GUINNESS BOOK

英国系パブ&ビール飲み歩き日記+α

サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー 工場見学編

2010-06-13 | 日本のビールイベント
府中の“サントリー武蔵野ビール工場”で開催された、“ブロガーイベント サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー”に出かけてきました。
blogを書いている人30名限定の、無料招待イベントです。
当日のゲストでもあった、“生ビールブログ -とりあえず生!-”タカバシさんの“twitter”を見て応募しました。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

京王線、JR南武線の分倍河原駅に集合。
ブロガーイベントだけあって、他人のブログに顔が出て困る人は赤、そうでない人は黄色のネックストラップを受け取ります。
シャトルバスで工場へ。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

全面ガラス張りの工場はとてもキレイ。
1963年創業の武蔵野ビール工場はサントリーで一番古いそうですが、2008年に改装されたばかりだそうです。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

まずは醸造技師、林さんのプレミアム・モルツ講座。
これは普通の工場見学ツアーにはないそうです。
林さんは全体の品質管理を担当されているそうで、毎日11:30からビールや原料の試飲チェックをするそうです。
50ml程度のサンプルを毎日20~30種類もチェックするそうで、いくらビールが好きでも大変な作業だと思います。
易しい語り口ですが、品質に関する自信とプライドが感じられました。
「後工程はお客様」という言葉が印象に残っています。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

講座で紹介された原料の麦芽。
噛むとほんのり甘さがあります。
麦を麦芽に変える工程は、この工場では行っていないそうです。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

こちらはホップ。
毬花(キュウカ)を割ると、柑橘のようなホップの爽やかな香りが拡がります。
トビッコのような黄色い粒が、香りの元になるルプリン。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

見学に出発。
ビールのもう一つの原料、水を深い井戸から採取している説明パネルがありましたが、なぜか素通りでした。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

工場正面から見える、巨大な仕込み釜。
食品製造の現場らしく、ピカピカに磨きあげられています。
残念ながら、この日は仕込みを行っておらず、中身は空でした。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

発酵タンク。
ここで1週間ほど発酵され、麦汁がビールに変わります。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

ここで通常の見学コースを離れ、ミニブルワリーへ。
プレミアムモルツの開発が行われた、社内のテスト設備です。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

製品用に比べ、かなり小さな釜が並びます。
正面から見えるのが「ビールを造る場所」なら、こちらは「ビールが生まれる場所」。
これからも、ここから新しいビールが生まれていくんだと思います。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

通常ツアーに戻って、貯酒タンク。
発酵を終えたばかりのビールは“若ビール”と呼ばれ、ビールとして美味しくない香りも含まれているそうです。
ここで一定期間熟成させることで、美味しいビールに変わります。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

ビールから酵母を取り除く濾過装置の展示。
円盤状のフィルタが沢山入っています。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

缶詰装置で缶に入って、ビールの出来上がり。
ベルトコンベアーの上を、出来上がったビール缶が沢山回っていました。


サントリー武蔵野ビール工場 トワイライト・ツアー

最後に、工場の環境に対する取り組みに関する説明がありました。
リサイクルを徹底するため、分別用ゴミ箱は36種類。
「お助け箱」という、どこに入れていいのか分からないもの用のゴミ箱もあるそうです。

ここで工場見学は終了。
とにかくキレイな工場でした。
ビールが造られる工程が良くわかって、楽しい社会見学になりました。

この後はもう一つのお楽しみ、ビールの試飲です。




このトワイライトツアーは一般向けにも組まれていますが、6月、7月とも予約で一杯になってしまったそうです。
通常の工場見学は、年末年始、工場休業日をのぞく毎日行われているそうなので、気になる方は是非。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿