呑んべぇ爺さん

呑んべぇ爺さん「音岳」の記録とつぶやき

六甲最高峰タイムトライアル

2006年11月18日 | トレーニング

阪急「芦屋川」から六甲最高峰までの単独タイムトライアルを初めて試す。結果は1時間53分4秒だった。

 昨年、車購入の品定めに各社のディラーまわりをしている時に、トヨタ・ファンカーゴを見にトヨタカローラ神戸(株) 東灘(営)に行く。車の主な使い道を尋ねられて山の話になり、若い営業マンは自分の父親が山のガイドをしていると言い、自分の名詞に父親の名前「三輪文一」と書いてくれた。帰って早速インターネットで調べると、ホームページが見つかった。(現在は個人のページは無くなっており、関西山岳ガイド協会のページだけになっている)

 「三輪文一」氏のプロフィールは、「1949年芦屋生。(社)日本山岳ガイド協会認定登攀ガイド。関西山岳ガイド協会会長。88年エベレスト、91年ナムチャバルワの日本山岳隊に参加。」というものであった。そのHP中に自分の体力を知る方法の一例として 六甲登山タイムトライアルという、次の内容が書かれていた。

 コースを、「阪急芦屋川駅~高座の滝~風吹岩~雨が峠~本庄橋跡~七曲り~一軒茶屋~六甲最高峰」にした場合、休憩時間を含むトータル時間で、どれだけでクリヤー出来る体力かによって、グレード目安が書かれていた。「普通の山登り⇒ 3時間以内、 日本アルプスに登る⇒ 2時間30分以内、ヨーロッパアルプスに登る⇒ 2時間以内、 8000m級の山登り⇒ 1時間30分以内」

 自分はどの程度なのだろう、と以前から少し気になっていた。先週は全従したし、明日は雨模様なので遠出はする気にならないので、この事を思い出した。コースタイムがほぼ3時間だから半分の1時間半は無理にしても、是非2/3の2時間は切りたい。水分3kg持って、いつもの縦走スタイルで8:20頃阪急芦屋川駅に着くと、駅前は登山客が大勢待ち合わせをしている。きっちり時間を計るため柔軟体操などをしながら、橋の上で待つ。
【阪急芦屋川駅前の橋からの六甲山】
 2時間を切るのを目標に、8:30きっかりに出発する。
【出発点】
時間稼ぎに最初からマラニック風にゆっくり走る。次々登山者が現れる横を通過する。何とか「高座の滝」手前の階段まで歩きに近いが、休まずゆっくり走れる。高座の滝まで15分18秒かかる。
【高座の滝】

「風吹岩」まで登山者が多く思うように進めない事もあるが、ここまでは何とか頑張って23分55秒で着く。阪急芦屋川駅から39分13秒かかっているが、コースタイムを覚えていなかったので早いのだか遅いのだか判らない。
【風吹岩1】
【風吹岩2】

 「風吹岩」から先のゴルフクラブまでは下りや平坦地が多くなって走れる事が多くなる。
【芦屋カンツリークラブの道路を渡る】
芦屋カンツリークラブの水飲み場で一杯飲んでから再出発する。「雨ケ峠」への登りでスピードが鈍っている所に、しっかりした登山靴の足音をさせながら若者がスーッと追い越して行く。あっという間に見えなくなり、いつもながら自分の登りの遅さを思い知らされる。「雨ケ峠」に27分23秒もかかる。
【雨ケ峠】

 「本庄橋跡」までは下りが多く、10分14秒で着き、ここで少し体力が回復しリズムが戻って来て、一軒茶屋に31分ジャストで着く。最高峰に5分14秒かかって10時23分4秒に到着し、何とか目標の2時間は切れたが、ひそかに狙った1時間30分は途中から無理と判った。

 残念ながら今の体力では「チョーオユー」は無理と宣告されたようなもので、まだまだトレーニングをしなければならないのがはっきりした。でもトレッキングピークの「メラ・ピーク」や「アイランド・ピーク」あたりは何とか挑戦できそうだ。
 山頂から大阪湾方面を見ると陸地は朝靄が一面にかかっている。
【大阪湾方面の朝靄】

 後は、気楽に帰るだけだけれど、どこから帰るか考えていなかった。六甲山上道路からアイスロードが一番早い道だが、面白くない。来た道を引き返して「本庄橋跡」付近から、通った事のない森林管理道(高巻き道)から住吉道に下り、いつもの住吉川ジョグ道で帰ろうと決める。「本庄橋跡」に来ると登りでは気付かなかった紅葉が美しかった。
【本庄橋跡の紅葉】
【森林管理道への分岐】
【森林管理道1】
【森林管理道2】
【森林管理道3】

 住吉道に着き、川沿いに下っていると「熟達者向き・迷い易い」と書いた木柱の標識に出会う。5月14日に登った時の五助山の登り口を捜した時にもう少し先まで進めばここから登れたのではないかと思う。時計を見ると12時半でまだ早い。トレーニング不足も感じるので、どんな道か登ってみる事にする。

 最初は木段の急登である。
【木段の急登】
【五助山道】
【五助山頂】
【五助山道からの六甲山系】
【五助山道終点】
急登はずっと続いて、かなりしてから5月14日のルートと合流する。その先は少し緩くなる。五助山ピークを過ぎて、どこかの山岳会だろう大勢の中高年パーティに出会う。「対抗者一人」と言って通してくれる。以降はただ黙々と登るだけで、下りは油コブシ経由で自宅まで歩いて帰る。

 途中天気予報より半日早い小雨が降りだす。  (42,800歩:出発から帰宅まで)



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