![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/67/0cfcfa6a8ac11bfbd27a984bceada15d.jpg)
■メイン写真
布引滝のうち最大の滝、飛龍滝を巻き道からのぞき込む
■今回のコース
リベラルパーク青山(閉鎖中)前→大堰堤→2段堰堤→近鉄廃線の橋→木橋→大日滝→
飛龍滝→霧生滝→釜が大きな5m滝→(登山道を引き返す)→リベラルパーク青山前
⇒榊原温泉
ガイド仲間と、今シーズン初の沢歩き。
かねてより、きれいな水と、沢登り未満のレベルの流れに目をつけていた、青山高原の滝谷川を
歩いてみた。ここはネットを探しても遡行した記録は皆無。それだけにワクワク感が半端ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/68/abf415e8bac3cf9fc93c2cdf7bab1ee3.jpg)
閉鎖中のキャンプ場「リベラルパーク青山」近くの橋のたもとにクルマ2~3台が置ける路肩が
ある。ここに駐車し、右へ続く未舗装道に入る。
すぐに変電施設の横を過ぎ、近鉄大阪線の高架下をくぐる。
大きな堰堤を過ぎると、向こう岸の山がすっかり伐採されているのが見える。
林道は、この堰堤の少し先で終わっていて、その先は歩きやすい登山道になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/05/2d44bf244e0516b8430ac0cfaa0e58de.jpg)
ヒメレンゲが咲くあたりで入渓。水が冷たいっ。さっきクルマ温度計は13度だった。
今日はなるべく濡れないように歩こう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/ec/22e1e442b1e4d1eaf7c362fb79cee2cd.jpg)
2段のバランスのいい滝を発見。地形図にはない。
下段の滝は横を巻けるが、上段の滝は流れに突入しないとダメな感じ。
寒いので右から高巻くと、あっけなく登山道に出てしまう。
しばらくは登山道を行く。地形図にない小さめの堰堤の奥に、地形図にある堰堤が
出てくるが、これが2段構造になっていた。堰堤を越えたところで再入渓する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/a6/f32eda60289067d84ed9a3940486e474.jpg)
平凡な流れが150mほど続き、沢がコンクリートの溝状になったかと思うと、
古いコンクリート製の橋脚が出てきた。これも地形図にない。
作業林道か何かだろうと思って、くぐって先へと進む。
帰りに、これが旧近鉄の線路跡であることが分かり驚いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/bc/ec400fdf42d3a9af1462b969ceb83a55.jpg)
白いかわいいスミレを発見。
コミヤマスミレか、ヒメミヤマスミレか、フモトスミレか、スミレは本当に違いが分からん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/06/674665e6927a805e81d8096fbdde4f4e.jpg)
登山道の木橋が、すぐ横を走る。またしばらく平凡な流れが続く。
登山道が沢を横切るポイントがあり、作業小屋の跡のようなものがあった。
コンクリート製のシンクやトタン板、そしてなぜか古いファンタの空き瓶が大量に転がっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/fb/dc5f7dcec7b8c6549e71a690072607fd.jpg)
流れは突如、変化し始める。
短いゴルジュでもあるのかなと思ったら、もう布引滝の一番下の滝、大日滝が
見えてきている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/3d/0abb69d50999e5d7d9025256841595c7.jpg)
大日滝は、左の岩場を巻けば、まったくたやすく越えられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/1d/fda71e56969146960125b3b40ce4184c.jpg)
そして飛龍滝。これはさすがに歯が立たない。
登山道がこの直下を横断しているが、増水すると渡れなくなる場所でもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/29/811f6413a5a99d68885504bfc6087904.jpg)
渡った先には、布引滝を世に広めた大倉翁の記念碑が建つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/9e/22a4a20ce5fdb065223e0a875d46b3e4.jpg)
一般登山道で飛龍滝を高巻き、布引滝の最上部、霧生滝。
滝見台が設置されている。
もう少し先まで、滝谷川を、すぐ横に延びる登山道からさかのぼってみる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/78/bc264baeb14ee378e0a0f46bb44a2593.jpg)
チゴユリが綺麗に咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d0/123e926bf30122080a48ef31b25113f8.jpg)
カンアオイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/c3/3db36eb79a9a8d3399d55d17856f4587.jpg)
涼しげな流れの先に、大きな釜を従えた5m滝がある。釜はかなり深そうだ。
遡行はここで打ち切り、登山道を戻ることにした。
往路に見かけた、コンマリートの橋(近鉄の廃線)に戻ってきた。
橋の上に立つと、右も左もトンネルがぽっかりと黒い口を開けていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/2c/c81c6b4b7ddef3725e14888c1c1d9be2.jpg)
東側の、旧溝口トンネル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/c5/9887118ec353688f00c1b8b2f1cad569.jpg)
西側の、旧滝谷トンネル。冷たい風が吹き出してきていた。
駐車地に戻って、舗装林道を西に向かってみた。
というのは、この林道は地形図を見ると、近鉄の旧東青山駅の遺構へ続いている
ようなのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/69/7ea498258e822de7dfe102119f0cb6fb.jpg)
林道はしばらく行くと車両通行止めになっている。
その先へ徒歩で進んでいくと、林道が崩壊し、その先に岩粉の滝が見えた。
この滝、落ち口がコンクリートでできたトンネルになっている。近鉄廃線との関係は?
旧東青山駅へは、崩落地を大きく高巻く必要があり、今回は断念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/4a/742de35661651acaf33db11cc98ce5e5.jpg)
帰りに、最寄りの温泉「猪倉温泉」に行ったら、どうも閉まっている様子。
ホームページを見た限りでは、そんな雰囲気はなかったのに。
それでさらに少し先の榊原温泉に足を延ばした。
榊原温泉、じつは初めて入る。ヌルヌル泉質の美人の湯で、じつに心地よかった。
沢の遡行そのものも楽しかったが、思いがけず近鉄の遺構を見つけ、魅力度がより
高まった。
布引滝のうち最大の滝、飛龍滝を巻き道からのぞき込む
■今回のコース
リベラルパーク青山(閉鎖中)前→大堰堤→2段堰堤→近鉄廃線の橋→木橋→大日滝→
飛龍滝→霧生滝→釜が大きな5m滝→(登山道を引き返す)→リベラルパーク青山前
⇒榊原温泉
ガイド仲間と、今シーズン初の沢歩き。
かねてより、きれいな水と、沢登り未満のレベルの流れに目をつけていた、青山高原の滝谷川を
歩いてみた。ここはネットを探しても遡行した記録は皆無。それだけにワクワク感が半端ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/68/abf415e8bac3cf9fc93c2cdf7bab1ee3.jpg)
閉鎖中のキャンプ場「リベラルパーク青山」近くの橋のたもとにクルマ2~3台が置ける路肩が
ある。ここに駐車し、右へ続く未舗装道に入る。
すぐに変電施設の横を過ぎ、近鉄大阪線の高架下をくぐる。
大きな堰堤を過ぎると、向こう岸の山がすっかり伐採されているのが見える。
林道は、この堰堤の少し先で終わっていて、その先は歩きやすい登山道になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/05/2d44bf244e0516b8430ac0cfaa0e58de.jpg)
ヒメレンゲが咲くあたりで入渓。水が冷たいっ。さっきクルマ温度計は13度だった。
今日はなるべく濡れないように歩こう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/ec/22e1e442b1e4d1eaf7c362fb79cee2cd.jpg)
2段のバランスのいい滝を発見。地形図にはない。
下段の滝は横を巻けるが、上段の滝は流れに突入しないとダメな感じ。
寒いので右から高巻くと、あっけなく登山道に出てしまう。
しばらくは登山道を行く。地形図にない小さめの堰堤の奥に、地形図にある堰堤が
出てくるが、これが2段構造になっていた。堰堤を越えたところで再入渓する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/a6/f32eda60289067d84ed9a3940486e474.jpg)
平凡な流れが150mほど続き、沢がコンクリートの溝状になったかと思うと、
古いコンクリート製の橋脚が出てきた。これも地形図にない。
作業林道か何かだろうと思って、くぐって先へと進む。
帰りに、これが旧近鉄の線路跡であることが分かり驚いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/bc/ec400fdf42d3a9af1462b969ceb83a55.jpg)
白いかわいいスミレを発見。
コミヤマスミレか、ヒメミヤマスミレか、フモトスミレか、スミレは本当に違いが分からん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/06/674665e6927a805e81d8096fbdde4f4e.jpg)
登山道の木橋が、すぐ横を走る。またしばらく平凡な流れが続く。
登山道が沢を横切るポイントがあり、作業小屋の跡のようなものがあった。
コンクリート製のシンクやトタン板、そしてなぜか古いファンタの空き瓶が大量に転がっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/fb/dc5f7dcec7b8c6549e71a690072607fd.jpg)
流れは突如、変化し始める。
短いゴルジュでもあるのかなと思ったら、もう布引滝の一番下の滝、大日滝が
見えてきている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/3d/0abb69d50999e5d7d9025256841595c7.jpg)
大日滝は、左の岩場を巻けば、まったくたやすく越えられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/1d/fda71e56969146960125b3b40ce4184c.jpg)
そして飛龍滝。これはさすがに歯が立たない。
登山道がこの直下を横断しているが、増水すると渡れなくなる場所でもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/29/811f6413a5a99d68885504bfc6087904.jpg)
渡った先には、布引滝を世に広めた大倉翁の記念碑が建つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/9e/22a4a20ce5fdb065223e0a875d46b3e4.jpg)
一般登山道で飛龍滝を高巻き、布引滝の最上部、霧生滝。
滝見台が設置されている。
もう少し先まで、滝谷川を、すぐ横に延びる登山道からさかのぼってみる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/78/bc264baeb14ee378e0a0f46bb44a2593.jpg)
チゴユリが綺麗に咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d0/123e926bf30122080a48ef31b25113f8.jpg)
カンアオイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/c3/3db36eb79a9a8d3399d55d17856f4587.jpg)
涼しげな流れの先に、大きな釜を従えた5m滝がある。釜はかなり深そうだ。
遡行はここで打ち切り、登山道を戻ることにした。
往路に見かけた、コンマリートの橋(近鉄の廃線)に戻ってきた。
橋の上に立つと、右も左もトンネルがぽっかりと黒い口を開けていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/2c/c81c6b4b7ddef3725e14888c1c1d9be2.jpg)
東側の、旧溝口トンネル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/c5/9887118ec353688f00c1b8b2f1cad569.jpg)
西側の、旧滝谷トンネル。冷たい風が吹き出してきていた。
駐車地に戻って、舗装林道を西に向かってみた。
というのは、この林道は地形図を見ると、近鉄の旧東青山駅の遺構へ続いている
ようなのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/69/7ea498258e822de7dfe102119f0cb6fb.jpg)
林道はしばらく行くと車両通行止めになっている。
その先へ徒歩で進んでいくと、林道が崩壊し、その先に岩粉の滝が見えた。
この滝、落ち口がコンクリートでできたトンネルになっている。近鉄廃線との関係は?
旧東青山駅へは、崩落地を大きく高巻く必要があり、今回は断念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/4a/742de35661651acaf33db11cc98ce5e5.jpg)
帰りに、最寄りの温泉「猪倉温泉」に行ったら、どうも閉まっている様子。
ホームページを見た限りでは、そんな雰囲気はなかったのに。
それでさらに少し先の榊原温泉に足を延ばした。
榊原温泉、じつは初めて入る。ヌルヌル泉質の美人の湯で、じつに心地よかった。
沢の遡行そのものも楽しかったが、思いがけず近鉄の遺構を見つけ、魅力度がより
高まった。