オークス追い切り、リバティ切れる。

 突然初夏の空と趣だ。雨が厄介だった先日からすると、ん、梅雨明けか? という雰囲気も。入ってもないのに。オークスの追い切りが行われた。マスコミを助けるようにリバティアイランドが派手にデモッた感じ。上がり36.7-10.8とはポスターバリューあるな。どうも桜花賞後の調整が柔いなァという気がしていて、さすがにあんなレースをすれば、そりゃ反動がきて当たり前だろう、という声もある意味当然。最終追いにしたって上りが超絶というだけで、全体時計としてはさほど。桜が4か月ぶりだったから、形しては叩いたという表現になるけどね。ただ上りだけを見てやり過ぎという話は違うかなと。要するに普通の馬だったら120馬力で走る中身を、リバティは90馬力でやれちゃうという見立てと思う。そして距離そのものは克服できるとしても、ゲートからの出し方次第では、二四ペースでリキむ可能性はあるしね。久々のレースをあれだけフルスロットルで走り抜けて、馬のテンションが上がることもある。川田がテンションに言及しているらしいし、まあ敢えての不安点というところか。
　美浦ではゴールデンハインド、ヒップホップソウル、ペリファーニアあたりがいい感じ。栗東の坂路ではコナコースト、ライトクオンタムに、ラヴェルがだいぶ良くなったようだ。Wではミッキーゴージャスもいいが、戸崎は先週やったしなァ。頑張っての3着までかな。現時点抽選のイングランドアイズもいいね。
　金曜から土曜にかけては青空ひと休みで、雨も予報されている。日曜は回復というか、降水確率20-30%なので、まあまあの馬場状態かな。あとは枠順だね。でもオークスは内も外も来ている感じで、枠だけでのプラマイは比較的穏やかか。オークスがいいレースだと、ダービーへの期待も尚更膨らむ。ひとつの頂点への時間を歩んでいるのだ。