2019年10月5日(土)晴れ 30.2℃~26.2℃
メルズーガーサハラ砂漠日の出鑑賞ーエルフードErfoudーティネリールTinghir-ワルザザードOuarzazate
GPS記録 登坂累計高さ:1,695m 最高標高:1,579m 移動距離:319Km 移動時間5時間52分
最高時速:95Km/h 停止時間:2時間11分
宿:Hôtel Ouarzazate Le Zat
今日のメルズーガの日の出は7時12分です(AccuWeather)。日の出を観る為に34名のパック旅行の中の22名が歩かずにラクダに乗ることになりましたが、我々が参加した阪急交通公社だけでなくて全ての日本の団体旅行の旅行社はここでの駱駝を紹介はするけれど、オプションとして旅行に含んでいるのでなくて離脱申請書にサインをさせて、例えばラクダから落ちて怪我をしても旅行社は補償をせず、自己責任となります。事前にバスで希望を確認し、昨日の夕食時に離脱申請書を提出させました。料金はアメリカドルなら45USD、ユーロなら40euroです。
朝5時半にロビーへ行くと、ホテルのスタッフがターバンを巻いてくれます。日本を出発する前に調べたAccuWeatherの天気予報では最低気温が16℃でしたが、暖かくて風も無いからターバンは巻く必要が無いのかも知れませんが、景色に合う服装としてターバンがいいので同行したカミさんも他の人達もターバンを巻いてもらいました。まるで盗賊の一団の様?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/4f/b654940af36aee5a2cb209ace3940341.jpg)
サハラ砂漠を観光すると一言で言いますが、実はサハラとはアラビア語で砂漠を意味するので、「サハラ砂漠」は「砂漠砂漠」と言っている事になります。砂漠には我々日本人が一般に想像する「砂丘」と土漠、礫漠、岩石砂漠があり、70%は礫漠で、砂丘はほんの少ししかありません。サハラ砂漠の最高点は、ティベスティ山地のエミクーシ山(3,415メートル)です。今回、メルズーガから出かけるのはジェビ砂丘です。
5時50分、4WDに分乗してラクダが待っている場所まで行きました。真っ暗で道も無いのに、ドライバーは轍や景色の微妙な差で位置を認識している様です(GPSなど見ないで走りました)。ラクダは高価なので親方が持っていて事前に連絡しておくと必要な頭数を揃えておくそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/cb/b31410d6de5277499f5f06188c9ee477.jpg)
脚を曲げて座っているラクダに跨り、ラクダが起き上がる時に大きく前後にガクン、ガクンと揺れるのでハンドルをしっかり持っていても落ちる人が居るらしい。十分それを説明しているので、添乗員の小松さんが引率する団体では落ちた人は居ないそうです。カミさんも無事に立ち上がれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/6d/39cf575b525f2c306523f4b6154d3611.jpg)
私はラクダに乗らない残りの12名のグループと日の出鑑賞の場所に向けて真っ暗な砂漠を歩き始めました。ラクダに乗っている人の列を写真に撮りたいと申し出ましたが、危険なので許可されていないとの回答。ラクダとは別のルートを歩きました。足腰が弱い人を援助する為にベルベル人が随行します。運動せずにラクダに乗る人達は防寒具としてダウンを着る人もいますが、歩くと暑くなるのでダウンは必要ありません。汗をかいて濡れてしまって、日の出を待つ時間に寒ければ着ようと薄い雨具を腰に巻いて出発しましたが、着ることはありませんでした。
ラクダが歩くルートも人が登るルートも踏み固められるので普通に歩けますが、少しルートを外れて歩いてみると、ズボズボ足が砂にめり込みます。まるで雪道を歩く様な感覚です。砂がサラサラしているので、パウダースノーの様な感じでサンダルに入る砂を蹴飛ばしながら気楽に歩ける事が出来ました。何キロも歩いたり、走るのは厳しいと思いますが、観光客が行く程度の短い距離なら強健な人でなくても十分歩けます。自分はライトを持っているし、援助なんて全く必要無いのですが、親しげに話しかけるので面倒だから「英語は解らん」とドイツ語で言うと彼はドイツ語で話しかけてきました。聞いてみると、英語もフランス語もスペイン語もイタリア語もドイツ語も話せると言う。たいしたものです。
ラクダの乗った仲間がまだ到着しない丘で朝陽を待つことになり、ベルベル人の彼が布を敷いて座れと言う。カバンからアンモナイトの皿やサハラの砂を入れる瓶などを出して買ってくれと言う。ラクダに乗る人には御者に20DHのチップを支払う必要があることを事前に聞いていましたが、押し売りの人が歩行者に着いてくるなんて聞いていなかった。手を引っ張ってもらったらチップを渡すべきでしょうが、歩くことを援助してもらった訳ではない。砂に絵を描いてみたり、スマホを要求して写真を撮ってくれたり、サービスしてくれる。彼は「家族を養って行くのにガイドをして収入を得ている。」「夏は暑くて観光客が来ないから仕事が無い」など訴えてくるので根負けして200DHの皿を100DHに値切って買ってあげた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/fc/8519cfecabc287272b9bc744800cb0a9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/ef/1f85286779cddd610c5c53141b714fcc.jpg)
暗くて周りが見えなかったけれど、次第に空が白くなり、やがて日の出を迎えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/b5/8a367211e59d35fcb430b2149baa03d5.jpg)
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明るくなって周囲を見渡すと他のグループも日の出鑑賞に来ているのが見えます。日本語が聞こえるので日本からの団体も居るのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/0f/82689ce4acc89c22a363ff7ea3e20ed8.jpg)
日の出を観終わって移動するラクダはパソコンの壁紙に使えそうないい画像です。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/63/975c86877a0fd1d3db182295c5d62b54.jpg)
歩行を選択した我々12名は真っ暗だった時に通った道と同じ道を戻りました。砂だけでなくて草も生えているし、飛びネズミ等の小動物の足跡がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/99/fff0e34e22711cdb4e217e33f662c5a4.jpg)
ラクダに乗ったカミさんの写真を撮る為に、歩行の団体から外れて待ちました。カミさんのグループでは無かったけれど同じ阪急交通社の人達が乗ったラクダが来ました。ラクダ引きのオジサンに話しかけると「ラクダを引いてみるといいよ」と言ってスマホを預かり写真を撮ってくれました。普通は進行方向を向いてラクダを曳くのですが、嬉しくてラクダの方を向いて後ろ歩きになってしまった。
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暫く待つとカミさんが乗ったラクダのグループがやって来ました。カミさんは、このツアーでラクダに乗れたのが一番嬉しかったそうです。
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8時過ぎにホテルに戻り、テントでベルベル風の朝食を食べました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/ae/6f452936f531739f21fa28fd3354922b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/eb/40dc01488a5c795e78e1f3bed6cac2e0.jpg)
ホテルのテラスの南は星空観賞した砂丘があり、東側には宿泊できるテントがあります。よりワイルドな体験をする為にテントには西欧人が泊まっている様でした。テラスの食事をしたテントは西側にありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/9a/09c623e840c76708afc104247a70a036.jpg)
ホテルのテラスに出る中庭です。
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9時半、ホテル前から4輪駆動車のパジェロに乗りエルフードへ向かいました。縦列で走ると先行車の砂ぼこりを被るので土漠では1台づつが並列で走ります。
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エルフードでスーツケースを積んだままのバスに乗り換えてティネリールへ向かいました(10:27)地元の人が自転車で走っているのが車窓に見えました。R702号はのんびりした道路のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/29/5457f25e2f1e1b19ddbdd21a0237e004.jpg)
11時、エルフード郊外に昔の地下水道溝カッターラの跡があるので、立ち寄りました。
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12時17~40分、Melaabのレストランでトイレ休憩。トイレは2DH。オレンジジュースの15DHは安いです。気温は26.2℃でした。
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13時30分、トドラ川のオアシスが見える丘でバスから降りました。その土地の日干し煉瓦を使って家が出来ているので、遠くから見ると家の色が風景に溶け込んで解らなくなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/89/0ef1de29faf3147791afca9efe5257ff.jpg)
午後2時、トドラ渓谷に着き、バスを降りて歩きました。ロッククライミングをする為にヨーロッパから人が来るそうですが、よく観ると懸垂降下してきた人が居ました。
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崖の下にレストランがあり、昔はここで昼食を食べたこともあったそうですが、2~3年前に大きい岩が落ちて来て、危険だから営業停止になったそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c0/aaa355a17afc1d376782191de38b243d.jpg)
トドラ渓谷を出発した時、ヘルメットを被りサイクルジャージを着てロードバイクに乗った白人2人がトドラへ下りてくるのと出会いました。荷物を積んでいないから近くの宿から走ってきたのだろうと思います。
午後2時半から約1時間、ティネリールの街に戻ってレストランで昼食を食べました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/0f/916cde819e433f6564561a7c56457cfc.jpg)
前菜はモロッコサラダ。そんなに腹が減ってなかったので、少しだけを自分の皿に取りました。
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メインは卵と肉団子のコフタタジン、デザートはリンゴとバナナでした。
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ティネリールからワルザザードまでの国道N10は「カスバ街道」と呼ばれますが、昔のカスバらしい建物は車窓に見ることが出来ませんでした。
フッと前方を見ると長距離を走っている装備のチャリダーを追い越しました。写真を撮れなかったのが残念ですが、ターバンを巻いていた様な気がします。休憩出来そうな木陰もガスリンスタンドも無いだだっ広い荒野を走るのは疲れるだろうなあ・・と思いました。
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2車線の道路が延々と続きますが、集落がある街では4車線の広い道になります。(午後4時10分通過)
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16時50分、Tinghirから57KmのEl-kalaa M'Gouna村にあるバラの香水店に立ち寄りました。(約30分のトイレ休憩)
日本語を話せる店員が居ました。トイレが使える店には日本の団体がよく停まるようです。
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18:00、太陽熱発電ノアの塔の一部が道路の右側に一瞬ですが見えました。日本では太陽光をパネルの当てて発電しますが、モロッコのノア発電は湾曲したミラーで太陽光を塔に集中させてお湯を沸かしてタービンを回すものだそうです。
18時18分、カスバが見えましたが、これは映画撮影用に建設されたもので本物ではない。
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ワルザザードの空港へ着陸する飛行機が見えるから、目的のホテルまでもう少しと思われる場所でバスが停まってしまいました。大型のトラックが道路を横断している電線を引っ掛けてしまったので、屋根が低い乗用車はすり抜ける事ができますが、バスもトラックも通行できません。何時復旧するのか全く不明なので、バスを降りて現場を見に行きました。電柱によじ登った一人の作業者が電線を吊り上げて35分後に通過することが出来ました。
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19時05分ホテルにチェックインすることが出来ました。バスのアシスタントのムハンマドさんは今日4人の自転車旅行者を見掛けたそうです。昨日は2人見たそうです。厳しい環境でも自転車旅行をする人が居るんだなあと思いました。
今日も添乗員の小松さんは、オリンピックやマラソンの話からアダムとイブにリンゴを勧めた蛇の話、アレキサンダーが10倍の敵に勝った話、アラビアのロレンスの映画の内容など車中で幅広い知識を紹介してくれました。添乗員付きの旅行を殆どした事が無かったので、いつもこんな感じなのかグループの一人に聞いてみると、こんなに映画や歴史に詳しくて話してくれる添乗員は居ないと言われました。良い添乗員の居る旅でラッキーだと思いました。
今日のホテル「ルザット」は、旅行社の資料ではスーペリア(中級)と分類されています。booking.comでは3,703円の安い宿ですが、プールが付いていて部屋もベッドも広くていいホテルだと思います。40分後にバイクングの夕食を食べました。
メルズーガーサハラ砂漠日の出鑑賞ーエルフードErfoudーティネリールTinghir-ワルザザードOuarzazate
GPS記録 登坂累計高さ:1,695m 最高標高:1,579m 移動距離:319Km 移動時間5時間52分
最高時速:95Km/h 停止時間:2時間11分
宿:Hôtel Ouarzazate Le Zat
今日のメルズーガの日の出は7時12分です(AccuWeather)。日の出を観る為に34名のパック旅行の中の22名が歩かずにラクダに乗ることになりましたが、我々が参加した阪急交通公社だけでなくて全ての日本の団体旅行の旅行社はここでの駱駝を紹介はするけれど、オプションとして旅行に含んでいるのでなくて離脱申請書にサインをさせて、例えばラクダから落ちて怪我をしても旅行社は補償をせず、自己責任となります。事前にバスで希望を確認し、昨日の夕食時に離脱申請書を提出させました。料金はアメリカドルなら45USD、ユーロなら40euroです。
朝5時半にロビーへ行くと、ホテルのスタッフがターバンを巻いてくれます。日本を出発する前に調べたAccuWeatherの天気予報では最低気温が16℃でしたが、暖かくて風も無いからターバンは巻く必要が無いのかも知れませんが、景色に合う服装としてターバンがいいので同行したカミさんも他の人達もターバンを巻いてもらいました。まるで盗賊の一団の様?
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サハラ砂漠を観光すると一言で言いますが、実はサハラとはアラビア語で砂漠を意味するので、「サハラ砂漠」は「砂漠砂漠」と言っている事になります。砂漠には我々日本人が一般に想像する「砂丘」と土漠、礫漠、岩石砂漠があり、70%は礫漠で、砂丘はほんの少ししかありません。サハラ砂漠の最高点は、ティベスティ山地のエミクーシ山(3,415メートル)です。今回、メルズーガから出かけるのはジェビ砂丘です。
5時50分、4WDに分乗してラクダが待っている場所まで行きました。真っ暗で道も無いのに、ドライバーは轍や景色の微妙な差で位置を認識している様です(GPSなど見ないで走りました)。ラクダは高価なので親方が持っていて事前に連絡しておくと必要な頭数を揃えておくそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/cb/b31410d6de5277499f5f06188c9ee477.jpg)
脚を曲げて座っているラクダに跨り、ラクダが起き上がる時に大きく前後にガクン、ガクンと揺れるのでハンドルをしっかり持っていても落ちる人が居るらしい。十分それを説明しているので、添乗員の小松さんが引率する団体では落ちた人は居ないそうです。カミさんも無事に立ち上がれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/6d/39cf575b525f2c306523f4b6154d3611.jpg)
私はラクダに乗らない残りの12名のグループと日の出鑑賞の場所に向けて真っ暗な砂漠を歩き始めました。ラクダに乗っている人の列を写真に撮りたいと申し出ましたが、危険なので許可されていないとの回答。ラクダとは別のルートを歩きました。足腰が弱い人を援助する為にベルベル人が随行します。運動せずにラクダに乗る人達は防寒具としてダウンを着る人もいますが、歩くと暑くなるのでダウンは必要ありません。汗をかいて濡れてしまって、日の出を待つ時間に寒ければ着ようと薄い雨具を腰に巻いて出発しましたが、着ることはありませんでした。
ラクダが歩くルートも人が登るルートも踏み固められるので普通に歩けますが、少しルートを外れて歩いてみると、ズボズボ足が砂にめり込みます。まるで雪道を歩く様な感覚です。砂がサラサラしているので、パウダースノーの様な感じでサンダルに入る砂を蹴飛ばしながら気楽に歩ける事が出来ました。何キロも歩いたり、走るのは厳しいと思いますが、観光客が行く程度の短い距離なら強健な人でなくても十分歩けます。自分はライトを持っているし、援助なんて全く必要無いのですが、親しげに話しかけるので面倒だから「英語は解らん」とドイツ語で言うと彼はドイツ語で話しかけてきました。聞いてみると、英語もフランス語もスペイン語もイタリア語もドイツ語も話せると言う。たいしたものです。
ラクダの乗った仲間がまだ到着しない丘で朝陽を待つことになり、ベルベル人の彼が布を敷いて座れと言う。カバンからアンモナイトの皿やサハラの砂を入れる瓶などを出して買ってくれと言う。ラクダに乗る人には御者に20DHのチップを支払う必要があることを事前に聞いていましたが、押し売りの人が歩行者に着いてくるなんて聞いていなかった。手を引っ張ってもらったらチップを渡すべきでしょうが、歩くことを援助してもらった訳ではない。砂に絵を描いてみたり、スマホを要求して写真を撮ってくれたり、サービスしてくれる。彼は「家族を養って行くのにガイドをして収入を得ている。」「夏は暑くて観光客が来ないから仕事が無い」など訴えてくるので根負けして200DHの皿を100DHに値切って買ってあげた。
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暗くて周りが見えなかったけれど、次第に空が白くなり、やがて日の出を迎えました。
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明るくなって周囲を見渡すと他のグループも日の出鑑賞に来ているのが見えます。日本語が聞こえるので日本からの団体も居るのでしょう。
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日の出を観終わって移動するラクダはパソコンの壁紙に使えそうないい画像です。
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歩行を選択した我々12名は真っ暗だった時に通った道と同じ道を戻りました。砂だけでなくて草も生えているし、飛びネズミ等の小動物の足跡がありました。
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ラクダに乗ったカミさんの写真を撮る為に、歩行の団体から外れて待ちました。カミさんのグループでは無かったけれど同じ阪急交通社の人達が乗ったラクダが来ました。ラクダ引きのオジサンに話しかけると「ラクダを引いてみるといいよ」と言ってスマホを預かり写真を撮ってくれました。普通は進行方向を向いてラクダを曳くのですが、嬉しくてラクダの方を向いて後ろ歩きになってしまった。
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暫く待つとカミさんが乗ったラクダのグループがやって来ました。カミさんは、このツアーでラクダに乗れたのが一番嬉しかったそうです。
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8時過ぎにホテルに戻り、テントでベルベル風の朝食を食べました。
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ホテルのテラスの南は星空観賞した砂丘があり、東側には宿泊できるテントがあります。よりワイルドな体験をする為にテントには西欧人が泊まっている様でした。テラスの食事をしたテントは西側にありました。
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ホテルのテラスに出る中庭です。
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9時半、ホテル前から4輪駆動車のパジェロに乗りエルフードへ向かいました。縦列で走ると先行車の砂ぼこりを被るので土漠では1台づつが並列で走ります。
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エルフードでスーツケースを積んだままのバスに乗り換えてティネリールへ向かいました(10:27)地元の人が自転車で走っているのが車窓に見えました。R702号はのんびりした道路のようです。
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11時、エルフード郊外に昔の地下水道溝カッターラの跡があるので、立ち寄りました。
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12時17~40分、Melaabのレストランでトイレ休憩。トイレは2DH。オレンジジュースの15DHは安いです。気温は26.2℃でした。
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13時30分、トドラ川のオアシスが見える丘でバスから降りました。その土地の日干し煉瓦を使って家が出来ているので、遠くから見ると家の色が風景に溶け込んで解らなくなります。
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午後2時、トドラ渓谷に着き、バスを降りて歩きました。ロッククライミングをする為にヨーロッパから人が来るそうですが、よく観ると懸垂降下してきた人が居ました。
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崖の下にレストランがあり、昔はここで昼食を食べたこともあったそうですが、2~3年前に大きい岩が落ちて来て、危険だから営業停止になったそうです。
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トドラ渓谷を出発した時、ヘルメットを被りサイクルジャージを着てロードバイクに乗った白人2人がトドラへ下りてくるのと出会いました。荷物を積んでいないから近くの宿から走ってきたのだろうと思います。
午後2時半から約1時間、ティネリールの街に戻ってレストランで昼食を食べました。
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前菜はモロッコサラダ。そんなに腹が減ってなかったので、少しだけを自分の皿に取りました。
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メインは卵と肉団子のコフタタジン、デザートはリンゴとバナナでした。
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ティネリールからワルザザードまでの国道N10は「カスバ街道」と呼ばれますが、昔のカスバらしい建物は車窓に見ることが出来ませんでした。
フッと前方を見ると長距離を走っている装備のチャリダーを追い越しました。写真を撮れなかったのが残念ですが、ターバンを巻いていた様な気がします。休憩出来そうな木陰もガスリンスタンドも無いだだっ広い荒野を走るのは疲れるだろうなあ・・と思いました。
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2車線の道路が延々と続きますが、集落がある街では4車線の広い道になります。(午後4時10分通過)
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16時50分、Tinghirから57KmのEl-kalaa M'Gouna村にあるバラの香水店に立ち寄りました。(約30分のトイレ休憩)
日本語を話せる店員が居ました。トイレが使える店には日本の団体がよく停まるようです。
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18:00、太陽熱発電ノアの塔の一部が道路の右側に一瞬ですが見えました。日本では太陽光をパネルの当てて発電しますが、モロッコのノア発電は湾曲したミラーで太陽光を塔に集中させてお湯を沸かしてタービンを回すものだそうです。
18時18分、カスバが見えましたが、これは映画撮影用に建設されたもので本物ではない。
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ワルザザードの空港へ着陸する飛行機が見えるから、目的のホテルまでもう少しと思われる場所でバスが停まってしまいました。大型のトラックが道路を横断している電線を引っ掛けてしまったので、屋根が低い乗用車はすり抜ける事ができますが、バスもトラックも通行できません。何時復旧するのか全く不明なので、バスを降りて現場を見に行きました。電柱によじ登った一人の作業者が電線を吊り上げて35分後に通過することが出来ました。
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19時05分ホテルにチェックインすることが出来ました。バスのアシスタントのムハンマドさんは今日4人の自転車旅行者を見掛けたそうです。昨日は2人見たそうです。厳しい環境でも自転車旅行をする人が居るんだなあと思いました。
今日も添乗員の小松さんは、オリンピックやマラソンの話からアダムとイブにリンゴを勧めた蛇の話、アレキサンダーが10倍の敵に勝った話、アラビアのロレンスの映画の内容など車中で幅広い知識を紹介してくれました。添乗員付きの旅行を殆どした事が無かったので、いつもこんな感じなのかグループの一人に聞いてみると、こんなに映画や歴史に詳しくて話してくれる添乗員は居ないと言われました。良い添乗員の居る旅でラッキーだと思いました。
今日のホテル「ルザット」は、旅行社の資料ではスーペリア(中級)と分類されています。booking.comでは3,703円の安い宿ですが、プールが付いていて部屋もベッドも広くていいホテルだと思います。40分後にバイクングの夕食を食べました。
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