Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2019年10月23日(水) [鈴蘭台]君影ロックガーデン、妙号岩、菊水ルンゼを結んで歩く!

2019年10月24日 | 山登りの記録
■メイン写真
3段階にそびえる妙号岩「奥の壁」の上から石井ダムと神戸中心部を眺める


■今回のコース
鈴蘭台駅→君影団地ピカチュウ標識(登山口)→君影ロックガーデン→妙号岩→
石井ダム管理道路→菊水ルンゼ→菊水山→鈴蘭台駅


神戸市北区の鈴蘭台の南側に、魅力的な岩場がある。
今回、その3か所をザッと巡ってみた。眺めよし、スリル感よしの好ルートだった。



まずは君影ロックガーデンをめざす。君影団地のピカチュウの標識が登山口だ。
イヤガ谷東尾根に呼ばれる尾根道に入る。



ものの数分で、この標識の分岐を左へ(イヤガ谷東尾根は直進)入る。



すぐに四等三角点(366.8m)がある。



しばらく進んだところで三差路を左へ行くと、突然、前方が開け、大きな岩の上部に出る。
ここが君影ロックガーデンだ。菊水山と神戸の海が見える。



大きな一枚岩を少し下りてみて、振り仰ぐ。
播磨の高御位山の一枚岩を連想させる、立派な岩盤だ。
10時のおやつは、新開地駅で買った高級おにぎり。さすがに米の味が違い、美味かった。



もとの三差路に戻って左へ。少し先でイヤガ谷東尾根のルートに合流する。
さらにしばらく進むと、この略図看板が立つ三差路がある。ここを左へ。



小ピークをひとつ越えていくと、妙号岩の最奥部に出る。少しザレた、もろい岩場だ。
妙号岩は3段の岩壁で構成され、下から「前の壁」「中の壁」「奥の壁」と呼ばれ、
神戸のクライマーたちに親しまれている。



石井ダムのダム湖を隔てた対面にそびえるのは菊水山だ。
正面に、このあと登る菊水ルンゼが見えている。見るからに楽しそう。



妙号岩「奥の壁」の上部に移動。この岩を回り込むと、思った通り、
クライミングの終点があった。



この日は準クライミング装備とはいえ、登攀するつもりはない。
クライマーが下山路として使うルートを下る。
それでも芦屋の岩梯子を下るよりも少し難しいかもしれない。



「中の壁」の直下に出てきた。いい感じの岩場。でも、ちょっと待てよ…



巨大なスズメバチの巣。ああよかった。ここを懸垂下降していたら
文字通り「ハチの巣」にされていたことだろう。



「前の壁」。妙号岩が注目される、最もシンボル的な岩。



というのは、このたかさ55mの巨岩に、妙号「南無阿弥陀仏」の大きな文字が
刻まれているからだ。
兵庫登山会が立てた標識によると、約150年前、小部の極楽寺の和尚が旅人の
安全祈願のため、一辺1.3m角の文字を彫ったものだという。
この文字部分をホールドとスタンスとして登攀するクライマーもいるという。
その名も「罰当たりルート」。
現在は、さすがにたしなめるクライマーも多いというが、Mr.Dashは言われなくても
遠慮したくなる。熱心な仏教徒ではないが、それくらいの常識はある。



石川ダム管理道路に下りてくる。



「午後の部」は、菊水ルンゼの登攀だ。橋のたもとからトラバース道に入る。
その途中で、さきほどの妙号が垣間見える。



最初の顕著な谷筋が菊水ルンゼである。
のっけから、なかばクライミングの登攀。これは愉快痛快。



中ほどで振り返れば、妙号岩の全容が見えた。
岩に慣れていたら。ザイルを出さずに容易に登れるが、落ちたらただではすまない
のは明白。初心者は行かないようにね。



わずかに流れる水が切れる頃、踏み跡が左右に分かれる。
この日は、右にスズメバチが舞っていたので左へ逃げることにした。
最後はやや薮っぽい灌木帯を、腰をかがめるように登っていく。



菊水山の山頂にポッと飛び出る。



菊水山の電波塔に設けられた展望台からは、須磨方面と明石海峡大橋が見える。
この日は、午後になって霞んできて視界はイマイチ。



下山は鵯越方面でもよかったが、敢えて鈴蘭台に戻ることにした。
今は何も「展望」できなくなった展望台の脇を通る。



足下に、真ん中が赤いコウヤボウキ。



「森の泉」の公園を抜けて行く。池に金魚が泳いでいた。



地元山の会の拠点でもあるあずま屋の左から、尾根道に入る。



最後は石段の道を下りる。
駅の手前にある中華料理屋で肉まんを買って、鈴蘭台駅のホームで小腹を満たした。
すっかり満足して電車に乗ると、思った通り睡魔がやってきた。


※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教室」は、「ここをクリック」!!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2019年10月20日(日) [京都北... | トップ | 2019年10月26日(土) 険しい... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事