■人間らしくある人間-アイヌ・ネノ・アン・アイヌ(映画)
映画のご紹介です。
シネヌーヴォX
http://www.cinenouveau.com/
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/ainu/ainu.htm
より転載
雄大な自然、アイヌモシリ(アイヌの静かな大地)に呼応するアイヌの姿は、美しく、時に厳しい。
その姿と歴史の足どりが、わたしたちの心に、大きな光を投げかけている。
いま、語りかける先住民・アイヌの精神に目と耳をすます、記録映画5作品を一挙公開。
上映日程
4/9(土)、4/11(月)?12(火)
10:40『TOKYOアイヌ』 12:55『アイヌの結婚式』、『沙流川アイヌ・子どもの遊び』
14:40『チセアカラ-われらいえをつくる-』 15:55『TOKYOアイヌ』
4/10(日)4/13(水)?15(金)
10:40『TOKYOアイヌ』 12:55『チセアカラ-われらいえをつくる-』
14:10『アイヌの結婚式』、『沙流川アイヌ・子どもの遊び』 15:55『TOKYOアイヌ』
4/16(土)
10:20『TOKYOアイヌ』 12:35『シシムリカのほとりで』 15:30『アイヌの結婚式』、『沙流川アイヌ・子どもの遊び』
4/17(日)
10:20『TOKYOアイヌ』 12:35『シシムリカのほとりで』 15:30『チセアカラ-われらいえをつくる-』
4/18(月)?22(金)
10:20『TOKYOアイヌ』 12:35『シシムリカのほとりで』
※各回入替制になります
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入場料金
●『TOKYOアイヌ』一般1,500円/学生1,200円/シニア・会員・高校生以下1,000円
●【他4作品・1プロにつき】一般1,200円/学生・シニア・会員・高校生以下1,000円『TOKYOアイヌ』半券提示で1,000円
※連日朝より当日分の整理番号つき入場券の販売を開始します。ご入場は各回10?15分前より整理番号順となりますので、前売券なども受付にて入場券とお引き換えください。
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上映作品
TOKYOアイヌ
2010年/116分/『TOKYOアイヌ』映像製作委員会
首都圏に暮らす五千人とも一万人ともいわれるアイヌ民族だが、日本の近代化はアイヌがアイヌとして生きることを許してこなかった2008年国会はアイヌ民族を日本の先住民族と認定。その事実のふくらみを、現代を生きる隣人どうしが、真正面から受け止め合うためにこの映画は世に送り出された。
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アイヌの結婚式
1971年/33分/民族文化映像研究所・グループ現代
1971年4月10日、過去7、80年途絶えていたアイヌ流の結婚式が行われた。新郎新婦ともにアイヌの血を受けた人である。実現の契機になったのは一人の女性、新婦小山妙子さんの決意であり、それを支えたのが萱野茂さんはじめとする二風谷に住むアイヌの人たちであった。アイヌ民族精神復興運動の先駆的あらわれの記録。
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チセアカラ-われらいえをつくる-
1974年/57分/民族文化映像研究所・グループ現代
1972年に行われたアイヌの伝統的な家づくりの記録。地面に柱を立てて屋根を組み上げる工法、地上で組み立てた屋根を持ち上げて柱をかますチセ・プニ(家起こし)。屋根の構造の基本となる三脚状のケトゥンニ「(自然あるいは神から)私・借りた・木」は、祈りにも用いられる。アイヌの家づくりは、祈りに始まり祈りに終わる。
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沙流川アイヌ・子どもの遊び
1978年/51分/民族文化映像研究所・グループ現代
セイピラッカ(貝の下駄)・ペラアイ(矢)づくり、トイタショーショー(畑を耕せ)など、萱野茂さんは、野山や川を舞台に遊びを展開しながら、子どもたちに草木や遊びの名前をアイヌ語で教えていった。子どもたちは微妙な自然との付き合い方を感じとり、遊びの道具作りなどを通じてアイヌの伝統的な生活技術を学びとっていく。
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シシムリカのほとりで-アイヌ文化伝承の記録
1996年/152分/民族文化映像研究所
日高地方・シシムリカ(沙流川)のほとり、平取町二風谷でアイヌと大自然との共生の姿を記録。春、山菜採取。川原の砂地で作った畑ピクタトイ。初夏、シナやオヒョウの樹皮の織物。夏、銘石青トラの石斧を用いた丸木舟づくり。秋、畑の収穫シペ(鮭)漁。94年、沙流川にダムができ、河川敷の多くの農地は水没した。