例により、空模様を眺めながら行先決定ということで、
旅の二日目は甲府。
十数年ぶりだけど、サラッと回った前回の記憶は殆どなく、
今回は城にポイントをしぼった。
躑躅ヶ崎館(武田氏館)の詰城として築かれた要害山城は駅からだいぶ離れているが、
たまたま登り口である積翆寺入り口までのバスがあった。
ただ、戻りのバスは夕方までなく、バスがあるところまで3km以上の道を歩くか、タクシーしかないとのこと。
下り道なら歩けるだろうと、
迷った末に、とりあえず行ってみることにした。
バスの終点から急勾配の道を上って積翆寺に。
たかが1kmちょっとと思うが、慣れない暑さのなか20分くらいかかり、この段階でへばってしまった。
要害山城自体は、それほどきつくないとは言うものの、片道40分くらいはかかるらしい。
それだけならまだしも、その後さらに武田神社まで歩かなくてはならない。
しかも、前日、黒部ダムを歩いた疲れがまだとれてないし……
ここで無理は禁物だ。
城跡を断念した。
この辺の雰囲気がわかっただけでOKとしよう。
積翆寺の屋根に紋がついている。
境内は閑散として荒れている感じだった。
ひたすら下った。
甲府の街が見える。
棚田にも石垣があった。
途中、地元の方と話したり、40分ほどで武田神社(武田氏館)到着。
白鳥が草を食べていた。
横の方から神社に入る。
これは空堀かな。
前回は入らなかった宝物館を見学してから、躑躅ヶ崎館の遺構に。
かなり広々としている。
信玄は城を築かなかったという。
領民に負担をかけたくなかったということか……。
武田神社は1919年(大正8年)に武田信玄を祭神として創建されたとのこと。
その経緯はWikipediaなどに詳しく書かれている。
ここまでで、かなり、くたびれた (^^;
バスで駅前に。
まずはバス停側の甲府城。
いつものように歴史的詳細は割愛する。
サドヤワインに立ち寄ってみた。
あいにく貸切り予約が入ってるとのことで、中の見学はできず。
踏切を渡って、線路の反対側の甲府城に。
石垣が見事だ。
この復元櫓は見映えがいいが、ここに櫓があったという史料はないとのこと。
なかったモノを造るのは如何なものか。
駅近くに県庁があった。
この議員会館(議事堂かな?)、立派!
駅に、こんなのがあった。
武田信玄が躑躅ヶ崎に館を構えた1519(永正16)年から、ちょうど500年ということだ。
来年の甲府は賑わうかな。