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Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年3月20日(土) [六甲]君影ロックガーデン、妙号岩、菊水ルンゼを歩く!

2021年03月21日 | 山登りの記録
■メイン写真
すごい傾斜が続く菊水ルンゼ。要注意の核心部が標高差約140mにわたって続く


■今回のコース
鈴蘭台駅→君影団地ピカチュウ標識(登山口)→君影ロックガーデン→妙号岩→
石井ダム管理道路→菊水ルンゼ→菊水山→鈴蘭台駅


六甲山系の西部、神戸市北区・鈴蘭台の南側にあるスリリングな岩場ルートを
歩いてきた。
もともとは21日(日)に予定していたのだが、雨の予報のため前日の土曜日に
前倒ししたものだ。



まず君影団地の南端、イヤガ谷東尾根への登山道に入る。
ピカチュウの標識が目印だ。



すぐに出てくる次の標識で左折、四等三角点を過ぎて、次の三叉路を左へ進む。
ここまで平凡な雑木林だったのが、突然、開けた大岩の上に出る。
ここが君影ロックガーデンだ。



鈴蘭台の市街、菊水山、そして神戸の海が見え、爽快だ。
なお、石井ダムの管理道から君影ロックガーデンに上がることもできる。



もとの三差路に戻って左へ。ふたたびイヤガ谷東尾根のルートに合流し、
300mほど南下したところの分岐を左折する。
風化した花崗岩がザレた踏み跡を登りきると、妙号岩の最上部に出る。
石井ダムが眼下すぐに覗ける。



すぐ対面には菊水山の鉄塔が見える。
中央に見える険しい谷がこのあと登る菊水ルンゼだ。

ここからはクライマーが下山路として使うルートを下る。
念のためヘルメット等で武装する。

クライマーたちにはおなじみの妙号岩だが、下から「前の壁」「中の壁」
「奥の壁」の3段で構成されている。屏風のように立ちはだかる岩を見上げる。
この日も下部のフェースではクライマーが登攀中だった。



「前の壁」には妙号岩の名の由来でもある、妙号「南無阿弥陀佛」の大きな文字が
刻まれている。岩の高さは上部まで55m。文字の一辺は1.3m角だ。



石川ダム管理道路に下りてくると、妙号岩の説明板がみられる。



管理道の橋を渡りきったところから、細々と続くトラバース道に入る。
途中、鳥原川を挟んだ対岸に、先ほどの妙号岩が見える。
文字は読みにくいなぁ。



最初に出合う顕著な谷筋が菊水ルンゼだ。一同、迫りくる難所に気を引き締める。



登攀欲をそそられるルンゼ。実際に取りつくと、スタンスもホールドも大きく豊富だが
傾斜が急なのでミスは許されない。



一ヶ所、ロープで補助したが、あとは概ね自力でクリア。
三点確保、足の置き方、体重移動、効果的で安全な手の使い方など、
どれが欠けても岩場の処理は難しくなる。



背後に妙号岩。振り返る余裕があったかな?



少し傾斜が緩み、薮っぽくなり始めたころ、左に細い踏み跡が現れる。
谷筋を離れ支尾根に上がり、その先端の展望岩に立ち寄る。ご褒美の眺めだ。



尾根の細い踏み跡をたどり、電波塔が立つ菊水山の山頂にたどり着く。
午後から雨模様の予報が出ていたが、天気は持ちこたえている。



電波塔に設けられた展望台からは、須磨方面に明石海峡大橋、淡路島が見える。
海岸線は加古川方面まで見渡せる。
また、君影団地や妙号岩もシッカリ見下ろせる。



武装を解き、雨が降らないうちに下山にとりかかる。



遊歩道には春の足音。クロモジの花、タムシバの花、ちょっと臭いヒサカキの花…



真新しい大堰堤を巻いて市街地に出たら、モクレンが満開だった。



鈴蘭台駅まではもう少し。緊張感と爽快感が入り混じる難ルートを攻略し、
みなさん充実の笑顔だった。

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