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活動日記(特定非営利活動法人ダッシュ)

大阪和泉で活動するNPO法人ダッシュの活動日記です。

■平和だからこそ感じられる楽しさをみんなで実感してみませんか!?

2014年02月02日 02時02分02秒 | ■人権運動アラカルト

平和だからこそ感じられる楽しさをみんなで実感してみませんか!?

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■平和フェスタ2014■
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和泉市人権平和事業実行委員会

 


<とき>
2014年2月11日(火)※建国記念の日
10:00-12:00

<ばしょ>
和泉市立人権文化センター(ゆう・ゆうプラザ)5F和室


(1)アコーディオン演奏と歌

(2)朗読

(3)市民研修会ビデオ上映
 東住吉区模擬原爆「パンプキン」についての現地学習会の様子を紹介します。

(4)ハーモニカ演奏と歌

(5)ノコギリ演奏と手品

★戦時食(すいとん、ふかしいも)の試食会も行います。

★参加無料★申込不要★

<問>和泉市役所総務部人権男女参画室
電話:0725-99-8115


和泉市人権平和事業実行委員会

http://blog.goo.ne.jp/izumixpeace

http://twitter.com/izumixpeace

 

 

 

 

 


■もののけ姫

2013年11月26日 11時26分26秒 | ■人権運動アラカルト

「モノノケ姫」の米良美一講演会です。

@詳細
http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/event/1383199369945.html

@チラシ
http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/20/37shiminnotudoi.pdf


第37回「いのち・愛・人権」市民の集いを開催

分野 人権・国際・男女共同
開催日時 2013年12月8日(日曜日)
午後1時30分~午後3時(開場は午後1時から)
場所 和泉市コミュニティセンター3階多目的ホール
申込 必要
電話(0725-99-8115)、ファックス(0725-45-3128)、Eメールにて、「市民の集い希望」と明記し、住所・氏名・電話番号・参加人数(4人まで)を記入の上、11月6日(水曜日)午前9時から定員に達するまで人権・男女参画室で受付。
詳細・内容
人権講演会「生きながら生まれ変わる」
講師:米良 美一さん(歌手)
【プロフィール】
 1971年宮崎県生まれ。洗足学園音楽大学卒業。
 先天性骨形成不全症という難病と闘いながらも、幼少時より歌の世界で才能を光らせる。
 1994年にデビュー。アムステルダム音楽院への留学を経て、1997年に宮崎駿監督作品「もののけ姫」の主題歌で一躍脚光を浴びる。以後カウンター・テナー歌手として、世界的に活躍を続けている。また、テレビ・ラジオにも多数出演し、親しみやすい人柄と個性豊かな語り口で、世代を越えて人気を集めている。
定員
300名(先着順)
費用
無料
関連ファイル
「いのち・愛・人権」市民の集いチラシ(PDF:454.5KB)
備考
1.手話通訳・要約筆記あり
2.一時保育あり(1歳6か月~就学前児童・定員10名まで)【要予約】

主催:和泉市・和泉市人権啓発推進協議会・和泉市人権協会・岸和田人権擁護委員協議会和泉市地区委員会
問い合わせ先 〒594-8501
大阪府和泉市府中町二丁目7番5号
和泉市 総務部 人権・男女参画室 人権国際担当
電話:0725-41-1551(代表) 0725-99-8115(直通)
ファックス:0725-45-3128
メールフォームでのお問い合わせ


■殺人犯というレッテルを背負いながら 泣き 笑い 怒り 日々を凛と生き抜く夫婦の物語!

2013年11月22日 22時22分22秒 | ■人権運動アラカルト

★映画情報です。


50年間無実を訴えつづける人がいる!石川一雄74歳

殺人犯というレッテルを背負いながら 泣き 笑い 怒り 日々を凛と生き抜く夫婦の物語!


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ドキュメンタリー映画
「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」上映会
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日時:2013年12月6日(金) 午後7:00~9:00
会場:日本キリスト教団 いずみ教会
和泉市伯太町1247-7 Tel.Fax.0725-43-1047
JR阪和線信太山(しのだやま)駅より北に徒歩5分

参加費:1,000円

主催:解放をめざす会

 

 

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映画「SAYAMA」

http://sayama-movie.com/


◆映画への想い

2010年 、はじめて狭山を訪れ石川さんを撮影させてもらいました 。

撮影終了後スタッフが無くしてしまった小さなネジを石川さんは一生懸命、一緒に探してくれました 。
我々があきらめた後もずっと地面に這いつくばって懸命に探すその姿に触れ 、
スタッフ一同「石川さんは無実に決まってる…」と あらためて確認しあいました。

1963年は私(金聖雄)が生まれた年です。 その同じ年に石川一雄さんは24歳という若さで獄中という闇のなかに放り込まれました 。
私の歳と同じ50年間、ずっと無実の罪を背負い続けているのです 。

しかし石川さんはこう言います 。「我が人生に悔いはなし!」 。

半世紀近く強いられた人生を送りながらどうして「悔いが無い」なんていえるのだろうか?はじめは不思議でした 。
しかし撮影を重ねるうちにその言葉の意味が少しずつわかるようになってきました 。

獄中で文字を獲得したこと、妻早智子さんをはじめたくさんの人との出会い、狭山事件を通して生まれた固い絆、
そして同じ冤罪を闘う仲間との友情… 。 石川さんは過酷な環境の中にありながらも 、自分の人生を生きぬいてきたのです 。

そのあきらめない姿は、時として美しく 、人々に感動を与えます 。
2011年の夏には妻 、早智子さんの田舎徳島で剣山の登山や川遊びなど
リラックスした石川夫婦の表情や2人の「恋」について話を聞くこともできました 。

そして石川一雄さんの両親のお墓参りの撮影 。そこに石川一雄さんはいませんでした 。
獄中で両親を亡くした石川さんは無実が証明されるまでお墓参りはしないと決めているのです 。
74歳の石川一雄さんには夢があります 。 「無実を証明して中学校に行きたい!」

私たちに出来ることは映画を通して「狭山事件 石川一雄」を記録し 、一人でも多くの人に届けること 。
その結果として石川さんの再審への手助けになれば幸いです。

スタッフ一同


■「模擬原爆」現地学習会

2013年11月21日 21時21分21秒 | ■人権運動アラカルト

★定員にあきがあるので、追加募集中です。詳細はお問合せください。


http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/soumubu/zinkenkokusai/osirase/1383268977099.html

 


平和市民研修会「平和を学ぶ!模擬原爆と大阪空襲」
分野 人権・国際・男女共同
開催日時 2013年11月29日(金曜日)
場所
・ピースおおさか(大阪国際平和センター)
・東住吉区田辺(場所:桃ヶ池公園市民活動センター)
申込 必要
電話(0725-99-8115)・ファックス(0725-45-3128)、ハガキ、Eメールにて「平和市民研修会参加希望」と明記し、氏名・住所・電話番号・参加人数(4人まで)を記入の上、11月19日(火曜日)まで<必着>人権・男女参画室で受付。
詳細・内容
1日参加者全員でバスに乗り、平和を学ぶ行程となっております。
【集合時間場所(1.2を選択いただけます)】
 1.午前8時30分 和泉市役所奥第2駐車場
 2.午前8時45分 ゆう・ゆうプラザ(人権文化センター)駐車場
【午前】
 ピースおおさかにて大阪空襲について学びます。
【午後】
 東住吉区田辺にて模擬原爆について学び、空襲体験者の方々から生のお話をお伺いします。
【帰宅時間場所】
 午後4時50分頃 ゆう・ゆうプラザ(人権文化センター)駐車場  到着・解散
 午後5時頃 和泉市役所奥第2駐車場  到着・解散
 (注意)帰宅時間については研修会の進行や交通状況によって前後する事がございますので、あらかじめご了承ください。
定員
20名(申込多数の場合は抽選)
費用
1500円(昼食代等含む)
備考
主催:和泉市人権平和事業実行委員会
問い合わせ先 〒594-8501
大阪府和泉市府中町二丁目7番5号
和泉市 総務部 人権・男女参画室 人権国際担当
電話:0725-41-1551(代表) 0725-99-8115(直通)
ファックス:0725-45-3128
メールフォームでのお問い合わせ

 

 


■ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》2013

2013年08月29日 08時08分08秒 | ■人権運動アラカルト

ドキュメント映画上映企画の情報です。


http://hdff.jp/

より転載

 

ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》2013
「“みつめ、想い、希望する” そして 新たな営みがはじまる・・・。」

人間の本質に迫り、社会の今を切り取る、大阪阿倍野生まれのヒューマンドキュメンタリー映画祭。
開催11周年を迎えた今年、生きる原点をみつめ様々な気づきをもたらす優れたドキュメンタリー映画を一挙に上映します。

【開催期間】
2013年8月30日(金)~9月1日(日) 10:00~20:30

【会場】大阪市・阿倍野区民センター 大ホール
(545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋4丁目19-118)

【アクセス】地下鉄谷町線阿倍野駅から徒歩1分
【入場料】
1日券 当日2,500円(前売2,000円) 3日通し券 当日5,000円
【主催】ヒューマンDFプロジェクト
【お問い合わせ】
TEL:080-6180-1542/FAX:06-6945-1177


公式サイト http://www.hdff.jp/
ブログ http://ameblo.jp/hdff
ツイッター https://twitter.com/hdff_abeno
Facebook http://www.facebook.com/hdff.jp


■こころの健康ボランティアセミナー

2013年08月14日 14時14分14秒 | ■人権運動アラカルト

「ふれあい」さんセミナーの情報が来ましたのでご紹介します。

ドキュメント映画「精神」の上映会もします。 

 


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■こころの健康ボランティアセミナー
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~人との出会いから、新たな自分発見の旅に・・・!~

仕事や子育てから少し手が離れてできた自分の大切な時間を有効に使いたい・・・と思っているあなた!!ボランティアをはじめてみませんか?

自分自身にも大いに関係ある心の病について学び、考えを深め、あなたのできることを発見し、共に歩みはじめてみませんか?

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2013年

1回目9/27(金)
講演「病からくる生活のしづらさ」
稲垣診療所ケースワーカー長崎敏和さん

2回目10/4(金)
当事者の体験談「病と生きる私の生活」当事者

3回目◇ボランティア体験◇
10/5(土)~17(木)
精神障がい者社会復帰施設(作業所・支援センター)体験・見学
※連続ではありません。日程と関心のある施設を調整します。

4回目10/18(金)
講座振り返り・交流会「ボランティア活動の実際から」ファシリテーター(主催者)ハートandハート(ボランティアグループ)

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【場所】和泉市コミュニティセンター4階視聴覚室

【時間】午後2時~4時

【定員】20名(参加費は無料です)

【問い合わせ・申し込み】地域活動支援センターふれあい(日・木・祝祭日休み)
 TEL・FAX0725―40―1827(10時~18時)

【主催】地域活動支援センターふれあい

【協力】精神保健福祉ボランティアグループハートandハート、いずみひのき製作所

 

 

 

 


こころの傷に特効薬、ありますか?

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■映画「精神」
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<日時>

平成25年(2013年)8月23日(金)
10:00-12:15
13:30-15:45
19:00-21:15

平成25年(2013年)9月8日(日)
10:00-12:15
13:30-15:45

<場所>ゆう・ゆうプラザ4階視聴覚教室
<申込>不要です。直接会場へお越しください。(参加無料)
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会場:ゆう・ゆうプラザ(和泉市立人権文化センター)
大阪府和泉市伯太町6-1-20
JR阪和線信太山駅から200M
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→詳細はダッシュまでお問い合わせください。
WEB:http://dash-npo.org
電話0725-46-3809
Eメール:infoアットdash-npo.org
※「アット」を「@」にして送信してください。

 

 

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映画「精神」公式サイトより

http://www.laboratoryx.us/mentaljp/

(監督・撮影・録音・編集・製作:想田和弘/2008/135分)


これまでタブーとされてきた精神科にカメラをいれ、

「こころの病」と向き合う人々がおりなす悲喜こもごもを、

モザイク一切なしで鮮烈に描いた日本初のドキュメンタリー!

 

★「正気」とは?「狂気」とは?心の傷に包帯は巻けるのだろうか?

格差社会、ひきこもり、ニート、ネットカフェ難民、ワーキング・プア、無差別殺人…自殺者数が11年連続で3万人を超える現代日本。閉塞的で孤独感がただようこの国で、誰もが「生きにくさ」を感じたことがあるのではないだろうか。『精神』は、精神科にカメラを入れ、その世界をつぶさに観察。「正気」と「狂気」の境界線を問い直し、現代人の精神のありように迫った。同時に、心に負った深い傷はどうしたら癒されるのか、正面から問いかける。

★ここにある病。ここにある、小さな光。

外来の精神科診療所「こらーる岡山」に集う様々な患者たち。病気に苦しみ自殺未遂を繰り返す人もいれば、病気とつきあいながら、哲学や信仰、芸術を深めていく人もいる。涙あり、笑いあり、母がいて、子がいて、孤独と出会いがある。そこに社会の縮図が見える。

代表である山本昌知医師のモットーは、「病気ではなく人を看る」、「本人の話に耳を傾ける」、「人薬(ひとぐすり)」。精神科病棟の鍵を取り払う運動にも取り組んできた「現代の赤ひげ」とも言える彼は、患者たちが地域で暮らしていける方法を模索し続けている。


■ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~<映画>

2013年08月11日 11時11分11秒 | ■人権運動アラカルト

今年も12/7に「いずみ琉球フェスティバル」を準備しています。

「本土」から沖縄を考える。沖縄から日本をみる。8/24に下記のような映画上映企画がありますのでお知らせします。


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ひまわりを愛する少年の夢も、少女の未来も、一瞬のうちに奪われてしまった。

基地と人間の壮大な物語、感動の映画化。

そのジェット機は炎上しながら学校に墜ちた…。

実際の事件を元にした今の日本に問う感動の意欲作
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出演:長塚京三、那須健太、能年玲奈(NHK「あまちゃん」主演)、福田沙紀ほか


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【平和映画会「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~」】
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日時:2013年8月24日(土)
午前の部:10時から、午後の部:1時30分から
(開場は各回30分前、上映時間110分)

内容:沖縄が米占領下の1959年、小学校に米軍ジェット戦闘機が墜落、多くの死傷者を出した事件を軸に、今も変わらない沖縄の現実と基地撤去を求める人々を描いた人間ドラマ。

場所:和泉市コミュニティセンター3階多目的ホール

定員:各回300名 ※先着順 (無料)

申込:電話(0725-99-8115)・FAX(0725-45-3128)・Eメールにて、「平和映画会参加希望」と明記し、住所・氏名・電話番号・希望する時間帯・参加人数(4人まで)を記入の上、8月5日(月)から定員に達するまで人権・男女参画室にて受付。

保育(無料):午後の部のみ 1歳6か月以上就学前の幼児を対象


アクセス→和泉市コミュニティセンター
〒594-0071大阪府和泉市府中町二丁目7番5号(和泉市役所隣)
JR阪和線R和泉府中駅から800M

http://pb-k.jp/izumi/index.html

http://pb-k.jp/izumi/acsess_izumi.html

主催:和泉市人権平和事業実行委員会

http://blog.goo.ne.jp/izumixpeace

問:和泉市役所人権・男女参画室0725-99-8115
和泉市役所HP→各課のご案内→総務部人権・男女参画室(人権国際担当)

https://www.city.osaka-izumi.lg.jp/ikkrwebBrowse/inquiryPC/Sec.do;jsessionid=BC6C86C6932543AA79FAD08375910086?mode=pc&inquiryId=12

http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/soumubu/zinkenkokusai/osirase/heiwaeiga_himawari.html

 

 

映画公式サイト
http://www.ggvp.net/himawari/
から

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■解説
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そのジェット機は炎上しながら学校に墜ちた…。

実際の事件を元に今の日本に問う感動の意欲作!


あの悲惨な沖縄戦から生き延びた沖縄県民は、今度こそ戦争のない平和な時代をと一生懸命働いた。その矢先の1959年6月30日、突然、嘉手納基地から飛び立った米軍のジェット戦闘機が石川市(現うるま市)へ墜落し民家を押しつぶしながら、宮森小学校へ炎上しながら激突した。住民6名、学童11名の尊い命を一瞬に奪う大惨事となった。そこはまるで生き地獄の有様だった。沖縄戦で多くの命を失った県民にとって戦後の子ども達は正に沖縄の希望の星であった。遺族をはじめ県民の嘆き悲しみは尽きることはなく52年たった今日まで続いている。この映画はその遺族・被害者たちの証言を元に制作され、今や沖縄だけではない日本人全体が抱える基地・外交問題などに大きな疑問投げかける久々の社会派ドラマである。

主人公良太には、誠実で思慮ある大人の風貌で定評ある名優長塚京三が沖縄の悲劇に挑み、良太の孫で大学生琉一を演じるのは「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズで淳之介を好演した須賀健太。その琉一の恋人加奈役には、2013年朝のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインを射とめた能年玲奈が熱演。さらに第10回国民的美少女コンテスト演技部門賞を受賞した福田沙紀が色を添えている。また、数倍を越えるオーデションで選ばれた沖縄の子ども達をはじめ沖縄の映画演劇人も集結している。俊英の及川善弘が監督を担当。撮影監督は「葬式」「マルサ女」等伊丹十三作品を数多く手がけたベテランの前田米造。企画・製作には全国ヒット作の「アンダンテ稲の旋律」の桂壮三郎があたっている。 本作は、本土の映画人と沖縄県民が力を結集し沖縄復帰40年企画作品とし全国注視の中で製作された超話題作である。


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◆ストーリー
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激しい爆音とともに米軍のヘリが沖縄国際大学へ墜落した。事故現場を見た山城良太は、52年前の石川市(現うるま市)の空を思い出していた。良太は宮森小学生6年生で仲良しの、茂と豊と二年生の一平達と元気に遊び回っていた。新学期、担任の先生が転校生の宮城広子を紹介する。良太はほのかな恋心を抱いた。沖縄の青い空の下で、良太の家族も、一平の家族も、広子の家族も一生懸命に生きていた。1959年6月30日、突然、米軍のジェット戦闘機が墜落し炎上しながら宮森小学校へ激突した。悲鳴をあげながら逃げまどう子ども達、良太は広子を助けようとしたが、広子は大きな傷を負い息絶えていた。校庭には一平の変わり果てた姿があった。悲しむように花壇のひまわりが風に揺れていた。

それから53年目の2012年、年老いた良太(長塚京三)は妻を失い娘の世話を受けている。孫である大学生の琉一(須賀健太)はゼミ仲間と共に沖縄国際大学へリ墜落事件と宮森小ジェット戦闘機墜落事件をレポート活動を始めるが、頑なに事件の真相を語らない良太など、事件の傷跡は今も深く遺族の心を苦しめている。琉一はゼミ仲間と共に基地と平和を考えるピース・スカイコンサートを決意するが、恋人の加奈(能年玲奈)との不和など、コンサートを前に様々な問題が起きはじめる・・・

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◆監督の言葉
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<ひまわりの花に託して>

沖縄には哀しみがある。
それは長く長く続く、
負の歴史の中で背負わされてきたもの。
しかし、沖縄は諦めない。
俯かず、前を見据え、声を上げ、闘い続ける。

沖縄は音楽にあふれている。
唄、三線、カチャーシー、
人々の暮らしを支え、勇気づけてきた。
どこからか弦の音が響けば、
抗議のために振りかざした拳が、
波のように揺れ、踊りの手振りとなり、
フェンスの向こうを射貫く憤怒の表情が、
満面の笑顔に反転する。

とても濃い時間が流れ、
人たちがとても濃いやり取りを交わす。
私たちがどこかに置き忘れた、
ぬくい感情が丸ごと、今も息づいている。

映画『ひまわり』のラストシーンは、スクリーンいっぱいに咲き誇るひまわり畑です。 群生するひまわりたちはそれぞれに頭(こうべ)を上げ、眩しい太陽から少しも眼を逸らしません。 彼らは言葉こそ持ちませんが、その姿は私たちに強く語りかけてきます。願う明日がある のなら、決して諦めないで、と。高い壁に撥ね返されても、背中を押す誰かがいることを 信じて、と。ひまわりたちのその声を、私なりに受け止め、この映画の中に刻みつけたつもりです。多くの観客の方々に、いつまでも語り継いで 貰える作品となればと強く願っています。

監督  及川 善弘


■いずみワールド・フェスティバル2013

2013年06月04日 04時04分04秒 | ■人権運動アラカルト

今週末日曜日、6月9日にいずみワールドフェスが開催されます。金曜日にはテレビ番組に取り上げられる予定です。詳細はリンク先をご覧ください。



NHK総合(関西地域)「ぐるっと関西おひるまえ」

http://www.nhk.or.jp/gko/

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=200&date=2013-06-07&ch=21&eid=59211

から転載

 

ぐるっと関西 おひるまえ大阪

チャンネル [総合]
2013年6月7日(金) 午前11:05~午後0:00(55分)

(番組内容)

▽奈良・故郷に笑顔を!目指せ美容世界一
▽パーソナリティ・浜村淳ぐるかんに登場
▽いずみワールドフェスティバル
▽11:54気象

(出演者)

大平サブロー,八木早希,菊池真以

(詳細)

スタジオに、ラジオパーソナリティで映画評論家の浜村淳さんを迎えて、これまでの芸能人生から、ギネス記録申請中のラジオ長寿番組でのエピソード、プライベート話までたっぷりとインタビュー。コレいく?では、「いずみワールド・フェスティバル2013」の楽しみ方を紹介します。

 

 

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いずみワールド・フェスティバル2013
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<とき>2012年6月9日(日)11:00-15:30
<ばしょ>和泉市役所駐車場

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◆いずみワールド・フェスティバル開催趣旨

 この“いずみワールド・フェスティバル”は2001年12月に、初めて開催しました。当時も、和泉市には約40カ国2000人の外国人登録があり、ますます和泉市も国際化する傾向にありました。そんな背景を受けて、実行委員会ではこの地に住む様々な民族、文化・言語・歴史を持つ人々が1年に一度でもいいから、それぞれの文化や民族性を発表し、出会い、お互い助け合うネットワークを作る機会を提供出来ることを願ってフェスティバルを開催してきました。
 私たちの活動は微力かもしれませんが、いつか素晴らしい多文化共生社会が実現することを願っております。


__________
◆出演者、出展者募集

 舞台での歌や踊りなどのパフォーマンス。
 模擬店や体験コーナー、展示など。

 ※詳細はお問合せください。

_________
◆ボランティア募集

 実行委員会では、当日テント立てや椅子並べ等の簡単なお手伝いしてくださるボランティアさんを募集しております。いろんな方との出会いのきっかけになればと思います。

_________
◆実行委員さん募集

 国際交流・多文化共生などに関心があり、関わってみたいと思われる方、私たちとご一緒に取り組んで見ませんか、年齢・男女・国籍を問いません。

 


いずみワールド・フェスティバル実行委員会

http://blog.goo.ne.jp/iwf/

@iwf2001
http://twitter.com/iwf2001

facebook
https://www.facebook.com/iwf2001


■ジェントルハートプロジェクト

2013年04月20日 20時20分20秒 | ■人権運動アラカルト

CAPいずみさんの企画情報です。

 

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■「いじめって何ですか?」
~いじめに対するおとなの認識を考える~


○日時:2013年6月23日(日)14:00-16:00
○場所:阪南市立文化センター・サラダホール
→南海本線尾崎駅

○おはなし:小森美登里さん(NPO法人ジェントルハートプロジェクト理事)

NPO法人ジェントルハートプロジェクト
http://www.gentle-h.net/

○参加費:無料
○定員:100名

□主催*NPO法人CAPいずみ-暴力防止・人権ネット-
電話&FAX:0722-266-6460

 

 


■光明池フィールドワーク

2012年10月08日 08時08分08秒 | ■人権運動アラカルト

10/20に光明池のフィールドワークがあります。

詳細は下記ご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/izumixtabunka/

 

在日コリアン・ハンセン病問題・沖縄―平和・人権―
自分の足で訪ねた関連の地紹介
知ることは力、学んでこそ生きる。

http://blog.goo.ne.jp/miyakecyan

2006年に設置された「光明池朝鮮人犠牲者慰霊碑」の説明版と碑の両側に植樹された無窮花

http://blog.goo.ne.jp/miyakecyan/e/75d3abb0adaf2f88b9b9c0c8ef9a923a


■ハンセン病資料館特別企画展(出張展示)北高作陶展(於奈良県天理市)

2012年08月26日 12時12分12秒 | ■人権運動アラカルト

8/21に大阪ハンセン病問題現地学習企画を開催しました。

奈良天理で国立ハンセン病資料館の出張展示が開催されるとのことです。

 

 

 

ハンセン病資料館特別企画展(出張展示)北高作陶展(於奈良県天理市)


http://www.hansen-dis.jp/index.html

http://www.hansen-dis.jp/12pastevent/2012-09.html

 

特別企画展 北高作陶展(於奈良県天理市)


会  期:2012年9月23日(日)~26日(水)
会  場:ギャラリーおやさと
開館時間:午前10時~午後4時30分
住  所:〒632-0016 奈良県天理市川原城町419-2
電  話:0743-63-1511(内線5875)
観 覧 料:無 料
本展覧会では、北高(きたたかし)さんによる陶芸作品約30点を紹介いたします。
北さんは1932(昭和7)年、兵庫県に生まれました。17歳でハンセン病を発病し、大阪大学で治療を受けていましたが、地域の偏見も厳しく、天理教の信仰に自分の心のより所を求めるようになりました。天理教修養科の過程を経て、信仰の中で自らの生き方を模索する日々を送ることになりました。
1959(昭和34)年、27歳の時に兵庫県の担当官のすすめで長島愛生園に入園。治療と共に、写真や文芸活動にも取り組みました。その後治療のため数回にわたり訪れていた多磨全生園で、リハビリテーションの一環として行われていた陶芸に出会い、1984(昭和59)年、多磨全生園に転園後、さらに多くの作品を生み出していくことになりました。いつしかそれは機能回復訓練の範疇をこえて、確かな生きがいとなっていきました。
園外でも、陶芸室の他のメンバーと共に東京都東村山市や埼玉県での展覧会をはじめ、2004年には島根県立美術館で「多磨全生園陶芸室5人展」を開催するなど、現在も精力的に活動を行っています。
絶望や身体障害をこえて、北さんは自らの生きる意味を陶芸に見出しました。人が生きる尊さのこもったこれらの作品を、この機会に是非ご覧ください。
皆さまのご来場をお待ちしております。


講演会
北高作陶展に合わせ、儀同政一先生(国立感染症研究所ハンセン病センター客員研究員)と北高さんの講演会を開催します。
日 時: 9月25日(火) 13:30~15:30 入場無料
場 所: 天理大学ふるさと会館
お問い合わせ: 天理教啓発委員会事務局 電話0743-63-1551(内線5808)


■性暴力を許さない!~心とからだを守るために~(トーク&ライブ&講演)

2012年06月29日 02時02分02秒 | ■人権運動アラカルト

CAPいずみさんの企画です。

 

 

NPO法人CAPいずみ-暴力防止・人権ネット主催

性暴力を許さない!~心とからだを守るために~(トーク&ライブ&講演)


日時:2012年7月1日(日)13:00-16:00
場所:和泉市コミュニティセンター3F多目的ホール
JR阪和線和泉府中駅から約800M/大阪府和泉市府中町2-7-5
http://pb-k.jp/izumi/acsess_izumi.html
参加費:無料


<講演>加藤治子さん/産婦人科医、性暴力救援センター・大阪代表

性暴力救援センター・大阪
http://homepage3.nifty.com/wco/sachico/index.html


<トーク&ライブ>PANSAKU

ギター&ボーカル“ぱん”と、カホン&コーラス“saku”の2人組アコースティックデュオ。愛知県出身。2008年に結成し、「心をテーマにした音楽」で幅広い音楽活動を展開している。
2010年、ボーカルのぱんが、自らがレイプ被害者であることを公表し、その体験をもとに作った曲『STAND』を発表。
以後、全国各地の性暴力・犯罪被害者支援イベントでライブ講演活動を行う。音楽を通して、声に出せない被害者に寄り添い、性暴力・性犯罪の理解を訴えている。
2人が創り出す音楽感、力強くもあり優しいハーモニー、そしてギターとカホンの一体感ある演奏は、多くの人の心に響き、生きる希望とメッセージを届けている。

pansaku

http://www.pansaku.com/

(問)NPO法人CAPいずみ-暴力防止・人権ネット
電話&FAX:072-266-6460


■語り継ぐべき心がある。感じて欲しい想いのかたち。

2012年05月04日 04時04分04秒 | ■人権運動アラカルト

映画情報です。

 

シネヌーヴォ
http://www.cinenouveau.com
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/kamui.html
より転載

 

カムイと生きる

◎監督・構成・編集:小松秀樹◎音楽:岳人山◎撮影:小松秀樹、長谷川京子、森谷博◎ナレーション:宇梶剛士、弓野恵子(アイヌ語)
◎出演:浦川治造、榎本真貴子、引地正美、内野智、結城幸司、高橋義雄、大野遼、橘守、向井寅男、遠山サキ、佐々木貞好、矢部誠、伊東信行、鵡川アイヌ文化伝承保存会

公式HP http://www.kamuytoikiru.com/

語り継ぐべき心がある。感じて欲しい想いのかたち。


アイヌ民族として、先人から受け継いだ知恵や生き方を貫く白く長い髭がトレードマークの浦川治造の暮らしを捉えたドキュメンタリー。2007年より撮影を開始し、彼の家族や東京、北海道など全国各地に散らばる幼なじみや仕事仲間を取材し、彼の魅力を綴っていく。浦川氏の甥で、彼を“オジさん“と慕う俳優の宇梶剛士のナレーションで贈る 自然と人間の共存を考えるドキュメンタリー
<上映スケジュール>
5/5(土)~5/11(金)14:10/18:40
5/12(土)~5/18(金)11:50/16:20
<鑑賞料金>
一般1500円、学生1200円、高以下シニア1000円
前売券1300円
〒550-0027 大阪市西区九条1-20-24 TEL 06-6582-1416 FAX 06-6582-1420


■いずみワールド・フェスティバル2012

2012年04月07日 07時07分07秒 | ■人権運動アラカルト

http://blog.goo.ne.jp/iwf
より


いずみワールド・フェスティバル2012

<とき>2012年6月3日(日)11:00-15:30

<ばしょ>和泉市役所駐車場


◆いずみワールド・フェスティバル開催趣旨

 この“いずみワールド・フェスティバル”は2001年12月に、初めて開催しました。当時も、和泉市には約40カ国2000人の外国人登録があり、ますます和泉市も国際化する傾向にありました。そんな背景を受けて、実行委員会ではこの地に住む様々な民族、文化・言語・歴史を持つ人々が1年に一度でもいいから、それぞれの文化や民族性を発表し、出会い、お互い助け合うネットワークを作る機会を提供出来ることを願ってフェスティバルを開催してきました。
 私たちの活動は微力かもしれませんが、いつか素晴らしい多文化共生社会が実現することを願っております。


◆ボランティア募集
 実行委員会では、当日テント立てや椅子並べ等の簡単なお手伝いしてくださるボランティアさんを募集しております。いろんな方との出会いのきっかけになればと思います。


◆実行委員さん募集
 国際交流・多文化共生などに関心があり、関わってみたいと思われる方、私たちとご一緒に取り組んで見ませんか、年齢・男女・国籍を問いません。


■平和へのヒントは、野良猫たちから教わった。

2012年02月11日 11時11分11秒 | ■人権運動アラカルト

http://blog.goo.ne.jp/izumixpeace

より

 

 

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和泉市人権平和事業実行委員会平和映画会

「Peaceピース」上映会

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<日時>2012年3月4日(日)

午前の部:午前10時~、午後の部:午後1時30分~

(開場は各回30分前、上映時間75分)

<場所>和泉市コミュニティセンター3階多目的ホール

<内容>舞台は岡山県岡山市。そこで暮らす人々や猫たちの何気ない日常をつぶさに描き出しながら、平和とは、共存とは、そしてそれらの条件とは何か、観客に問いかける観察ドキュメンタリー。

<定員>各回300名※先着順

<申込>電話・FAX(0725-45-3128)Eメールにて、「平和映画会参加希望」と明記し、希望する時間帯、参加人数を記入の上、2月6日(月)から定員に達するまで人権国際課で受付。

※当日座席に余裕があれば、事前申込みなしでも鑑賞可能です。

※参加無料

<主催>和泉市人権平和事業実行委員会

<問>和泉市役所人権国際課電話0725-99-8115

 

<会場情報>

和泉市コミュニティセンター

〒594-0071大阪府和泉市府中町二丁目7番5号

JR和泉府中駅より徒歩10分

 

http://pb-k.jp/izumi/index.html

 

http://pb-k.jp/izumi/acsess_izumi.html

 

 

 

 

 

 

 

映画「Peaceピース」

 

http://peace-movie.com/

 

 

平和へのヒントは、野良猫たちから教わった。

 

 

http://peace-movie.com/intro.html

 

◆Introduction/解説

 

 いまこそあらためて、「寄りそうこと」「ともに生きること」

 

 「平和って何だろう?どうしたらみんなが共存できるの?」 韓国の映画祭から、この「人類永遠の問い」を向けられた想田和弘監督は、岡山で暮らす人々や猫たちの何気ない日常にカメラを向けた。平和と共存へのヒントは、どこか遠くではなく、自分たちの毎日の生活、足元にこそ潜んでいるのではないか。そう、思ったからだ。想田の妻の実家・柏木家に住みついた野良猫グループと、突如現れた「泥棒猫」との確執。91歳で一人暮らしをする橋本至郎と、彼をボランティア同然でケアする柏木夫妻。その夫妻自身にも迫る老い。そして、己の死を見つめる橋本の脳裏に突然蘇った、兵隊としての記憶――。台本無しで回される想田のカメラは、彼らの人生や“ニャン生”に訪れる大切な瞬間に奇跡的に立ち会う。観る者は、戦争と平和、生と死、拒絶と和解、ユーモアと切なさが同居する「生の時間」を体感し、「共に生きる」ことの難しさと可能性に思いを巡らせる。

 

 

 

http://peace-movie.com/story.html

 

◆STORY/物語

 

『Peace ピース』の舞台は、想田監督の前作『精神』に引き続き、岡山県岡山市。そこで暮らす人々や猫たちの何気ない日常をつぶさに描き出しながら、平和とは、共存とは、そしてそれらの条件とは何か、観客に問いかける観察ドキュメンタリーである。

 

主な登場人物は、3人の人間と野良猫たち。

 

柏木寿夫は、養護学校を定年退職した後、障害者や高齢者を乗せる福祉車両を運転している。車椅子ユーザーのヒデちゃんと公園を散歩したり、実家に帰省していた安田さんを施設に送り届けたり、植月さんの買い物に付き添ったり、一緒に回転寿司を食べたり…。

 

その傍ら、寿夫は自宅の庭で地域の野良猫たちにエサをやりつづけている。ところが最近、外部の「泥棒猫」がエサを目当てに庭へ侵入してきて、にわかに猫社会の緊張が高まっており、頭を悩ませている。

 

寿夫の妻・柏木廣子は、高齢者や障害者の自宅にヘルパーを派遣するNPOを運営しているが、国の福祉予算の削減で苦しいやりくりを迫られている。家では、夫の猫の餌付けのことで頭が痛い。

 

廣子は週に一度、91歳になる橋本至郎の生活支援に出掛ける。橋本はネズミとダニだらけのアパートに一人暮らし。生活保護を受け、身寄りはなく、己の老いと死を見つめる日々を過ごしている。タバコを吸うのが唯一の楽しみだという。寿夫の車に乗って病院へ通う彼は、「みなさんに迷惑をかけるから、早く往生せにゃあ」と口癖のように言う。

 

そんな橋本には、戦争中に赤紙が来て、兵隊として徴集された過去があった。ある日、その記憶が突然よみがえる…。

 

戦争と平和、生と死、拒絶と和解、ユーモアと切なさが同居する日常。そこに見出される「平和」と「共存」へのヒント。ナレーションや説明テロップ、音楽無しの観察映画・番外編。

 

 

 

http://peace-movie.com/staff.html

 

◆STAFF/スタッフ

 

想田和弘(そうだ・かずひろ)/監督・製作・撮影・編集

 

1970年栃木県足利市生まれ。東京大学文学部卒。スクール・オブ・ビジュアルアーツ卒。93年からニューヨーク在住。NHKなどのドキュメンタリー番組を40本以上手がけた後、台本やナレーション、BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践。その第1弾『選挙』(2007年)は世界200カ国近くでTV放映され、米国でピーボディ賞を受賞。ベルリン国際映画祭へ正式招待されたほか、ベオグラード国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞した。第2弾『精神』(08年)は釜山国際映画祭とドバイ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞、マイアミ国際映画祭で審査員特別賞、香港国際映画祭で優秀ドキュメンタリー賞、ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭で宗教を超えた審査員賞を獲得するなど、受賞多数。2010年9月には、本作『Peace』(観察映画番外編)を発表。韓国・非武装地帯ドキュメンタリー映画祭のオープニング作品に選ばれ、東京フィルメックスでは観客賞を受賞。2011年香港国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞受賞、ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭ブイエン&シャゴール賞受賞。その後も世界各国の映画祭から招待が相次いでいる。現在、平田オリザ氏と青年団を撮った『演劇(仮)』(観察映画第3弾)を編集中。著書に『精神病とモザイク』(中央法規出版)。また、『Peace』のメイキングを通じた観察映画論『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか(仮)』(講談社現代新書)を7月に刊行予定。

製作補佐:柏木規与子

撮影協力:共助グループ喫茶去、岡山済生会総合病院、移動ネットおかやま

英語字幕:想田和弘・杉本祐里佳

日本語字幕:荒木貴生

配給:東風

 

 

 

http://peace-movie.com/comments.html

 

◆COMMENTS/コメント

 

何も物語が生まれないと思い込んでいる日常が、鮮やかに立ち上がる瞬間。

小さな世界、猫たちのルール、ゆるやかな変化と調和。

不満と諦め、たまにきらめき。

「平和」はいつもわたしたちの手の中にある。

 

今日マチ子(漫画家『センネン画報』『みかこさん』)

 

ネコとネコの関係、ヒトとネコの関係、ヒトとヒトの関係。

なにも色のついていないまっすぐな目線で映し出される。

なにを本当に愛おしく思っているのか、なにを最後まで抱きしめていたいのか、すこしだけ浮かびあがった気がした。

できればネコに生まれたかったけれども、ヒトとして、ネコみたいに

ただ生きてるだけで美しく、偉く、生きれるようにがんばりたい。

 

坂本美雨(ミュージシャン)

 

何だろう。こびりついた心の澱が一枚ずつ剥がれていく。かつて私 達は生まれたときから日常の全てが観察だった。

遍く世界に自らの 感覚を委ね自由に転がすことの喜びと言いようのない畏れ。

ピース にはそれが隅々にまでいきわたっている。ああ, なんて心地のよい 映画なんだろう。 

それでいてかくも心を掻き乱される。想田監督の 解き放された感覚に激しく嫉妬した。

 

早瀬憲太郎(NHK「みんなの手話」講師/映画監督)

 

足の不自由な猫に、耳の聞こえない自分自身の姿を重ねてしまう。 猫の社会に 引っ越しても結構大変そうだ。

日本語字幕版を見たが、これは岡山 弁字幕版である。面白い。

岡山の地域社会、路地裏にありふれた人の生活ではあるが、75 分27 秒の観察を通して、人の共生と平和、

そして為政者への折り合いを どうつ けようか、着地点を探す旅の友としてこれ以上に面白い映画はない。

 

大杉 豊(筑波技術大学 准教授)

 

この作品には得体の知れない思想が感じられる。

それは、社会規範や日常に身を任せっぱなしの惰性心に、ざわめきを生む。

ぬるま湯の中の沸点(もしくは氷点)。

それが、この映画を見終わった私の素直な感想だ。

 

竹内薫(科学作家)

 

流れる時間の濃密さに心をまかせて観た。

決して急がず力まず、他者と時と場を共有する。

そこで生まれる関係こそが「平和」につながっている。

 

山本昌知医師(こらーる岡山)

 

「観察映画」を通して見た世界は、なんでいつもこんなに豊かな問いと、驚異的な瞬間に満ちているんだろう? 

いや、我々が生きるこの世界とは、そもそもそのような場所なのかも――とまで思い至らせるところに、「観察映画」の、想田監督の凄さがある。

「番外編」の今回も、“撮れてしまったもの”と“浮かび上がってしまうもの”のせめぎ合いがこれまで以上にスリリング!

 

ライムスター宇多丸(ラッパー/ラジオ・パーソナリティ)

 

映画を見るとき、人は自分を通行人に重ねたりはしません。でもこの作品ではあなたも私も、風景の一部。猫も車いすも、ダニもネクタイも、 横断歩道の向こうのあの人と同じように、ありふれたかけがえのない存在なのです。お金じゃはかれないものや、とりとめのない会話が世界をちょっとましにすることがある。誰もが等価で無二であるという当たり前が、きっと平和。

 

小島慶子(ラジオパーソナリティー)

 

『Peace』は人の心を動かす並外れた力を秘めた静かな映画だ。人々や猫たちの日常生活を追いかけながら、カメラは観客をひとつの発見へと導く。それは、最も根本的な意味での平和というコンセプト――妥協しながら渋々受け入れる共存ではなく、私たちの人間性の中心にあるアイデアとしての平和である。映画はありふれたものを通じて崇高なものに到達した。

 

香港国際映画祭審査員:カーマ・ヒントン、ルビー・ヤング、藤岡朝子

 

手作りで可愛らしい『Peace』は、クオリティの高さをはっきりと示していた。表面的には、本作は福祉に携わる人々、特に高齢者や障害者の介護をする廣子と寿夫の夫婦についての物語である。しかし、想田のカメラは、さりげなく被写体を観察しながら、主題にこだわらず、むしろテーマから映画を解放して、「あらゆること」についての映画に仕立てあげている。想田は最も興味深く自由なドキュメンタリー・アーティストに成長した。

 

ロバート・コーラー 「Film Comment」誌

 

想田の映像は長く心の中で共鳴し、容易に忘れられぬ問いの数々を残す。

 

バーバラ・ストー「The Bulletin」

 

逆境のもとで静かに協力し合う人間の姿を描いた『Peace』には、日本が地震と津波に見舞われた今新たな意義が付与された。

本作は、人から人へ、猫から猫へと、軽々と流れるように、完璧な冷静さを保って進んで行く。

 

ロニー・シャイブ 「VARIETY」