アンジェリーナ・ジョリーは世界を救えるか?と言うタイトルの記事がある。もちろん冗談では無い。タトゥー入りのシングルマザー国連親善大使の彼女は人道的支援活動を通じて何をしているのか?疑問を呈しているのだ。
国際保健や人道的支援、グローバル経済の分野において、最近有名人の発言や活動が目立っている。ジョージ・クルーニーやシャロン・ストーン、ジョニー・デップ等の一流ハリウッドスターが社会問題や国際紛争などに対して発する発言が、時として大きな意義を持ったりする。
アンジェリーナ・ジョリーもその内の1人として注目されているが、構造としては記事にもあるように、見た目に美しく又は格好よい著名人(つまり容姿端麗な“セレブリティー”)の発言や行動の社会的影響は極めて大きいことから、彼らの社会活動への参加が求められていると言う事情がどうもあるらしい。
大多数の一般市民にとっては世界レベルの社会活動とは縁が無いように感じられるのであろう。しかし情報通信インフラの発達と世界的分布によって情報発信や受信に物理的距離が無関係の時代である。かつては一部の諜報機関のトップエージェントにしか出来なかったような芸当がいまや小中学生でも可能なのである。
こんな時代において地球の裏側の出来事に無関心であると言うのは、もはや興味・関心の問題となってくるかも知れない。特に日本のように大した内紛や大事件もなく、安全保障がほぼ確立されているような先進国ではそうだ。
地雷も踏まなくてよいし、飲料水に感染症の心配をする必要も無い。就寝時にゲリラの夜襲を心配しなくてもよいし、選挙時でも自爆テロなどの心配は要らない。腹が減ったらコンビニくらい今や田舎の方でもある、おにぎりの一つでも買えば食べられる。インターネット普及も都市部と農村等でそれほど格差があるとは思えない。TVからも世界情勢が流れてくる。
にもかかわらず、有名人が声を挙げないと私達は茶の間から動かないのである。アンジェリーナ・ジョリーがどういう経緯で人道支援を始めたか知る由も無いが、難民救済や人道支援を有名人主導にしておくのは世界市民としては恥ずかしい事である。勿論、誰もがこうした活動に携わらなくなっても良い世の中になるのが一種の理想である事は間違い無いのだが、それは現実的ではないだろう。
「愛が地球を救う」と言う類の番組などがあるが、製作は大変だろうが実際のインパクトはどうなのだろう?一般市民も年に一度募金をしたら社会問題に無関心と言うのが現状なのではないか?ニュースキャスターですら、航空機事故等で「邦人の被害者はありませんでした。」とホッと安堵の表情を見せる。国際民族派の私だが、邦人でなければ亡くなっても良いとは決して思わない。
狭い自我と意識を拡大して、世界の人々に友情を感じられるように努力したい。そして各民族間・国家間に対立を煽る人々や動きを見抜き、何か一つ、偽善でも良いから成し遂げたいと思う。最近のキーワードは「一日一偽善」である。アンジェリーナには出来ない、読者の貴方にしかできないような社会貢献のスタイルもきっとあるはずだ。
国際保健や人道的支援、グローバル経済の分野において、最近有名人の発言や活動が目立っている。ジョージ・クルーニーやシャロン・ストーン、ジョニー・デップ等の一流ハリウッドスターが社会問題や国際紛争などに対して発する発言が、時として大きな意義を持ったりする。
アンジェリーナ・ジョリーもその内の1人として注目されているが、構造としては記事にもあるように、見た目に美しく又は格好よい著名人(つまり容姿端麗な“セレブリティー”)の発言や行動の社会的影響は極めて大きいことから、彼らの社会活動への参加が求められていると言う事情がどうもあるらしい。
大多数の一般市民にとっては世界レベルの社会活動とは縁が無いように感じられるのであろう。しかし情報通信インフラの発達と世界的分布によって情報発信や受信に物理的距離が無関係の時代である。かつては一部の諜報機関のトップエージェントにしか出来なかったような芸当がいまや小中学生でも可能なのである。
こんな時代において地球の裏側の出来事に無関心であると言うのは、もはや興味・関心の問題となってくるかも知れない。特に日本のように大した内紛や大事件もなく、安全保障がほぼ確立されているような先進国ではそうだ。
地雷も踏まなくてよいし、飲料水に感染症の心配をする必要も無い。就寝時にゲリラの夜襲を心配しなくてもよいし、選挙時でも自爆テロなどの心配は要らない。腹が減ったらコンビニくらい今や田舎の方でもある、おにぎりの一つでも買えば食べられる。インターネット普及も都市部と農村等でそれほど格差があるとは思えない。TVからも世界情勢が流れてくる。
にもかかわらず、有名人が声を挙げないと私達は茶の間から動かないのである。アンジェリーナ・ジョリーがどういう経緯で人道支援を始めたか知る由も無いが、難民救済や人道支援を有名人主導にしておくのは世界市民としては恥ずかしい事である。勿論、誰もがこうした活動に携わらなくなっても良い世の中になるのが一種の理想である事は間違い無いのだが、それは現実的ではないだろう。
「愛が地球を救う」と言う類の番組などがあるが、製作は大変だろうが実際のインパクトはどうなのだろう?一般市民も年に一度募金をしたら社会問題に無関心と言うのが現状なのではないか?ニュースキャスターですら、航空機事故等で「邦人の被害者はありませんでした。」とホッと安堵の表情を見せる。国際民族派の私だが、邦人でなければ亡くなっても良いとは決して思わない。
狭い自我と意識を拡大して、世界の人々に友情を感じられるように努力したい。そして各民族間・国家間に対立を煽る人々や動きを見抜き、何か一つ、偽善でも良いから成し遂げたいと思う。最近のキーワードは「一日一偽善」である。アンジェリーナには出来ない、読者の貴方にしかできないような社会貢献のスタイルもきっとあるはずだ。