◇秘密への招待状(After the Wedding)
デンマーク映画のリメイクなのか。
元の作品とは男女を入れ替えてるらしいんだけど、そりゃそうだわね、監督のバート・フレインドリッチはジュリアン・ムーアのなんだから。でも、なるほど、だからあんまりおもしろくないのか。とにかくジュリアン・ムーアが好い人で、不治の病をわずらうからなおさら好い人に見えたりして、もうすこし硬派な映画かとおもったら、それどころか、かなりお涙ちょうだいって物語があり、父親の出る幕はないんだな~って感じだ。
インドで赤字の孤児院を経営しているミッシェル・ウィリアムは、理想主義的なところを見せて、つきあってまもなく妊娠したんだけど、理想をおいもとめるあまり子供を棄てたという設定で、これは好い感じだったし、似合ってた。
ただまあ全体的に予定調和な感じがあって、ラストをうまく収めるための不治の病っていうのが見えすぎてて、こういう病気の使い方ってのはちょっとなあっておもわないでもない。