普通一般の家庭で、
こんなに桜エビとチリメンを
揃えることはないでしょうね。
何となく罪悪感を感じます。
そこへ、店員が握っている
イカなどのお寿司と
山菜のてんぷらなどで
食欲を揺さぶります。
またちょっと特殊なおでんやイカの佃煮、
おそばなどを盛り付けて
第一弾は終わりです。
この後も焼きそばや
刺身なんかもいただきました。
あ、もちろんビールもジョッキに
山盛りというか富士盛りというか。
もうどれも富士盛りやなあと
我々は大騒ぎです。
腹いっぱい食べて飲んで笑って、
おなかもすっかり富士山なみに
膨れ上がった我々だったのでした。
食事も済み、アルコールで
ほんわか出来上がった感じで、
再び雨の中コテージへと戻ってゆきましょう。
かなりの量が降っていますねえ。
コテージの屋根の上にも
雨がざあざあと降り注いでいます。
これはあしたはダイヤモンド富士は
見れないかなあ、
今日のフロントで見た写真で
我慢しておくかあとか言いながら、
雨の中相変わらずビールを
飲み進む我々だったのでしたあ。
こんな時はいつも思うね。
明日大阪に帰ったら、
ダイエット頑張ろうって。
静岡ビールでほどよく酔った我々は、
星を観察するなどもできず、
ベッドルームで雨音を聞きながら
こってりと熟睡するのでありました。
翌朝、静かな森の中鳥の鳴き声なんかを
聞きながら目覚めました。
どうやら雨はやんでいるようです。
今日の日の出は6時頃です。
頑張って5時に起きて、
昨日フロントで聞いた
絶景地点へと歩いて向かいます。
雨はもう降っていないのですが、
木陰を歩くのでぱらぱらと
昨日の雨が葉っぱから落ちてきます。
傘をさして向かいましょう。
コテージを出て、田貫湖のまわりの
周遊道路へと向かいましょう。
湖のまわりには一周4kmの道が作られていて、
歩けば1時間で一周。
自転車だったら15分で一周します。
前回ここに来た時は、
この池の周りを朝トレやと言いながら走ったなあ。
そういえば昔の思い出は
全部ランニングに絡んだものばかりですねえ。
今回は静かに鳥の鳴き声を聞きながら、
歩いてゆきます。
時おり見える遠い景色もガスの中ですねえ。
ここのダイヤモンド富士を撮影しに、
宿泊していなくても
地元の人たちは車で駆けつけるようですねえ。
ダム湖の向こうに富士山が
見える場所まで行くと、
もう大勢の人たちがいます。
こちらが憧れるような望遠レンズを
持った人や立派な三脚を立てて
スタンバイしている人。
そんな人たちを見ていて思ったのは、
高級なカメラをもっている
高齢の女性が多いことでした。
さあではdoiron達もスタンバイしましょう。
景色はこんな感じでした。
富士山の「ふ」の字も見えません。
風もなく、静かな山の湖の景色が
目の前に広がっています。
日の出の時間が近づいてきますが、
景色に変化なしですねえ。
これはダメかあと思いつつも
景色を眺めていると、
なんか霧の中に富士山の姿が
浮かび上がってくるように見えます。
心が富士を描いているんですねえ。
ここでカメラを構えている人達も
徐々に減ってゆきました。
やはり今日は無理なようでしたね。
残念です。
でも朝食までまだ少し時間もありそうなので、
田貫湖周遊道を歩いてみることにしました。
生えている植物は春のものですねえ。
みごとなマムシグサが生えていましたよ。
スギ林の中もこれからもっと
にぎやかになって来るんでしょうねえ。
続く