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2023年 夏の北海道ツーリング③(斜里岳登山)

2023-08-27 | ツーリング(北海道)
2023年8月21日(月)

北海道上陸2日目は、日本百名山の1つ"斜里岳"への登山。

これまで"羅臼岳"や"大雪山系""利尻山"に登り、道内では久しぶりの登山となる。

斜里岳には沢登りがあり、不安と楽しみが入り交じる。

天気予報は晴れだったが、朝から少し曇り空。

ホテルの朝食は6時半から。

朝食を食べると登山開始が遅くなるので、昨日買っておいたパンで済ます。

準備を済まし、登山ウェアに登山靴で行く。

荷物はリュックのみ。

目的地の登山口はここから28kmの距離。

登山はいつも深夜早朝に出発することが多かったが、近いのはとてもイイ。

6時30分 宿を出発

斜里の街中を抜け、田園風景が広がるエリアへ。

こちらが斜里岳↓
やや雲に隠れている。

しばらくして、登山道入口。

ここから7.9km先の"清岳荘"が目的地。

しばらく細い山道を進んでいると。。。

途中からまさかのダート。
これは想定外。

まだ4.5kmほどあり、なかなかに厳しい。
時速10〜20km程で後輪が滑らないよう下半身で制御。

カーブになるとより緊張した。

あと1kmぐらいのところで舗装路となるが、その先はすぐダートに戻る↓
後方からクルマが来たので先に行ってもうも、ダート上で避けるのも一苦労。

すれ違いで対向車が来ないだけマシだった。

7時18分 清岳荘駐車場に到着

何とかダートを完走し、登山前だがこっちが疲れた。

駐車場入口付近の100mは舗装路だが、駐車場はダートのため草むらスペースに駐輪。
リュックを降ろし、背負えば準備完了。

先ずは清岳荘へ行きトイレを利用。
駐車場利用と合わせ200円を支払う。

登山ルートはこんな感じ↓

左側の清岳荘から旧道(二俣/左側)を経由し山頂へ。下山は新道(熊見峠)を経由して戻る。

小さな神社で無事を祈る。
登山情報↓
旧道で登るけど、大丈夫かな。。。

コースの注意書き↓
とても詳しく書いてある。

登りは旧道の沢コース。下りは新道が定番。

昨日はアメだったので増水の可能性もあり、不安はあるが取りあえず行ってみる。

7時31分 登山開始
序盤は森林の中を少し上がり、下って行く。
帰りは疲れた頃の登りとなる。

5分ほどで林道に出る。

フラットな道から緩い坂道を下る。

8分ほどで、再び登山道。
山頂まで3.6kmと距離は少ない。

早速、沢がお目見え。

少し歩くと神秘的な景色↓
人もいないので、朝から気持ちがイイ。

7時49分 ここから沢渡り開始
岩の上に足を置き、難なく渡る。

ここは沢の右横を真っ直ぐ進む↓

浅い部分はそのまま入っても大丈夫。
序盤から何度も渡渉する。

渡渉する他の登山者↓

この辺りは水深が深く、落ちないよう慎重に。

8時06分 "仙人洞"に到着

入れないが奥深い。

少しして、開けた場所に出る。
あの山が"斜里岳"かな?

8時12分 "下二俣"に到着
左手が"旧道"、右手が"新道"。

旧道への注意書き。

もちろんチャレンジする。

横を見ると"水蓮の滝"に小鳥↓

しばらく、じっとしていた。

1番大きな"羽衣の滝"↓

あれを登るのかと思ったら。。。

左脇に登山道があった↓
ちょっと安心。

しかし、結局はこんな感じのところを登る↓

藻がないので滑らないが、慎重に登る。

また神秘的な場所に出る。

神々しい。

ここは直線的に渡るみたいだが。。。↓

(ルートを外れ、左側の岩を登り右へ渡った)

ちょっと休憩。

水分補給は大事。

こちらは"万丈の滝"↓

この滝も大きい。

登山道は滝の右側にある。

ロープがあるので、少し滑りやすいのかと思ったが、問題なかった。

少し緩やかになる。

川の左側が登山道。

こちらも少し急な場所。

"見晴の滝"と札が掛かった木が邪魔をする。

足元は滑る急な砂地のため、木に掴まり登った。

あれが"見晴の滝"だったのかな↓

再び開けた場所↓

右側を登り、登山者がいる辺りで左へ渡渉する↓

ここも急な坂道↓
油断して片足が滑ったが、何とか行けた。

ようやく川が小さくなる。
30回ほど渡渉し、この先は浅い川の中を歩く。

9時25分 上二俣に到着

ようやく渡渉は終わり。涼しげで楽しかった。

しばらく進むと開けた場所↓
左と右に小高い山が見える。

右が斜里岳と思っていたら、左になるらしい。
馬の背を登り、その奥となる。

急坂のザレ場が結構疲れる。

途中で水分補給しながら登ると、ようやく稜線が見えて来た↓
山頂はこちら↓

あれが馬の背になるのかな(斜里岳は奥の山)。

頑張って登る人が見える。

あそこが山頂っぽい↓
この辺りはやや急なガレ場↓
ガイドさんと一緒にお母さんが頑張っていた。

ガレ場を登りきると、ようやく山頂を捉える↓

山頂には頑張った人達が見える↓
近くに社があったので、また無事をお祈り。

最後のひと踏ん張り↓

右側は谷底↓

油断しなければ大丈夫。

マイペースを保ち、何とか登りきり。。。
ようやく山頂へ。。。

10時17分 斜里岳山頂に到着

今回も頑張ったなぁ。

あちらには団体さん。

さっき登っていたお母さんも、ようやく山頂に到達し、団体の方々が優しく迎えていた。

腰を下ろし、いちごの菓子パンを頂く↓

甘くて美味しい。

周囲が真っ白の中、一部だけ景色が見え、少し眺めていた。

地図を見ると右の山は"東斜里岳"と書いてある。

清岳荘まで、戻りは5.7kmの道のり。

少し辺りを散策するも、真っ白なので下山する事とした。

10時34分 下山開始

ザレ場を慎重に下る↓

草むらから"チッチッ"と鳴き声が聴こえる。

鳥か、もしかすると"ナキウサギ"かな?

すると何かが登山道を横切った。

真下を見ていたためハッキリしないが、リスだったかも知れない。

山頂を振り返ると、団体さんも出発する様子。

下山中に見えるのは、さっきの"東斜里岳"↓

登山道っぽい道は見えるが、地図にはない。

稜線に下りてきた。

ここから、滑りやすい急なザレ場を下る↓

しばらくして沢に入る。
ここまでは早い。

11時03分 上二俣に到着
ここから"新道"に入り"熊見峠"に向う。

登りから始まり、アップダウンが続く。

開けた場所に出ると、向こうの山まで登山道が続いているのが分かる。

下りてまた登るのか。。。

ここが"熊見峠"かと思いきや、矢印表記だった。

多分、あの山の辺りだろう↓

今回、熊鈴は持っていたが登山者が前後にいたため、特に付けなかった。

熊見峠と言うくらいだから、ヒグマと遭遇するかも知れないが。。。

11時34分 熊見峠に到着

特に視界が開けてる訳でもなく、ただポツンと看板があるだけ。

休憩する方もいたが、そのまま通過した。

ここからはぬかるんだ急坂。

膝に負担が掛かると痛くなるので、太ももに負荷を掛けて降りた。

12時09分 二俣に到着
新道は結構な急坂だった。

しばらくすると再び沢に出る。
登りと違い、何だか増水している様子。

足の置き場を変え、時折、くるぶし辺りまで浸かるが、浸水はギリセーフだった。

渡渉を何回か繰り返し、ルートを見失い掛ける。

間違えやすい場所を少し覚えていたため、何とか渡渉エリアを抜けた。

12時37分 ようやく林道に出る
あとはフラットで緩やかな登り。

右手の階段を上がり、山の中へ入る。

5分ほど登ると清岳荘が見えて来た。

そして。。。

12時49分 ようやく下山終了

先ずは社に無事を報告。

奥の水場で顔を洗うとヒンヤリして、とても気持ち良かった。
あとはまたダートに神経を使う。
下半身でバイクを制御し、4.5kmのダート道を下って行く。

コケそうになりながらも、何とか持ちこたえ、ようやくダートを抜けた。

舗装路が伸びている様子もあり、いつの日か清岳荘まで舗装されるといいな。

このまま宿には戻らず、他の山の方角へ。
そう、昨年も寄ったあの場所へ。。。

13時36分 いっぽんの道に到着

オホーツク海に伸びる15kmほどの直線。
20〜30km離れた場所に"天に続く道"もあるが、あちらは観光地化され人が多い。

周りには誰もいないので、汗だくになりながらも写真を撮った。

さぁ、あとは宿まで戻るだけ。

停まると暑いが走れば涼しい。
昨年ここに来た時、斜里岳がキレイに見え、一度登ってみたいと思っていた。

残念ながら、この時は雲が被っていたが。。。

14時12分 宿に到着

先ずはシャワーを浴び、夕食はセコマにした。

また豚丼を美味しく頂いた。

【今回の登山データ】
登り2時間46分(山頂休憩含まず)
下り2時間15分
(スタート途中から開始したので正確ではない)

沢登りは楽しかった。

3日目の走行距離は58kmだった。

明日は知床五湖を散策し、根室へ向う。

ーDankeー


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