Dr. Mori Without Borders / Mori-san Sans Frontieres

森 一仁が医学・国際政治経済金融・人文教養教育など関心問題を国際的・学際的に考える。

宗教間対話はじつは必要ない

2007-04-30 18:37:33 | 哲学・形而上学:宗教・超心理・神秘学
宗教間対話と言う事が言われる。では宗教間対話とは何だろうか?そしてなぜ必要なのだろうか?私はずっと考えてきたが、宗教間対話は必要ないのではないかと思うようになった。イスラム教(イスラーム)・キリスト教・シーク教・ジャイナ教・神道・ヒンズー教(サナタン・ダルマ)・仏教・マニ教・・・数多くの宗教が世にあれど、絶対的他者にして内在化する絶対的存在を追求する限りにおいて、各宗教間で対話は必要ない。対話とは . . . 本文を読む

Don't Look Back ~流れ往く刹那を追わないで~

2007-04-16 19:54:30 | 総合芸術論:音楽・演劇・笑い
サンディエゴからの休みながらの11時間の独りドライブが私のアメリカ生活第一期の最後を締めくくった。いつ目的のサンフランシスコに着くのだ?と訝る自分のエゴを宥めながら、途中の農業地帯の空気の臭さにも参っていた。一番印象的だったひとこまと言えば、夕食を途中のダイナーで済ませた後の「夜更けの爆走」だったが、心身ともに疲労しかけた私を一瞬にして爽快な気分にしたものがあった。 それはビデオで見て頂ければお . . . 本文を読む

祖国愛と葛藤③ ~皇統は護持せよ、但しダンピング輸出すべからず~

2007-04-07 00:45:11 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
私は祖国を愛する人間であると思っている。祖国の未来を案じ、これを憂うのは偏に祖国愛から出てきたものだと思う。しかしながら本邦・日本国では祖国愛を唱える事は容易ではない。諸外国人からするとこれは奇異に映るものらしい。 女性天皇論と女系天皇論から始まる、一連の皇室関連論議が盛んになっている。聞く所では小泉元首相が内閣総理大臣の地位に就任以来、熱意を持って皇室問題に取り組んでいるのだそうだ。小泉氏は女 . . . 本文を読む

祖国愛と葛藤② ~「民族派」と名乗った事情~

2007-04-05 05:56:12 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
私は祖国を愛する人間であると思っている。祖国の未来を案じ、これを憂うのは偏に祖国愛から出てきたものだと思う。しかしながら本邦・日本国では祖国愛を唱える事は容易ではない。諸外国人からするとこれは奇異に映るものらしい。 さて祖国愛のこころである愛国心には第二次世界大戦を契機に「悪」と言うイメージが植え付けられた。9・11以後のアメリカでは、イスラム教と言うと「テロリズム」と言う何とも荒唐無稽なイメー . . . 本文を読む

祖国愛と葛藤① ~日本の事情を理解する外国人~

2007-04-05 03:58:01 | 現代国学:政体(政府)・国体・皇統・伝統
私は祖国を愛する人間であると思っている。祖国の未来を案じ、これを憂うのは偏に祖国愛から出てきたものだと思う。しかしながら本邦・日本国では祖国愛を唱える事は容易ではない。諸外国人からするとこれは奇異に映るものらしい。 ある外国人達と話をしていたときの事である。私は日頃からの素朴な疑問をぶつけてみた。「きみは自分の国が好きか?」怪訝そうな顔をする友人達。「何を言っているんだ?お前は日本人で日本が好き . . . 本文を読む

日本の「イルカ食」を巡る世界市民と言論④ 反日・アジア蔑視と反アジア共同体思想

2007-04-03 02:51:04 | 応用生命医科学:栄養・食糧農業・環境生理
[過去の経緯より]先日、日本人はイルカを食べる残虐な国民であるとして、世界中からの本邦・日本国に対する非難、侮辱と誹謗及び中傷の数々に非常に憤りを感じた私ですが、事実から言えば私達はイルカを食しているとの事でした。しかしイルカ問題と併せてクジラ問題が、また関係の無い問題が取り上げられさらには英語で最大級の侮辱を本邦国民に対して浴びせられた事に鑑みて、何とか拙い英語で反論を試みたのです。これは自ら敵 . . . 本文を読む

結婚制度廃止法案が1票差という僅差で否決  [04/01/07]

2007-04-01 03:27:28 | エッセイ
東京都知事選挙への立候補も噂された法曹系の某議員が中心となった議員立法による結婚制度廃止法案がこの度、わずか1票差と言う僅差で国会で否決された。これによりさきの最高裁で作られた判例である、事実婚より法的な婚姻の証明を重んずる結果となった。 法案を提出した丸山議員らによる国会答弁では、結婚制度は家制度の存続を促すと共に極めて時代錯誤のシステムであり、婚姻事実に基づいて個人の言論と思想、表現の自由や . . . 本文を読む