ダービー・50年の悲願という大団円!

晴れの日本ダービー。馬連で7950円の決着。少し変な馬が来たのか…。勝ったのは皐月賞1番人気馬で、2着は皐月賞優勝馬。それでこの配当だ。3連は高配当当たり前の賭け式だが、普通の馬連で80倍は結構な穴といえる。　
　まずは祐一おめでとうだな。近年はファンの評価が大きく分かれるジョッキーのひとり。型にはめすぎ、仕掛けが遅い、きれいに勝とうとしすぎ…。それが今回厳然たる姿勢で位置を取りに行った。彼もレース後語ったように、掛かるおそれもあった。ただあの枠順で大人しく乗っていたら、外々を回るロスと、超高速馬場では届かない。祐一は珍しく?攻めの競馬をした。勝ちタイム2.23.6は今日の馬場では遅い。実際青嵐では2.22.9で決着している。レースの上りはダービーの方が0.7速い。やはりスローは明白。ワグネリアンが5-6番手というのは予想しにくかったよね。レース後のコメントを聞いて、「そういえば洋一勝ってなかったな」と思い出した。福永家およそ50年の悲願だ。正直個人的には的外れな結果で、力の入れようもなかったが、祐一の向うに洋一のはにかむ顔が見えたようで、外れたこともほんの小さな出来事になった。
　皐月賞を人気で負けた馬の巻き返しという、やや古典的な結末だが、中山と府中というコース替りも要因のひとつ。ワグネリアンは左回りだと馬がイキイキしてみえるね。秋の東スポ杯2才Sの勝ち馬が勝ったわけだ。あの時の2着馬は…ルーカスやないかい(笑)。東スポ杯をG2にすべき、というのは前から何度も云ってるのだが、今回の結果を受けて近年中に改正してほしい。デイリー杯の方が賞金高いんだものな。今年チューリップがG2に格上げされた。JRAさん、ダービー馬が勝った根幹レースがG3になってますよ。
　エポカドーロはスローに恵まれたとはいえ、皐月賞馬の面目は保った。藤原英師も勝ちたかっただろうが、レース直後に「祐一おめでとう」と発信している。実はワグネリアンの弟カントル(2才)は、何を隠そう藤原英厩舎所属なのだ。まあ皮肉なもんだね。
　目黒記念は人気馬が勝てず、宝塚記念が心配になるね。かなり手薄なグランブリとなりそうだ。久々で3着だったパフォーマプロミスは宝塚行ってほしいな。オッ、藤原英厩舎(笑)。
　さてさて楽しみな安田記念。当然サングレーザーを全力で応援するだけだが、心配な点が二つ。顔ぶれからしてマイルにしては先行馬が少なく、スローが予想されること。そして鞍上が福永。ダービーの興奮冷めやらぬ中、続けてG1制覇は…。3連複にしとくか(笑)。