前にも書いたかもしれないが……
「○○になります」という言葉を聞くたび、
ギョッとする。
もちろん、「卒業して看護師になります」など、
本来の意味で用いられている場合は、
何とも思わないけれど。
例えば……
今日のテレビで、普通(素人)の女性が
「娘になります」「孫になります」と
家族関係を説明していた。
こんな時に突っ込みたくなるのだ。
「娘です」「孫です」でいいだろう、と！
「娘になります」に敢えて意味を持たせると、
それまで娘ではなかった人が、
縁組かなにかで新たに娘になった、とか、
それまで「女の子」だった少女が、
少し大人っぽくなるとか、かーー。
でも、そんな意味合いで遣われていないのは確かだ。
支払い時もよく聞く。
「千円になります」とか。
あれやこれや足していって千円になった
という表現のつもりかもしれないが、
一つだけ買ったときにも、この言葉。
つまり、もはやマニュアル化されているのか？
「千円です」で、十分OKなのに。
支払いと言えば、
「千円から頂きます」って言い方も変！
「から」は余計だ。
こんな言葉遣いが横行するようになったのは、
なぜだろう。
より丁寧な言い方だとでも思って
遣っているのだろうか。
いくら言葉は生き物とはいえ、
おかしいものは、おかしい！
インターネットで調べてみたら
「なります」も「から」も
誤った言葉遣いとあったけれど、
CMで遣われているのを見たこともあるし
だれも咎めてはいないようだ。
耳にするようになってから、もう何年も経っている。
流行語や簡略語、若者言葉などは
新しい言葉として耳に馴染んだり、
聞き逃したりできるけど、
さも当たり前のように遣われている
この手の言葉はとても居心地が悪くて
イチイチ引っ掛かる。
このまま定着するのだろうか。。。
