Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2023年5月2日(火) プライベート山行、[青山高原]滝谷川を軽~く遡行

2023年05月09日 | リバーウオーク
■メイン写真
布引滝のうち最大の滝、飛龍滝を巻き道からのぞき込む

■今回のコース
リベラルパーク青山(閉鎖中)前→大堰堤→2段堰堤→近鉄廃線の橋→木橋→大日滝→
飛龍滝→霧生滝→釜が大きな5m滝→(登山道を引き返す)→リベラルパーク青山前
⇒榊原温泉

ガイド仲間と、今シーズン初の沢歩き。
かねてより、きれいな水と、沢登り未満のレベルの流れに目をつけていた、青山高原の滝谷川を
歩いてみた。ここはネットを探しても遡行した記録は皆無。それだけにワクワク感が半端ない。



閉鎖中のキャンプ場「リベラルパーク青山」近くの橋のたもとにクルマ2~3台が置ける路肩が
ある。ここに駐車し、右へ続く未舗装道に入る。
すぐに変電施設の横を過ぎ、近鉄大阪線の高架下をくぐる。

大きな堰堤を過ぎると、向こう岸の山がすっかり伐採されているのが見える。
林道は、この堰堤の少し先で終わっていて、その先は歩きやすい登山道になる。



ヒメレンゲが咲くあたりで入渓。水が冷たいっ。さっきクルマ温度計は13度だった。
今日はなるべく濡れないように歩こう。



2段のバランスのいい滝を発見。地形図にはない。
下段の滝は横を巻けるが、上段の滝は流れに突入しないとダメな感じ。
寒いので右から高巻くと、あっけなく登山道に出てしまう。

しばらくは登山道を行く。地形図にない小さめの堰堤の奥に、地形図にある堰堤が
出てくるが、これが2段構造になっていた。堰堤を越えたところで再入渓する。



平凡な流れが150mほど続き、沢がコンクリートの溝状になったかと思うと、
古いコンクリート製の橋脚が出てきた。これも地形図にない。
作業林道か何かだろうと思って、くぐって先へと進む。
帰りに、これが旧近鉄の線路跡であることが分かり驚いた。



白いかわいいスミレを発見。
コミヤマスミレか、ヒメミヤマスミレか、フモトスミレか、スミレは本当に違いが分からん。



登山道の木橋が、すぐ横を走る。またしばらく平凡な流れが続く。
登山道が沢を横切るポイントがあり、作業小屋の跡のようなものがあった。
コンクリート製のシンクやトタン板、そしてなぜか古いファンタの空き瓶が大量に転がっていた。



流れは突如、変化し始める。
短いゴルジュでもあるのかなと思ったら、もう布引滝の一番下の滝、大日滝が
見えてきている。



大日滝は、左の岩場を巻けば、まったくたやすく越えられる。



そして飛龍滝。これはさすがに歯が立たない。
登山道がこの直下を横断しているが、増水すると渡れなくなる場所でもある。



渡った先には、布引滝を世に広めた大倉翁の記念碑が建つ。



一般登山道で飛龍滝を高巻き、布引滝の最上部、霧生滝。
滝見台が設置されている。

もう少し先まで、滝谷川を、すぐ横に延びる登山道からさかのぼってみる。



チゴユリが綺麗に咲いていた。



カンアオイ。



涼しげな流れの先に、大きな釜を従えた5m滝がある。釜はかなり深そうだ。
遡行はここで打ち切り、登山道を戻ることにした。

往路に見かけた、コンマリートの橋(近鉄の廃線)に戻ってきた。
橋の上に立つと、右も左もトンネルがぽっかりと黒い口を開けていた。



東側の、旧溝口トンネル。



西側の、旧滝谷トンネル。冷たい風が吹き出してきていた。

駐車地に戻って、舗装林道を西に向かってみた。
というのは、この林道は地形図を見ると、近鉄の旧東青山駅の遺構へ続いている
ようなのだ。



林道はしばらく行くと車両通行止めになっている。
その先へ徒歩で進んでいくと、林道が崩壊し、その先に岩粉の滝が見えた。
この滝、落ち口がコンクリートでできたトンネルになっている。近鉄廃線との関係は?
旧東青山駅へは、崩落地を大きく高巻く必要があり、今回は断念。



帰りに、最寄りの温泉「猪倉温泉」に行ったら、どうも閉まっている様子。
ホームページを見た限りでは、そんな雰囲気はなかったのに。
それでさらに少し先の榊原温泉に足を延ばした。
榊原温泉、じつは初めて入る。ヌルヌル泉質の美人の湯で、じつに心地よかった。

沢の遡行そのものも楽しかったが、思いがけず近鉄の遺構を見つけ、魅力度がより
高まった。

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