デンマークで25年間に渡り、一万人弱の人々を対象に、、
8種のスポーツと長寿の関係を調べたとの成果が発表された。
スポーツによって延長された平均余命の年数は、次のとおり。
・テニス/9.7
・バドミントン/6.2
・サッカー/4.7
・サイクリング/3.7
・スイミング/3.4
・ジョギング/3.2
・徒手体操/3.1
・ジムでのエクササイズ/1.5
テニスが断トツで、上位3つは2人以上で行うものだ。
つまり、社会的交流を伴うという特徴がある。
これについて研究チームは、
「定期的に集まるグループに属していることは、支え合い、信頼し合い、共有し合う人たちがいるという気持ちを強める。これらは幸福感につながり、長期的な健康を促進するものだ」と説明する。
また、テニスのプレーに伴う運動のタイプが影響している可能性もあるという。
ゆっくり安定的な動作をするスポーツよりも、短時間に高強度の運動を行うスポーツの方がさらに効果的であるとも考えられているとか。
英国で行われ、昨年結果が発表された大規模な研究でも、
「全死因死亡率の低下に最大の影響をもたらすスポーツは、ラケットスポーツだ」との結果が示されているそうだ。
それに次いで効果的だとされたのは、水泳とエアロビクスだったらしい。
社会的要因などもあるだろうから、
テニスが寿命を延ばしていると一概には言えまいが、
仲間とのスポーツが心身ともに好影響を与えることには
異論がないだろうな。