会話で声が大きくなったとき
「声が高い」と言ったら、それは方言だと言う人がいた。
確かに"高い音"と言えば、テノールやソプラノだし、
"音量" については"大きい"が適切とも思うが……
でも、ちょっと待てよ!
と、思い出したのが『鬼平犯科帳・穴』の1シーン。
確認してみた。
これは明らかに『声を潜めるように』ってことだ。
また、
「声高(こわだか)」「放歌高吟」という表現があるが、
どちらも「高」が音量の大きさを表している。
それに、
テレビやラジオの音量調節についても
「高くする・低くする」がよく使われていた記憶がある。
ということで色々確認した結果、
「大きな声」を「声が高い」と表現するのは方言ではなく、間違ってもいない。
音は、音量を、大小と高低の両方で表す。
音のピッチの意味での高低とは、使われる場面・文脈が違うので
どちらのことか区別がつかない、というようなことは
ない、
ということだ。
どうでもいい、とは思うが、
調べてちょっとスッキリ (笑)