前回は「ウェルニッケ失語症」について話した。ここで気になる事がある。ちょっと引用してみよう。「左の側頭葉障害による失語症を示した例で時間のfactorを考慮して、ゆっくりしゃべると理解力が高まる例があり、失語症での時間のfactorが議論になっている。」失語症と時間との関係、これが語源的に興味深いのである。
以前論じた事であるが、ウェルニッケ野の場所は厳密に定まっていないものの、脳の「側頭葉」で . . . 本文を読む
脳の高次機能の一環として失語症について解説をしていた折りのこと。失語症とあって、発話行為・発語が困難なブローカ失語症に対して、言葉は聞き取れるが言語理解が著しく障害を受け、これにより訳のわからない言葉(ジャルゴン)を発する事もあるウェルニッケ失語症の病巣部位が問題となった。記憶していた病巣部位が学生の持っている教科書とは異なるのである。教室内は当然であるが騒然とする。これについて後から詳細に検討を . . . 本文を読む
なぜか多忙を極めるが5分だけホカゴトを。カラシレンコンが我が家に届く。無論、正規のルートからである。多忙によりストレス下にある私は目の前の食品を眺めながら溜息がでる。カラシレンコンと聞いてフグを食べるような心境だからである。
あれは忘れもしない1984年の事である。熊本県において食中毒が発生した。原因はボツリヌス毒素である。それ以来、カラシレンコンと聞くとボツリヌス菌(C.botulinum)を . . . 本文を読む
DETROIT - Her legs crippled by diabetes, Mary Lewis is grateful it's a short distance between her doctor's office at Riverview Hospital and the adjacent apartment tower where she lives.
It will beco . . . 本文を読む