酔漢庵【ゑゐどれあん】~エロケンの酔いどれ日記~

へっぽこプログラマーのつれづれなる日記です。

「読み」について

2008-07-14 21:00:38 | ブロガー3.0 ~さまよいびと。~
 あらためて「ブロガー3.0」宣言という記事に書いたように、ブロガー3.0の目標の一つに「読み、書き、コミュニケーション、の3つを大事にする。」があるので、読むことについて書かれている以下の3冊の本を読んでみました。読書について書かれている本ばかりです。

読書力(斎藤孝/岩波新書)
「読み」の整理学(外山滋比古/ちくま文庫)
10年1000冊の読書法―知的体力を増進するノウハウ(野口靖夫/日本実業出版社)

 ブロガー3.0の目標を立てたときは、他人が書いたブログの記事やコメント、自分が書いたブログの記事やコメント、を読むという意味で「読み」を目標の1つに立てました。しかし、これらの本を読んで、読書することも大事だなと改めて思いました。

 「読書力」では、ミステリーやSFなどのエンターテイメント的な要素の強いもののを除いて、精神の緊張をともなう本を読もうと書かれていました。また、読書を技としてとらえていて、4年で文庫100冊、新書50冊読むことが目安になっています。読書をすることでコミュニケーション力もつくと書かれていました。

 「「読み」の整理学」では、読みには既知を読むアルファー読みと未知を読むベーター読みの2つがあって、それぞれまったく別物であると書かれていました。アルファー読みからベーター読みへ移行するためには、物語を経由して、批評、外国語、古典の本を読むといいと書かれていました。

 「10年1000冊の読書法」では、実用書、ハウツーもの、ミステリー、雑学本などジャンルに関係なく10年で1000冊読みましょうと書かれていました。

 3冊ともに共通している内容としては、素読(そどく)について書かれていたことです。素読というのは江戸時代にやっていた教育で中国の古典の文章を音読させるのだそうです。音読させるだけで意味は教えないのだそうです。

 また、読書を身につける手順としては、音読から入って黙読に切り替える。既に知っていること書かれている本や読みやすい本を読むことから初めて、自分の知らないことが書かれている本や読むのがきつい本を読むようにしていったほうがいいみたいです。

 さらに、何年で何冊という目標を決めておいて、ふだんから読書を重ねて、読書を技として身につけることが必要なのかなと感じました。

 ただ、4年で文庫100冊、新書50冊も、10年で1000冊もどちらも達成するのは難しそうです。それでも、新書と文庫について、それぞれ、月に1冊づつ自分の知らないことが書かれている本を読んで、さらに、月に1冊づつ一度読んだ本を読み直すようにしたいなと思いました。

 一回読んだだけではわからなかった本でも、何度か読み返せばわかってくる部分もありそうだなという気がするからです。「読書百編おのずから意味通ず」とまではいかなくても、せめて3回ぐらいは読み返すようにしてみるつもりです。

 読書を通じて身につけた力が、他人のブログやコメントを読むときにいかせればいいなと思います。