◇荒野にて(Lean on Pete)
競馬馬の厩舎ってのは、こんなに個人的で小さな経営なんだろうか?
なんだか大昔のつのだじろうの漫画『おれの太陽』をおもいだした。
もちろん、もっと現実味のある物語で、主人公の少年チャーリー・プラマーは父親トラビス・フィメルが浮気相手の夫に半死半生にあわされたせいで死んじゃうっていうおもわぬ展開を見せてそこから坂を転げ落ちるように不幸になっていって、たいせつに育てたけどどうにも勝てない競走馬が厩舎の主スティーブ・プシェミに売られてしまうことになり、これをせっかく連れ出したのに車に撥ねられて死なせてしまうとかってまじありか?ってな展開で、いやもう、これでアリソン・エリオットのところへ辿り着いてほしいなあっていう淡い期待だけを持って観終わるわけだけれど、なんかな~。