田貫湖のダイヤモンド富士は、
ガスの中でまったく見学は無理でした。
雨男の真骨頂ですね。
でもねえ、ここは何とかなる男です。
今が全く富士も見えない状態ですが、
今日は絶対富士のきれいな姿は
目に入るはずだと言いながら、
朝食の食堂へと向かう我々でした。
朝食もバイキングでしたねえ。
あさから、山盛りの桜エビとチリメンご飯です。
尿酸値が騒がないか
少しドキドキしながらいただきましたよ。
右下のかまぼこが富士山
というのが笑ってしまいます。
ご飯を食べながら外の景色も
眺めていたのですが、
富士山はまだ何も見えません。
でもきっと見えてくるはずやで
とか言いながら、食後の珈琲を飲み
チェックアウトも済ます我々だったのです。
この日の目的は、富士五湖の観光と
絵手紙美術館の訪問です。
昨夜からカロリーをいっぱい
とったのでお昼はおそばにしよう
という考えも抱いて、
出発してゆく我々でした。
まず最初に向かうのは「本栖湖」です。
富士に沿って設けられている
国道139号を北上してゆきます。
そうして朝霧高原にかかったころです。
おお~なんとまあ我々は
さすがになんとかなる男です。
右手の朝霧高原の向こうに、
きれいな富士山がばっちりです。
しかも山頂の上に朝日がばっちり。
さすがにダイヤモンド富士の朝
ということがわかる景色。
富士が朝日にバッチリと輝き、
ありがたい姿を放っておりました。
思わず空き地に車を止めて、
カメラを構えてしまいました。
それから、国道を少しそれて
草原内の昔の道を走りました。
もう頭の中は「アルプスの少女ハイジ」ではなく
「アルプスのおっさんdoiron」です。
こんなところで生まれ育ったら
どんな感じなんやろうとか考えながら、
がたがた道を走ってゆきます。
なにか自然の大きな力にとらわれて、
精神的に不安定になるのかなあ。
あの上九一色村もこの近くですねえ。
まあそれほど人々の心に
大きな影響をあたえる景色なんでしょうねえ。
しばらく草原を満喫した後は、
また元の国道へと戻りましょう。
国道の周りは林です。
もうこの辺も富士の樹海が
始まっているんでしょうねえ。
ということはまあ、
トレイルランもこの近くを
走っているんでしょうねえ。
昨日の雨も上がって、
今朝は最高の天気でよかったですねえ。
しばらく進んでいくと
「本栖湖」に向かう道路に出ましたので、
左折してゆきます。
本栖湖は富士五湖の最西端の湖です。
もともとはこの隣の精進湖や
西湖とつながっていたのですが、
富士の噴火二回で三つの湖に
分かれたそうです。
深さは121mで富士五湖最深の湖です。
あまり周りに観光地もないのですが、
でもねえ多くの人がこの姿を知っていますよ。
そうあの千円札にこの湖と
富士が印刷されていますねえ。
よく見るとdoironがこの湖の見学で、
立っていたのはちょうどお札に
印刷されている湖畔のところ
なのかもしれません。
ここにはボート遊びをする人も多いようで、
駐車場の車もそんな特別仕様の
車が多かったです。
この本栖湖の名称も面白いですねえ。
噴火を恐れた村人が山を越えて
避難し、噴火が収まってから戻り、
もう一度この地、「元の巣」で
暮らす決意をしたところ、
元の巣から本栖湖になったそうです。
富士山の噴火と人々の動きも交えた
面白い語源を持っています。
この湖の横には竜ヶ岳や烏帽子山もあり
そんな山への登山なんかも
よく行われるそうです。
続く