ふるさと銀河線@高田郁
あらすじ(「BOOK」データベースより)
両親を喪って兄とふたり、道東の小さな町で暮らす少女。演劇の才能を認められ、周囲の期待を集めるが、彼女の心はふるさとへの愛と、夢への思いの間で揺れ動いていた(表題作)。苦難のなかで真の生き方を追い求める人びとの姿を、美しい列車の風景を織りこみながら描いた珠玉の短編集。
またまた高田郁さんの本、読みました。
みをつくし料理帖シリーズ、出世花、銀二貫とちがって現代もの。(現代ものって合ってるかしら?時代物じゃないってことです、念のため)
リストラ、受験、肉親との死別、理想とはかけ離れた仕事、アルコール依存症、痴呆、倒産、離婚、病気など。現代社会を生きていれば、誰しもが望まないのに遭遇する可能性のあるつらかったり哀しかったりする現実が描かれています。読んでいると、もしも自分だったらと思い、考えさせられます。ただつらく悲しいだけではなく、ひとすじの光であったり希望が見えるところが私自身をも救ってくれるような気がしました。
以下の2作品が特に心に残りました。
「返信」息子を亡くした夫婦が息子にあてて書いた手紙にジーンとなりました。
「あなたへの伝言」アルコール依存症に立ち向かっている女性とその夫のお互いを思う心、一日一日を積み重ねて未来へ向かっていく女性の姿、つらく厳しい状況に負けないでとエールを送りました。
あらすじ(「BOOK」データベースより)
両親を喪って兄とふたり、道東の小さな町で暮らす少女。演劇の才能を認められ、周囲の期待を集めるが、彼女の心はふるさとへの愛と、夢への思いの間で揺れ動いていた(表題作)。苦難のなかで真の生き方を追い求める人びとの姿を、美しい列車の風景を織りこみながら描いた珠玉の短編集。
またまた高田郁さんの本、読みました。
みをつくし料理帖シリーズ、出世花、銀二貫とちがって現代もの。(現代ものって合ってるかしら?時代物じゃないってことです、念のため)
リストラ、受験、肉親との死別、理想とはかけ離れた仕事、アルコール依存症、痴呆、倒産、離婚、病気など。現代社会を生きていれば、誰しもが望まないのに遭遇する可能性のあるつらかったり哀しかったりする現実が描かれています。読んでいると、もしも自分だったらと思い、考えさせられます。ただつらく悲しいだけではなく、ひとすじの光であったり希望が見えるところが私自身をも救ってくれるような気がしました。
以下の2作品が特に心に残りました。
「返信」息子を亡くした夫婦が息子にあてて書いた手紙にジーンとなりました。
「あなたへの伝言」アルコール依存症に立ち向かっている女性とその夫のお互いを思う心、一日一日を積み重ねて未来へ向かっていく女性の姿、つらく厳しい状況に負けないでとエールを送りました。