カシオペアの現実(PART 1)
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卑弥子さん。。。 今日は寝台特急カシオペアでお母さんと札幌に行った話をするのですか?
そうでござ~♪~ますわ。。。 デンマンさんは興味なさそうですわね。
。。。ん? いや。。。 僕は興味がありますよう。
でも、なんだかウンザリしたような表情が顔に出てますわ。
やだなあああァ~。。。 嫌味を言うのも程々にして寝台特急カシオペアの旅の話をしてくださいよう。
無理して聞いてくださらなくてもいいのでざ~ますわ。
いや。。。 無理してません。 ぜひ聞かせてください。 お願いします。
デンマンさんが喜びそうなエロい話はないのですけれど。。。
分かってますよう。。。 分かってますう。。。 卑弥子さんとお母さんで旅行したらエロい話が飛び出すはずがないのですからねぇ。。。
そのようなつまらなそうなお顔をしないで、もう少し嬉しそうな表情を浮かべてくださいな。
卑弥子さん!。。。 僕の記事は長くなるのですよう。 だから、余計な事はしゃべらなくていいから、すぐに旅の話に入ってください。
分かりましたわ。 デンマンさんがそのように急(せ)かせるのであればカシオペアに乗るところからお話いたしますわ。
あっ。。。 その前に一つだけ聞いておきたい事があるのですよう。
何でござ~ますか?
どうしてお父さんが一緒ではないのですか? お母さんを誘うならば当然お父さんだって一緒に出かけたくなるでしょう?
ところが父は一緒に行きたくなかったのですわ。
どうして。。。?
今、母と父は別居しているのでござ~ますう。
どうして。。。?
実は、父は、あたくしとさほど年が離れていない女性と一緒に暮らしているのですわ。
あれっ。。。 卑弥子さんのお父さんは、なかなかのやり手なのですねぇ~。 うへへへへへ。。。
デンマンさん! 人聞きの悪いことを言わないでくださいましなァ。 あたくしの父は女遊びなどできない真面目な性格なのですわ。 デンマンさんが想像するような女にだらしのない男ではないのでござ~ますう。
その生真面目なお父さんがどうしてお母さんと別居して若い女性と同棲しているのですか?
あたくしの母は優しそうに見えますけれど、芯のきつい厳しい面を持っているのですわ。
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ほおォ~、芯が強くて厳しそうには見えませんけれどねぇ~。。。
初めて母を目にした人は、たいていデンマンさんのような印象を持つのですわ。 でも、女の心の奥には人には見せない面がありますから。。。
うん、うん、うん。。。 分かりますよう。 特に日本人の女は表面的にはおとなしく、優しい印象を与えようと常に努力していますからね。。。
あらっ。。。 カナダ人の女性はおとなしく、優しい印象を与えようと常に努力していないのでござ~ますか?
そのような演技をしませんよう。 もう自然なままの表情を浮かべてルンルン気分でミーちゃんハーちゃん丸出しで生活しているのですよ。
マジでござ~♪~ますか?
だいたい、日本人の女性は旅行するとなると、ほとんど誰もが“よそ行き”の支度をして着飾るでしょう! でもねぇ~、カナダ人の女性で周囲の目を気にして旅行に出る時に着飾る人なんてほとんどいませんよう。 普段着と変わらない服装で出かけるミーハーが圧倒的に多いのですよう。 要するに、日本人の女性と違って“内”と“外”の違いがほとんどないのです。 つまり、見たままの、あるがままの女性が多いのですよう。 ところが、日本人の女性となると、なかなか本性を現さない。 僕も日本で暮らしていた頃には、ずいぶんと外見でごまかされましたよう。 おそらく、卑弥子さんのお母さんも典型的な日本女性だと思います。
確かに言われてみると、うちの母にはそのようなところがござ~ますわ。 しかも京都人というのは外見や世間体をずいぶんと気にしますから。。。
でしょう!? 京都の女性の言うことを真に受けると、とんでもないことになりますからね。 例の“京都のオブ”に呼ばれて、鼻の下を伸ばして“じゃあ、喜んでオブに呼ばれます”なんて言ったら最後、“この人はあつかましい人だ!”と内心で思われて、その後、お付き合いはなくなりますからね。
デンマンさんは京都の女性には煮え湯を飲まされたようですわね?
そうなのですよう。 京都の女性はいかにも優雅に応対するけれど、顔で笑って心の中ではアカンベをしている女性が結構いますらね。
それはデンマンさんの印象が悪かったからですわよ。 良い人に対しては京都の女性も素直に対応するのですわよ。 京都の女性が、すべてデンマンさんが言うほどタチの悪い人ではござ~ませんわ。
とにかく、“顔で笑って心で泣いて。。。”というような芸当は日本の女性に特有なものじゃないですか?
カナダ人の女性は、そのような事はないのですか?
その点、カナダ人の女性は呆れるほど感情を表情に出しますよ。 “顔で笑って心で泣いて。。。”というようなことは、まず理解できませんよう。 とにかく、卑弥子さんが京都で生まれ育ったと聞いた時から、僕は卑弥子さんには充分気をつけているのですよう。 うへへへへへ。。。
それでデンマンさんは、あたくしに対して酷(ひど)い仕打ちをなさったのですわね!?
。。。ん? 僕が卑弥子さんに対して酷い仕打ちをしたァ~?
そうでござ~ますわ。 今でも決して忘れることができませんわ。
衝撃の角度
あたくしがせっかく「鶴の舞」をデンマンさんにご覧に入れたのに、デンマンさんは無感動どころか、その後で、あたくしを無視しようとなさったのですわ。
卑弥子さんを僕が無視したと。。。?
そうでござ~♪~ますわア。この「鶴の舞」を好きな殿方にご覧に入れれば、その方の心を引き寄せてしまうという言い伝えのある取って置きの秘法でござ~♪~ますわ。ところが、その晩、あたくしがデンマンさんとお布団を並べて寝物語をしようとしたら、デンマンさんはあたくしのお布団とデンマンさんのお布団の間に“ついたて”を立ててしまったのでござ~♪~ますわ。
また。。。、また、卑弥子さんは、その話を持ち出すのですかぁ~?
だってぇ~、ヨガの秘法も効き目がなかったのでござ~♪~ますわア。。。あたくしは清水(きよみず)の舞台から飛び降りるつもりで。。。決死の覚悟をしてデンマンさんに、あたくしのむき出しの姿をお目にかけたのでござ~♪~ますわア。ところが。。。、ところが、アンナさんのヌードにはデンマンさんが呆れるほどのこだわりを示したのにィ~、あたくしの“おヌード”には拒絶反応を示したのでござ~♪~ますわア。これは。。。これは。。。デンマンさんの上の理論に従うのであれば、あたくしの「鶴の舞」を“はしたない姿”だと見下して目をそむけたのでござ~♪~ますわ。醜い姿、もう二度と見たくない醜態(しゅうたい)だと思ったのでござ~♪~ますわね?
やだなあああぁ~。。。もうずいぶん前の事ですよう。
アンナさんの事は20年も前の事ですわ。それから比べれば箱根の事は、つい最近の出来事でござ~♪~ますう。。。んもお~~ あたくしは、女として。。。アンナさんと変わらぬ女としてデンマンさんに侮辱されたような気がいたしますわ。
あのねぇ~、卑弥子さんは、かなりオーバーに反応してしまっていますよう。。。。それも。。。それも。。。卑弥子さんの誤解ですよう。
誤解ではありませんってばあああぁ~。。。んもお~♪~!
『ハマグリ裏話 (2010年1月14日)』より
あのねぇ~、卑弥子さんは誤解しているのですよう。
誤解も、六階も、七回の裏もござ~ませんわ。 あたくしの乙女心をデンマンさんは踏みにじったのですわよう。
さっきも言ったように京都の女性は、“したたか”なところがあるのですよう。
どこが、どのように“したたか”なのでござ~ますか?
もう一度次の場面を思い出してくださいよう。
ユニークな女心を持った卑弥子さん
僕がいい気持ちで露天風呂に浸かっている時に、卑弥子さんは急に外に出たのですよ。ガバァッと立ち上がって。。。そして、さも自慢そうに言ったものですよ。“デンマンさん。。。デンマンさん。。。見て。。。見てぇ~。。。あたくし。。。あたくし、このような事までできるのでござ~♪~ますわよゥ。” 僕は、一体、卑弥子さんが何を始めるのか?とあっけにとられて見ていると、次のような驚くべき姿勢をとったのですよ。
僕は風呂に首まで浸かったままで、口をあんぐり開けて見上げましたよ。
すっげぇ~♪~
僕は内心、本当に驚きましたよゥ。心臓麻痺を起こして死んでしまうのではないかと、ボクは。。。僕は。。。念仏を唱(とな)えたほどですよ。
いいえ、デンマンさんは決してそのように驚いていませんでしたわ。
ん。。。? 僕が驚いていなかったぁ。。。?
デンマンさんは少しも驚いていませんでしたわ。
ど。。。ど。。。どうして、分かるのですか?卑弥子さんは上の画像でも分かるとおり、僕とは反対方向に顔が向いているのですよ。僕の様子を見ることができなかったはずですよ。
あたくしはちゃんと見ていたのですわ。
まさかぁ~。。。頭の後ろに目が付いていない限り僕の様子は見えないはずですよ。。。んもお~~。。。いい加減な事は言わないでくださいよゥ。
デンマンさんは夢中になって、瞬(まばた)きもしないでじっとアソコを見ていたから気づかなかったのですわ。あたくしは右手に小さな鏡を隠し持っていたのですわ。そうやってデンマンさんの反応をじっと確かめていたのですわ。
ま。。。ま。。。まさかぁ~。。。?
デンマンさんは驚くどころか冷静に落ち着いて、さも興味深そうにマジマジとアソコを見つめていましたわア。
やだなあああァ~。。。卑弥子さんは。。。卑弥子さんは。。。そのような性格の悪い事をするのですか?。。。僕を。。。僕を。。。試したのですね?
『いきいきのびのび小百合さん』より
(2007年11月30日)
卑弥子さんは何も知らない振りをしながら大胆な姿勢で僕に挑(いど)みながらも、右手に小さな鏡を隠し持って僕の様子をじっと観察するような“したたか”さを持っていたのですよう。
つまり、あたくしが小さな鏡を隠し持ってデンマンさんの様子をじっと観察していたことを知ってデンマンさんはムカついたのですか?
だってぇ~、僕は卑弥子さんが見てないと信じきっていましたからね。 だから。。。、だから。。。、僕は卑弥子さんの大切な所をしみじみと心ゆくまで眺めたのですよう。。。そしたら。。。、卑弥子さんはそのような僕の様子をじっくりと観察していたと言う。。。
もちろんですわ。 当然のことですわ。 うふふふふふ。。。
だから、そのようなところが京都生まれで京都育ちの女性のいけ好かないところだと僕は言うのですよう。
要するに、デンマンさんのヤ~らしさがネットで公開されたので、あたくしに腹を立てているわけなのでござ~ますわね。
卑弥子さんのやり方が男を馬鹿にしたやり方なのですよう。
それでデンマンさんは、あたくしのお布団とデンマンさんのお布団の間に“ついたて”を立てて、引いてしまったのでござ~ますか?
当然でしょう。。。 卑弥子さんのことだから部屋のどこかにビデオカメラが備え付けれらていて、一部始終を撮影されているかもしれない。。。 もし、そんな事にでもなれば、そのビデオが証拠とされて、挙句の果てに裁判沙汰にまでも発展するかもしれない。。。 僕は、そう思うと背筋が寒くなったのですよう。
デンマンさんは。。。 デンマンさんは、そのように妄想して“ついたて”を立てたのでござ~ますか?
だってぇそうでしょう。。。 そうなったら、卑弥子さんは最悪の場合にはYouTubeにビデオクリップを投稿するかもしれないのですよう。
いやですわァ~。。。 デンマンさんは、そこまで妄想を働かせたのでござ~ますかァ~?
あのねぇ~。。。 どうして、カシオペアの旅の話が“ついたて”の話になってしまたのですかア!?
デンマンさんが『衝撃の角度』を持ち出したからですわ!
それは卑弥子さんでしょう! んもおおおォ~!
分かりましたわ。 つい心に突き刺さった忘れられない思い出が口をついて出てしまったのでござ~ますわ。。。 んで、どこまで話したのかしら?
あのねぇ~、まだ、卑弥子さんは旅の話を始めてないのですよう!
思い返せば、デンマンさんが私の話をさえぎって質問したからですわ。 もう余計な質問はしないでくださいなァ。
でも、卑弥子さんの生真面目なお父さんがどうして若い女性と同棲始めたのか? やっぱり、気になりますよう。 いったい、どういうことなのですか?
デンマンさんはカシオペアの旅の話が聞きたいのですか? それとも、あたくしの父と若い女性の同棲生活が聞きたいのですか?
あのねぇ~、ついでだから、まず卑弥子さんのお父さんと若い女性の同棲生活を最初に聞いて、それからカシオペアの旅というのはどうですか? うしししし。。。
それなら、あたくしは帰らせてもらいますわ。 この記事ではとても語りつくせませんわ。。。 じゃあ、デンマンさん、これで失礼しますう。
ちょっと。。。 ちょっと、卑弥子さん! 待って下さいよう! ここで卑弥子さんに帰られてしまっては、ここまで読んできた日本語が解る世界のネット市民の皆様はがっかりしてしまいますよう。 でかかったクシャミを途中で止めろ!と言われたようなものですよう。 お父さんの事はどうでもいいから、せめてカシオペアの旅の話を聞かせてくださいよう。
分かりましたわ。 父のことで母は落ち込んでいたので、それであたくしはカシオペアの旅に誘ったのですわ。
なるほどォ~。。。 そういうわけだったのですか? お母さんは元気を取り戻しましたか?
もちろんですわ。 とにかく、1泊 50、980円の展望室カシオペアスイートですわ。 母はすっかり感激してしまいましたわ。
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