Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年3月23日(火) [福井]天子山(あまごやま)へ、春の妖精達に会いに行く!!

2021年03月25日 | 山登りの記録
■メイン写真
山頂直下の展望所から見た白山


■今回のコース
行人岩登山口→休憩小屋→廃小屋→行人窟→展望所→天子山→(往路を戻る)→行人岩登山口


ガイド仲間と、福井県の"花の山"2峰を偵察してきた。
冬季に雪深くなる低山は、京阪神のそれと比べ野草が豊かである。
2峰いずれもスプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる山野草が開花。
その健気な生命力と、儚い美しさに胸を打たれた。



行人岩登山口には小屋がある。未舗装林道の路肩に数台の駐車スペースがある。
フキノトウがたくさん、朝やかな黄緑を輝かせていた。

植林の中、登山道を上っていく。林床にはミヤマカタバミの葉がちらほら。
花はまだのようだ。



しばらくすると、休憩小屋に着く。この上部で樹林帯が途切れ、
ススキなどの草地になっており、急坂に春の花々が見られるようになる。
土壌は雪どけの水分をたっぷり含み、ぬかるんで滑りやすいところも多い。
踏み跡をジグザグに登っていく。



斜面から振り返ると荒島岳の雄姿が。左には白山も顔を出し始めた。



斜面の途中に崩れかけの廃小屋があった。
この先で再び樹林帯に入るが、急登は相変わらずだ。



もうかなり山頂に近づくころ、急斜面に張り付くがごとく、大きな岩が現れる。
屋根のようにせり出した岩は高さ約11m、幅約15mあるという。行人窟だ。



行人窟は、別名「道人窟」「行者窟」などとも呼ばれる。
かつて禅宗の僧がここで修業したそうだ。



岩には南無阿弥陀仏の経文や線刻の仏像、年号などが刻まれているが
風化で読みづらくなっている。



山頂直下の展望所からは、北から東側への眺めがすばらしい。
写真は経ヶ岳。白山がひときわ白く輝いていた。
また、北に見える越前甲(越前大日山)の峰にも心魅かれた。

山頂はプレートもなく、灌木に囲まれて居心地が悪いところだった。
白山遥拝石から六呂山へと周回しようかと考えていたが、稜線は雪の踏み抜きと
灌木の倒木や深い薮で、カモシカの足跡しか収穫はない。
5分ほど進んだところで引き返し、おとなしく往路を戻った。
惜しまれる計画変更だと思ったが、ケガの功名、午前中はまだ閉じていた花が
かなり開いて、美しい姿を拝むことができて満足。
時間が余ったので、急遽もう1座、歩いてみることにした。

[天子山で見かけた花]



■ホクリクネコノメソウ。水気が多いところに生えている。



■ショウジョウバカマ



■カタクリの蕾はまだ固かった。



■ミノコバイモ。数は少ない。



■エンレイソウ



■お待ちかね、キクザキイチゲ



■ダンコウバイか、シロモジか。



■咲きかけのアズマイチゲ。



■下山時、大きく花びらを開いたアズマイチゲ。個体数は多い。



■登山口で見つけたミヤマカタバミ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2021年3月20日(土) [六甲]君... | トップ | 2021年3月23日(火) [福井]文... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事