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Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2025年4月19日(土) [丹波]鹿倉山、狼尾根と地獄尾根は、たぶんもう行くことはない。。。

2025年04月21日 | 山登りの記録

■メイン写真
祠と三角点がある鹿倉山の山頂

■今回のコース
深山林道駐車場→鹿倉山林道→狼尾根→鉤掛地蔵(鉤掛越)→地獄尾根→鹿倉山→天狗岩→
烏帽子岩→熊野神社→轟水満宮→深山林道駐車場


予定していた某社ガイドツアーが中止になったので、かねてより注目していた鹿倉山(547m)へ、
偵察山行に出かけた。
狙うは狼尾根と地獄尾根。スリルある開放的な絶景の岩場ルートを予想していたのだが、
行ってみると、とくに狼尾根はほぼ廃道状態。地獄尾根も取付きに古い道標が転がっている
割にはルートは不明瞭。
もちろんルートを示すテープやリボンもなく(かなり古い紐は見つけた)、この両尾根は
残念ながら「商品化」は断念せざるを得ない。ま、こういう空振りもあるわい。

深山林道に入ってすぐの路肩にある駐車場には、鹿倉山周辺の概念図がある。
深山林道は、その先は車止めがある。


しばらく上がっていくと、未舗装の鹿倉山林道と分岐する。
少し距離が近いので鹿倉山林道をとるが、路面に水が流れ、けっこう荒れていた。

ふたたび深山林道と出合う。ここで古い道標に書かれた「鉤掛地蔵、地獄尾根コース」に従い、
植林の山道に入る。

10分ほどで、地形図の岩マークが描かれた地点に着く。狼尾根の取り付きだが、
ここには道標はなく、踏み跡も見当たらない。そそり立つ岩壁には、直登はできそうもない。

仕方なく、岩壁の左の行けそうなところを見繕って急登するが、

岩壁はけっこうな奥行きがあり、登れどもなかなか巻き終わらない。
やっとこさ弱点を見出して、岩稜の上に出ると、ミツバツツジのご褒美が。

岩稜は、このあたりまで来ると困難はない。
ちょっと下部を偵察してみたが、とても普通には行けそうになかった。

展望が開けた岩の上から眺めを楽しむ。

岩場が終わり、普通の雑木林の尾根道になって約20分で、鉤掛地蔵に着く。

一度、「鉤掛越コース」を下る。

深山林道に出る100mほど手前で、地獄尾根への古い標識が地面に横たわっている。
ここから登り返す。

その方角を見上げるが、道のようなものは見当たらない。おいおい(笑)。

とにかく力づくで登るが、急坂に落ち葉が深く積もり、滑りやすくって仕方ない。

今シーズン初のギンリョウソウ。

眺めがよい岩峰の上から。

岩場はコケでびっしり。この日はコケがカラカラに乾いていたからよいが、
少しでも湿っていたら登れなくなりそうだ。

強引に尾根に出て、藪っぽい踏み跡をたどると、鹿倉山の山頂に出る。

下山は、一般的なルートを使う。こちらは、しつこいくらいに樹にテープが巻き付け
られている。
少し下りたところで分岐があり、天狗岩に寄ってみる。
本日最高の絶景・快適スポット。高度感はものすごい。

直下を見下ろすと、最初に登った狼尾根の岩壁が見えた。

もとの登山道に戻り、さらに数分下ると、烏帽子岩に着く。
ここからの眺めもまずまず。

またも堆積した落ち葉に足を取られながら下る。

最後は植林地に入り、広葉樹の落ち葉がなくなって安堵。
熊野神社に到着する。

深山林道(ここが終点)に面した鳥居の横に、鹿倉山の古い説明板があった。
旧三和町の最高峰との説明だ。

しばらく深山林道を下り、途中で右に折れて轟水満宮へ。
轟水は、1634年に発見された水源で、横なある石碑に刻まれた文字によると、麓の村に住む
水口次郎左衛門翁が、水不足に悩む村人と共に苦心の末、鹿倉山中腹に水源を発見し、
3kmに及ぶ用水路を引いたという。また、「末期の水」として病人にこの水を与えたともいう。

柵内に立つモミの巨樹は、幹回り4.8m、京都府内のモミでは最大の幹回りだという。

轟水満宮参道で登山口に戻る。雑木林が美しい、歩きやすい道だ。

参道は、深山林道が見えるころ、薮が深くなっているのが見えた。
左の植林地にトラロープがまっすぐ張られており、ここを下って深山林道に合した。

下山に使ったルートはすべて良かったが、狙っていた岩尾根が使えないとわかり、
もうここには来ることはないのかなと思った。
付近にはベニバナヤマシャクヤクが咲くので、それを見に来るだけならアリかも。

 


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