ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

イスタンブール(3)

2024-02-21 22:09:40 | トルコ旅行
第6日(2024年2月3日)
ヒルトンホテルー革製品の店ーイスタンブール空港ー中国東方航空MU704ー機内泊


昨夜、添乗員から知らされた朝の予定は、6時モーニングコール、7時朝食、8時出発でした。5時に起きて荷物を纏めるなど準備して、7時にレストランへ行きました。到着時のヒルトンホテルでは体調が万全ではなかったので多くは食べませんでしたが、今日が最後のトルコと思うと、この地でしか食べれないチーズ、ドライフルーツ、蜂蜜、パンを食べたいと思い蜂の巣の密をスプーンで取り、黒いイチジクと白いイチジクと、屋台で買えなかったゴマパンSimitを皿に取りました。今回の旅行は「当社基準デラックスホテルに泊まるトルコ7日間」だったから確かに泊まったホテルは安宿では無かったし、食事をしたレストランもデザート付きのハイクラスの食事だったと思う。自転車旅行で屋台の、地元飯を食べる旅を多くしてきた私には、ロカンタと呼ばれる街なか食堂で庶民が食べるキョフテやケバブを食べたかったし、このパンは毎日でも食べたいものでした。


朝食を済ませてバスに乗った時はイスタンブールでの全ての行事(観光など)が終わって、単に空港へ移動するだけと思っていましたが、空港へ着く前に革製品の店に寄ると案内されました。着いたのはKIRCILARという店で帰国後調べてみるとホテルから僅か3キロほど西にあったことが分かりました。ここでも日本語を話せる人が「ヨーロッパの有名ブランドの革製品の素材はすべてトルコ製であること、0.4mmまでの薄くて軽い革の服を作る技術がありリバーシブルの服もあることなどを説明されました。モデルによるファッションショーがありましたが、一段落した後、「客にもモデルになってもらう」といきなり指名されたので、取り合えず舞台裏へ行くと革のコートを着せられて、何の説明もなく舞台に押し出されてしまいました。舞台の前まで歩いて戻る途中で、今度は服を脱がされて裏返して着せられ、またモデルウォーク。家では椅子から立ち上がって歩く時は猫背で前かがみになって小股でヨチヨチ歩くから「爺さん歩きだよ」と常にカミさんに言われていましたが、この時は後になって写真を見せられるとシャンとして歩いていた様です。男だけでなくて、女性モデルも客から選ばれて歩いていた事も写真を見せられて分かりました。しおりさんでした。ファッションショーの後、購入を働きかけました。革ジャンは裏地が撥水素材なので長時間の雨には耐えないかもしれないけど、にわか雨なら裏返して着れるようになっていました。価格は1400ユーロほど。日本円で約23万円。買っても着る機会がないので特価品のコーナーへ行くと昨年のモデルが4万円で売られていました。試着すると腕が長いので自分には合わないと思った。販売促進の男性店員は「私は仕事だから勧めているけど、決めるのは貴方自身だから気に入らないなら買わなくていい」と日本語で話されました。彼の奥様は貝塚市出身の日本人で奥様と娘さんの写真をスマホで見せてくれました。ファッションショーは自分にとっていい思い出になりました。




革製品の店からイスタンブール空港着き、現地ガイドのエリキンさんとお別れなので記念写真を何人かが撮りました。添乗員の原さんは福岡までずーっと同行されますが、上海や福岡では写真を撮る機会が無いかも知れないので、夫々が原さんを囲んで写真を撮っていました。


ブログを書くきっかけとなった自転車旅行はソロ(単独での)旅行でしたが、後半カミさんを連れてドイツやドナウ川を一緒に走り、今回と前回のモロッコの旅は自転車でなくて旅行社が企画したパック旅行に参加した旅です。特に今回は福岡出発の少人数のグループであり、参加した人達の地元を全て自転車で行ったことがあり地名だったから親近感が湧きました。夫々の人が旅に対して積極的で、色んなタイプがあり、勉強になり、また刺激を受けました。この場を借りて感謝とお礼を述べたいです。
一人参加は3名。宮地嶽の男性はトルコが2回目で旅慣れている分添乗員とは少し距離を置いて自分なりの旅を楽しんでおられた様に見受けますが、それが災いして全員集合の写真には写っていない。食卓を囲んだ人とは旅や健康について話されていたから、一度は同じテーブルでお話を伺いたかった。もう一人の参加者は基山のテニスプレーヤーAkikoさん。イスタンブールからカイセリへのチェックでお世話になりました。パック旅行でなくても一人で世界を歩けそうな旅慣れた行動が魅力的。もう一人は築城の清美さん。コートや充電器をホテルに忘れても気にせず、電池パックでスマホ写真を撮りまくって、誰とも仲良く出来る存在だけど、私達夫婦と一番多く行動してくれました。女性のグループは大橋のしおりさんとお母さま。しおりさんは団体の中の最年少で女学生に見えたけど、もう社会人らしい。日本の若い人が海外に出なくなって寂しく思っていましたが、彼女は英語もスマホにも強くて上海空港ではwifiについて教えてもらった。日本の希望の人・これからもドンドン海外に飛び出して欲しい。唐津のヒロコさんをリーダーとする唐津4人組。旅の記録を残す為に暗闇のホテルの写真を撮っておられたのが印象的でした。長崎と佐世保の旅友。2人で常に行動されていたけど、一人参加として申し込まれたお二人だったのかも。集合写真などを共有する為のLINE交換をしなかったので名前は分かりませんが、特に長崎の女性はデジカメとパッドで旅を記録し、常に添乗員や現地ガイドの近くに居て、一言も漏らさず説明するトルコの知識を吸収しようとする積極性には敬服しました。旧市街の航空写真もありがとう。夫婦での参加は折尾のマラソンランナーMさん。カッパドキアでのベリーダンスでは柔軟性など身体能力を発揮されていました。タイで3年生活されていたと知りましたが、運動やバンコクの暮らしなど、もっと聞きたかった。山口から参加のSさん夫婦。驚いたことに奥様は私の孫が通っている大道の学校で働いておられることを知りました。それと飯塚から参加した我々夫婦。ベリーダンスを頑張ったカミさんも77歳。私は今年78歳だから多分団体の中では最年長だったのかも。行きのチケットに貼る荷物券を受け取らなかったり、帰国便ではイスタンブールで受け取ったはずの上海から福岡の搭乗券をカミさんが紛失してしまい、添乗員の原さんにはお世話になりました。添乗員の原さんは自転車の趣味があって、走るそうだから、何処かで自転車に乗ってすれ違う事があるかも。旅で訪れた観光名所も食べ物もいいトルコでしたが、一緒に行動した18名も素敵な人たちであったから、旅を楽しく過ごせたのだと思います。この場を借りて参加者全員にありがとうと言いたい。

11時過ぎに出国。税関などは撮影禁止と思ったけれど、係員のブースにあったモスクのイラストと各国の文字が目に付いたので思わずスマホで写真を撮ってしまいました。セキュリティーチェックでは手荷物のスマホ・GPS・デジカメなど全てをカバンから出してX線透視していました。搭乗ゲートの近くにLOUNGEがあったのでポライオリティーカードを提示すると入ることが出来ました。


中国東方航空の上海行きMU704便は定刻の13時35分、イスタンブールを出発し、午後3時前に1回目の機内食が出ました。
イスタンブールから上海まで、飛行機がどんなルートで飛ぶのか知りたいので画面を注目していましたが、離陸直後のアゼルバイジャン付近に向かっている画面の後は、フライトデータが無いという状態のままが続き情報が公開されませんでした。中国政府の圧力で飛行経路を秘密にしているとしか思えない。



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