施し、1540人が回答した。性交渉に対して「関心がない」、「嫌悪している」と回答した人を合わせると、男性では17・7%(08年調査10・4%)、 女性では48・4%(同37・0%)を占めた。特に女性ではほぼ全年齢層で08年調査より10ポイント以上増加。男性でも16~19歳、20~24歳で 18・6ポイント、9・7ポイントそれぞれ増加した。
一方、1か月以上性交渉しない「セックスレス」の夫婦は08年調査より4・3ポイント増加して40・8%となり、04年の調査以来初めて4割を超えた。理由は「出産後何となく」や「面倒くさい」、「仕事疲れ」が多く、これまでと同様の傾向を示した。調査した日本家族計画協会の北村邦夫常務理事は「セックスレスの理由に『面倒くさい』とあるように、人とのかかわりが厄介だと感じる人が増え、人間関係が希薄になっているのでは」と話している。
(記事提供:読売新聞)