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気ままにツーリング

Ninja1000SX とスウィッシュ でアドベンチャーな旅へ

北陸を巡る アフターSSTR

2025-06-07 | ツーリング(東海・北陸)
2025年5月31日()

昨日は多くのライダーが千里浜に集い、それぞれ熱いドラマや達成感を味わった。
ひと晩、氷見の宿で疲れを癒し、この日は北陸を巡ったあと信州へ向かう。

宿の駐車場には沢山のバイク。
ほとんどがSSTR参加者だろう。

この日(土曜日)はSSTR最終日のため、更に多くのライダーが千里浜を目指す。

過酷な長時間の移動、アメや寒さ、睡眠不足など様々な苦労や疲労を乗り越え、昨日は自宅から900km以上を走り頑張った。

今日はゆっくり周りたい。

朝風呂で湯ったりしたあと、たっぷりの朝食。
お昼は食べなくても大丈夫そう。

8時前には出発準備を整えチェックアウト。
軒下に沢山いたバイクは既に出発し、皆さん朝から何処を目指すのか。

この日の目的地は塩尻の健康ランド。
お風呂で湯ったり癒したい。

先ずは氷見の海岸へ。

氷見の街中は2年前にたっぷり見て回ったので、そのまま富山湾を南下する。

曇り空で今ひとつだが、朝は涼しかった。

8時10分 道の駅 雨晴に到着
ここは見晴らしが良く、晴れていれば眺望がとても良い。

今日は残念ながらの曇り空。

まだ人は少ない。

海岸へ降りてみる。

線路脇には『義経神社』

この下の岩で義経が雨宿りした。

遠くには『女岩(めいわ)』。

周囲に小さい岩があり、子を持つ母のような様からそう呼ばれる。

道の駅のテナントはまだオープンしておらず、雨晴海岸もゆっくり見れたので次へ向かった。

次は"海王丸パーク"へ。

ここもいつもの立ち寄り場所。

こちらが海王丸↓

パーク内を少し歩き、近くにあった『日本海交流センター』の中を見て回る。

まだ時間が早いためか人はまばら。
次へ進むか。。。

次は新湊大橋を渡り"親不知(おやしらず)"へ。

富山湾沿いのR415>R8を東へ進み、1時間半ほどでようやくシェルターの道へ。

ここはお気に入りの道。

名所の"親不知•子不知"に寄るか悩んだが、前回たっぷり見物したので、そのまま通過。
次回来た時は寄ろう。

11時 道の駅 親不知ピアパークに到着

北陸道の下にある珍しい道の駅。

ここはヒスイの販売や資料館もあり、海岸ではヒスイを探す人もいる↓

来た道を振り返ると、断崖絶壁に荒波が立ち難所と呼ばれた"親不知•子不知海岸"↓

今では第四世代の北陸道もあり便利になった。

次は糸魚川にある"フォッサマグナ"関連を見て回る。

11時40分 フォッサマグナミュージアムへ

前回、立ち寄れなかったフォッサマグナに関する資料館。

近くでは"化石探し体験"もやっていた。

入館は700円。

中に入ると石に関する展示物が沢山並ぶ。

こちらはヒスイ↓

糸魚川はヒスイの産地として有名。

沢山のヒスイが展示されているが、フォッサマグナはどこにあるのか。

もうヒスイはたっぷり観れた。

途中からようやくフォッサマグナが登場↓

フォッサマグナが出来るまでの経緯をシアターで描かれていた。

石や地質に関したっぷり理解出来た。

最後に様々な石がこれでもかと展示↓

石が好きな人は十分楽しめるだろう。

次はここから7kmほど南へ下った、フォッサマグナパークへ。

断層が観れる場所があり、昨年は時間がなく寄れなかった。

ここはR148号沿いにありアクセスしやすい。

断層はここから400mほど山の中。

緩やかな坂道だが、軽く汗をかいた。

こちらがフォッサマグナの断層↑
糸魚川―静岡構造線となる。

先ほどミュージアムでも観たような説明書き↓

こちらが東西を隔てる断層↓

左がユーラシアプレート、右が北アメリカプレート。

対岸の酒造会社には糸魚川―静岡構造線が通っており、それぞれ東と西で地下水が違い、お酒造りには西の軟水を使っているとのこと。

あの辺りかな↓
あんな所にミドリ色のバイク↓
SSTR参加者かな。

こちらがプレートの様子。

日本は4つのプレートが関係していることが分かる。

断層や地質、ヒスイなど色々見て回れたので、このあとは塩尻に向かうのみ。

南の空は雲行きが怪しかった。

道の駅 白馬でポツポツ来たので、レインウェアと半乾きのグローブを装着。

このあとは安曇野の山麓線や、サラダ街道をアメにやられ走り抜けた。

15時45分 2日目の宿に到着

いつも利用する『信州健康ランド』。

最後はアメにやられたが、しばらくすると日差しが見えていた。

2日間の疲れをお風呂で癒し、夕食は食堂で好きなモノをいただく。
生ビールが美味い。
あとは"豚玉丼"と"たこ唐揚げ"を注文。
(料理の写真を撮り忘れた)

お腹も満足し部屋に戻ると、短い時間だが花火が打ち上げられていた。

ちょっと得した気分。

2日目の走行距離は232kmだった。
〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜
そして3日目の朝。

朝風呂で湯ったりしたあとチェックアウトし、遅めの8時半に宿を出発。

他に駐輪していたバイクいなくなっていた。
皆さん行動が早い。

この日はR20でまったり横浜へ戻るのみ。

晴れて気持ちの良い諏訪湖を経由し。。。
茅野>北杜>甲府を地道に経由する。

最終日は特に予定はないため、時間に制限されることなく、黙々と景色を眺め走れた。

11時 道の駅 甲斐大和で休憩

少し早いが、こちらの蕎麦屋さんで昼食。

度々利用するこちらの蕎麦屋さん。

ザルはとても美味しく、今回初めて食した"ミニ穴子丼"はサクサクした食感が美味しかった。

また食べに来たい。

このあとは高尾まで地道に走り、町田街道を経て自宅には14時に戻った。

3日目の走行距離は197km

今回のSSTR参加も合わせると、1355kmの走行距離だった。

GWの東北と今回のSSTRと北陸ツーリング。

そろそろ関西や中国•四国、九州エリアへ、久しぶりに走りに行ってみたい。

長距離となると時間と予算が必要なので、計画を練ってチャレンジしてみよう。

―Danke―

能登を巡る 2025年のSSTR

2025-06-04 | ツーリング(東海・北陸)
2025年5月30日(金)

太平洋側の海岸を日の出と共にスタートし、日没までに日本海側の石川県千里浜を目指す、サンライズ•サンセット•ツーリング•ラリー。

今年は梅雨前線の影響か、5月下旬はアメの日が多く、参加された方々はレインウェアが必須だった様子。

今回、参加した5/30は深夜から降雨量が多く、また冷たい空気も入り込み、途中の富士裾野では気温7℃と真冬の寒さを体感し、スタート地点の御前崎に着くまで結構なダメージ。

春夏ウェアにインナーダウンやヒートテックを重ね着し、グリップヒーターで手を温めて何とか寒さをしのいだ。

〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜
前日の21時半に自宅を出発し、R246>R469>R1と一般道を経由し、1時半には東名牧之原SAで休憩。
ここで2時間ほど休憩し、びしょ濡れになったレイングローブを乾かし、3時に早めの朝食。
仮眠は取れなかったが、4時前にはSAを出発したあと、4時15分には御前崎に到着した。

御前崎の日の出は4時36分。

バイクの数は少なく、日の出まで20分をどうするか考えていると、係りの人より建物を開放したと教えていただき、スタート前までこちらで雨宿り↓
とても助かる。(⁠⁠^⁠‿⁠^⁠)

前回はキレイな朝日を見て、気持ちの良いスタートを切れたが、今回は絶望的。

次第に明るくなりバイクは増えるも、昨年参加した金曜日より少なめだった。

海風が強く、寒々しい。

スタート前までに各チェックポイントや、当日発表されるびっくりポイントをチェックし、追加でルートを設定。

そろそろ日の出の時刻。
そして。。。

4時36分になると真っ先にスタートを切る。

先ずは近くの道の駅をチェックし、次に静岡県の指定道の駅へ。

5時15分 指定道の駅 掛川に到着

通常の道の駅は2ポイント、指定道の駅は3ポイントとなる。

ここから一気に能登を目指すため、森掛川インターより新東名で移動。

各PA、SAは1ポイントとなり全て寄って行く。

3車線の新東名は進みが早く、東海環状道>東海北陸道と乗り継ぎ、白川郷を越え富山県へ。

アメの範囲は岡崎辺りで抜けたが、まだ寒さも残るためレインウェアは着込んだまま。

次第に青空が見えてきた。

この先晴れることを願い北上する。

9時10分 城端SAに到着
想定よりも早く着き、ここでレインウェアを脱いで気持ちもスッキリ。

この先の高岡インターを目指す。
高岡まで来ると少し気温も上がり、寒さは和らいだ。

9時35分 道の駅 高岡で2ポイントを獲得

ここからは一般道で能登の道の駅を巡る。

先ずは氷見の道の駅。
ここは指定能登半島地震被災地として、3ポイントが加算。

富山湾を北上し、次々と道の駅を経由する。

能登半島はすっかり青空に。。。

昨年は地道に各県の道の駅をチェックしたが、今回は能登半島をメインにチェックする。

七尾から和倉温泉を経由し中島町へ。

道の駅 中島ロマン峠ではSSTR歓迎の看板。

未だ復興中の能登を応援したい。

能登の海は穏やかでキレイ。

以前、能登半島を巡ったのは7年前。

しばらくすると"日本最古の漁法 ボラ待ち櫓"を横目で見ながら通過↓
初めて見た時は何か分からなかったが、穴水町の観光名所となっている。

11時50分 道の駅あなみずに到着
ここは鉄道駅が道の駅となる。
ここでおにぎりを食べて、ひと休み。

この後の予定では、のと里山空港桜峠千枚田輪島と能登半島の半分を周る考えだったが、時間に余裕が出来たため、能登を全周するルートに急遽変更。

能登の先端にある"禄剛埼(ろっこうさき)"近くの"狼煙(のろし)"を目指す。

道路はあちこちに凹凸はあるものの、補修もされており、進みは良い。

道の駅すずなりまで順調にチェックし、能登の東海岸を北上。

13時15分 道の駅 狼煙に到着

以前来た時は活気があったが、どこか寂しい感じ。

ここからは輪島を目指し、奥能登絶景街道(県道28号)を西へ進んだ。

眺めがとても良いが、一部の道路は復興中のため、片側通行や迂回路も作られていた。

しばらくすると塩田エリアを通過。

塩田に水を撒いていた。

13時40分 道の駅すず塩田村に到着
ここは塩の資料館があり、ゆっくり見たかったが、夕刻にはゴールしたいためすぐに出発。

この先は普段通行止めのようだが、今は解除されていた。

この辺りの被害は大きく、山崩れにより従来の道路は通行出来ず、仮設の道がしばらく続く。
まだまだ復興には時間が掛りそう。

千枚田をチェックしたあと、いよいよ輪島へ。

輪島に入ると"自然災害伝承碑"や"びっくりボーナスポイント"をチェック。
輪島の海は穏やかだった。

14時35分 道の駅輪島に到着

今では廃駅となった"のと鉄道 輪島駅"跡地。

かつての駅を展示されているが、ここも地震の被害を受けていた。

街中の道路も至る箇所に凹凸があり、復興のための大型トラックやダンプの往来も多かった。

次は南下し西海岸側に向け出発。

しばらくして、道の駅 赤神に到着。

赤髪のアッキーの看板が目を引いた。

スタートして11時間、自宅を出てから18時間が経ち、睡魔もそうだが疲労が溜まる。
天気が良くなっただけでもありがたい。

さらに南下し"とぎ海街道"を経て、最後のチェックポイントへ。

16時10分 道の駅 ころ柿の里しかに到着

ここから千里浜までは25km。

のと里山海道に乗り、一気に距離を縮める。

今浜インターで自動車道を降り、いよいよゴールの千里浜へ。。。

16時35分 千里浜で感動のゴール

ほぼ12時間を走り終えた。

千里浜のアメを心配していたが、晴れやかで気持ちの良いゴールとなった。

千里浜の日の入は19時6分だが、理想の夕刻にゴール出来たのも嬉しい。

ここから6km先にゴールゲートはあるが、千里浜に入れば何処でもゴール登録して良い。

さざなみは穏やかで、海もキレイ。

写真も沢山撮れたのでゴールゲートを目指す。

地元の方々に手を降ってもらい、ゴールゲートを通過。

ゴールゲートの様子↓
この日の登録枠1500台のうち、まだ300台ほどしかゴールしておらず、このあと沢山のバイクがゴールする。
ゴールゲートを通過したバイクは、その先の駐車場に停め、受付まで歩いて行く。

歩いて10分ほどで千里浜へ。
Kawasakiのところにバイクを置いて撮りたかったなぁ。
受付はあちら↓

受付を済ませ、参加の品をいただく。
少し寂しい参加記念品。

恒例の"貝汁"が身体に染みる。

美味しく頂いた。

ここからは昨年も泊まった氷見の宿へ。

18時前には到着

ルートイングランティア氷見 和蔵の宿。

バイクは建物の軒下に駐輪。

時間が遅くなると軒下は埋まり、あとのバイクは青空駐車となる。

部屋はホテル側の都合で、なぜか広めの部屋にして頂けた。

気遣いが嬉しい。

部屋から氷見の街が望める。

広めの温泉は貸切状態で入り、疲れと睡眠不足からお風呂の中ではうとうと。。。

風呂上がりはもちろん生ビール。

夕食は海鮮丼。

唐揚げを別注で頂いた。

昨年と同じメニューだが、お腹も満足たった。

これまで以上に頑張った今年のSSTR。
今回の記録は以下の通り。

スタート:4:36(御前崎)
ゴール:16:34(千里浜)
走行距離:684km
獲得ポイント:73
指定能登半島地震被災地応援ポイント10箇所以上を達成(13箇所)。
びっくりポイント:1箇所
自然災害伝承碑:1箇所
指定道の駅:1箇所
岬ポイント:1箇所
道の駅:4箇所
SAPA:16箇所

総走行距離は926kmだった。

自宅からアメにやられ大変だったが、昼前にはアメを抜け、ゴールの千里浜は気持ち良い青空となり、苦労しただけあって最高のゴールだった。

しばらく長距離は控えたいが、翌日以降はゆっくり自宅へ戻る。

―Danke―

雨のSSTR 2025

2025-05-29 | ツーリング(東海・北陸)
2025年5月29日(木)

今回で3回目の参加となるSSTR 2025。

2/23の早朝にエントリーし、今から1ヶ月前には参加の品が送られてきた↓
これまで長袖シャツや防水バックなどを頂いたが、今回のはちょっとショボい。

ゼッケンはなんと2000番代。
これまでキャンセル待ちや繰り上げ参加により、番号は1万以上だったが、申し込み開始と同時にエントリーしてもこの番号と言う事は、それだけ人気がある証拠。

今年も御前崎から能登を目指し、あちこち寄って走る想定距離は650km。

先日、洗車やチェーンメンテをし、先月の東北ツーリング前にはタイヤをT32からT33へ履き替え、ゼッケンも貼り付けたので準備は万全。
問題は今日の夜から明日に掛け、関東から東海はアメってこと。

今晩、御前崎へ向けて出発するが、レインウェアは必須でおまけにやや寒そう。

防寒対策をしっかり行い、特に明日は事故のないよう気を付けて完走したい。

―Danke―

SSTR後に北陸ツーリング

2024-10-18 | ツーリング(東海・北陸)
御前崎から千里浜まで無事にゴールした2024年のSSTR。
天候に恵まれゴールの千里浜は最高だった。

翌12日(土)は世間では3連休。

あとはゆっくり横浜へ戻るだけ。
せっかくなので能登を周りたいが、まだ復興ままならないため、この日は氷見から長野へ進路を取る。

宿の駐車場にはSSTRに参加したバイクたち↓

みんな、それぞれ頑張った。

空いているうちに朝風呂で湯ったりし、6時30分には朝食。

子どもの団体が多く、周囲は朝から賑やか。

食後はバイクの様子を見に行く。

福岡から来ているバイクもいて、SSTRの人気が伺える(スゴい)。

長野までのルートを設定。

日本海沿いの一般道を走り、糸魚川で南下したあと、塩尻が目的地。

8時には出発準備も完了

SSTRの余韻に浸りゼッケンは着けたまま。

先ずは氷見の街中へ移動する。

昨年も寄った"まんがロード"。
氷見は藤子不二雄Aさんの出身地。

街中では藤子不二雄Aさんが描いたキャラクターたちがあちこちに点在。
昨年、散策したので今回は通りを流すだけ。

忍者ハットリくん↓

橋にあるカラクリ時計も見たかったが、前回たっぷり見たのでスルーした。

氷見の街中を抜け、海沿いの道へ。

朝から気持ちがイイ。

しばらくして"道の駅 雨晴"に到着。

雨晴海岸が見渡せる。
まだ人も少ないので海岸をバックに。

線路を跨いで海岸へ。

線路沿いには"義経岩"↓

源義経が雨宿りした岩と言われている。

穏やかな波の音が心地良い。

近くには釣り船も。

海がキレイだから魚も沢山いそう。

現在地はこの辺り。

次は海王丸パークへ向かう。

25分ほどで到着。
向こうに見えるのが"海王丸"。

いつもパーク側に停めるので、敢えて反対側に来てみた。

富山新港に掛かる"新湊大橋"。

清々しい天気で気持ちがイイ。

周囲では釣りを楽しむ人たち↓

あまり釣れてなさそうだった。

新湊大橋を渡り、次の経由地へ。

"ほたるいかミュージアム"に到着↓

ミュージアムには入らず(有料600円)、周辺を見て回る。
展望台から望む富山湾。

さっきからずっと見慣れた景色。

次の経由地は"海の駅 蜃気楼"↓

こちらに"風の地平線"と言うモニュメントがあるので、コレを見に来た↓

富山湾の蜃気楼をイメージしたのだろうか。
海鮮など食事が美味しそうだったが、まだ朝食を食べたばかりなので休憩のみとした。

次は黒部の街中を縫って走り。。。

"生地中橋"に到着。

ここは河川に船が通ると旋回する可動橋。

残念ながら橋の旋回タイミングは狙えず、そのまま通過した。

次はR8に合流し親不知(おやしらず)へ。
海が見えるこのトンネルがとても長かった。

11時35分 親不知の駐車場に到着

タオルを片手に親不知を散策する。

この親不知は断崖絶壁が続く"天下無双の難所"と呼ばれ、東西日本の境界地。
明治に道路が開通するまでは、波を避け海岸を通り抜けねばならない危険な場所。

今は松尾芭蕉の"奥の細道"に描かれた風景地として指定されている。
親不知の由来は愛児を波にさらわれた親が詠んだ歌からと言われており、断崖に切り開いた道は第1世代〜第4世代まである。

遠くに見えるのは"第4世代"の北陸道
その下には"第3世代"の国道8号線

今いる場所は"第2世代"の道となり、遊歩道となっている↓
かつては車が往来し、第1世代は海岸となる。

こちらは"如砥如矢(とのごとく やのごとし)"と掘られた絶壁↓

断崖絶壁で"天下無双の難所"を切り開いた喜びから、"砥石のように滑らかで矢のように真っ直ぐである"という意味で、明治16年に掘られた。

当時の苦労は想像を絶するだろう。

遊歩道を600mほど進むと下に降りる階段↓

結構、急で登り返しがしんどそう。

まだ下る。

下り終えると鉄道のトンネル↓

トンネルを進むと、駐車場側に抜けられる。
中は真っ暗なため、入口に懐中電灯の貸し出しがあったが、自分の腕時計のLEDライトを照らし進んだ。

心細いがないよりマシ。

所々には作業員の非難よけがあり、そこだけ明かりが照らされている。

かつては汽車が通行し、トンネルの長さは667mほど。

約10分ほどでトンネルを抜けた。

中は涼しかった。

散策マップを見ると、この下も行けそう。

海岸に出られるようなので行ってみる↓

また階段を下る。

海岸は砂浜ではなく、大きめの石がゴロゴロあり、若干歩きにくい。

キレイな丸っこい石↓

さざ波が独特な音を醸し出す。

押し寄せる時は普通にザザーという波音だが、引き波はコロコロ音を立てておもしろい。

あまり聞いた事のない波音をしばらく聞いていた。

海岸から戻り、階段を上がると汗だく。

トンネルは涼しかったのに。。。

親不知を出発し、第3世代のR8を東へ。

文明は素晴らしい。

12時30分 道の駅 親不知ピアパークに到着

予定時間を大きくオーバー。

15時の宿入りを考えていたが、このままでは16時は固そう。

と思いながらも、こちらの道の駅を散策。

大きなカメ↓

その先に"翡翠ふるさと館"があり、ちょっと観ていく。

中には巨大なヒスイ↓

この辺りはヒスイが取れるらしく、表ではヒスイ売りの露店がいくつかあった。

海岸ではヒスイ探しに勤しむ人たち↓

ヒスイ探し専用の道具を片手に、これから海岸へ行く人たちもいた。

面白そうだが、まだ汗が引かないためソフトクリームでクールダウン。

このあとフォッサマグナを見に行く考えだったが、時間が押しているため、ここから一気に塩尻へ向かう。

この辺りのR8は初めて走るが、断崖絶壁の道のためかトンネルがとても多い。
トンネル内は海側が開けており、起伏やカーブもあったが、またそれが楽しかった。

糸魚川で右に折れ、白馬へ向け南下。

白馬の山々がキレイで、大自然の景観を見ながらほぼノンストップで安曇野へ。

普段は国道を走るが、山沿いの県道306号を初めて走る。

信号が少なく、りんご畑やお洒落なエリアもあり、とてもイイ道だった。

15時45分 馴染みの宿に到着

またまたやって来た"信州健康ランド"。
昨日の宿と比べると部屋は狭いが。。。

お風呂で湯ったりするのが目的なので、特に気にしない。

まだこの時間は空いていたが、夜は満車となりクルマやバイクで溢れていた。

早めに着かないと、お風呂も食事処も混むため、いつも15時入りを目指している。

まだ昨日の疲れが取れておらず、この日もイイ汗をかいたため、お風呂で湯ったり。

お昼を食べなかったので夜はガッツリ。

豚玉丼と唐揚に生ビール。
お腹も膨れ、あとは部屋でゆっくり寝た。

〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜
そして次の日。。。

朝もお風呂で湯ったりしたあと、8時にはチェックアウト。

R20を基本に横浜まで戻る。

諏訪湖を通過。

朝から爽やかな空気。

地道にR20を進み甲府の街中も通過し、11時前には道の駅 甲斐大和で休憩。

お蕎麦を食べたかったので、以前入ったお蕎麦屋さんが開店するのを待つも、11時に開かなく、仕方がないので道の駅で食事とした。

かき揚げ蕎麦を頂く。

(美味しかった)

色んな巨峰をお土産に購入。
実がふっくらしとても美味しそう。

このあとは馴染みの街中を通り、14時には無事に帰宅。

帰るまでがSSTRだ。

今回のSSTRと北陸ツーリング。
走行距離は以下の通り。

1日目:755km
2日目:255km
3日目:197km
合計:1207kmだった。

岐阜や石川県など東海/北陸の幹線道路はたまに走るが、未開の山道はあまり走る事がなく、いつかまた走ってみたい。

ーDankeー

千里浜を目指して 2024年のSSTR

2024-10-15 | ツーリング(東海・北陸)
今年で12年目となる2024年のSSTR

太平洋側の海岸線を日の出と共にスタートし、日本海側は石川県にある[千里浜なぎさドライブウェイ]を日の入までにゴールするツーリングラリー。

今回で2回目の参加だが、道の駅などの各チェックポイントを効率よく回るよう、事前にルート設定を決めるも、実際は渋滞で苦しめられたり、峠道が実は酷道だったり、ほとんど寝ずに走ったため、かなりのハードスケジュールだった。

出走は10/11(金)

深夜0時過ぎに自宅を出発し、沼津までR246の一般道を走ったあと、ゆっくり休憩するため新東名のサービスエリアに向かう。

2時15分 駿河湾沼津SAで休憩

夏服に重ね着をするがそれでも寒く、ホットコーヒーで暖を取る。

仕事終わりでほとんど寝れず眠い。

休憩したあとは新東名と一般道を走り、5時30分には御前崎に到着
昨年に続きスタート地点はここを選んだ。

SSTRのゴール条件は12ポイントが必須。

ここ御前崎は岬ポイントに設定され、スタート地点で3ポイントが獲得出来る。

この日の出走台数は700台。
御前崎には30台ほど集まっていた。

途中までのルートを設定。

今回は名古屋を通り抜け、岐阜>福井を経て石川県へ向かう。

そして、5時50分には日の出。

あれ?誰も動かない。
みんな、ゆっくり。

バイクが1台出走したので、自分も出発。

机上ではゴールがギリギリになりそうなため、あまりゆっくり出来ない。

先ずはR150沿い近くの道の駅で2ポイントを獲得し、次は浜松の潮見坂を目指す。

しかし、御前崎から72kmも距離があり、また朝の通勤時間も重なり進みが悪かった。

7時24分 道の駅 潮見坂で2Pを獲得。
ここまで1時間30分は長かった。

次の9km先にある道の駅とよはしでは[指定道の駅]により、特別に3ポイントを獲得↓

[指定道の駅]は1つの県に1ヶ所設定され、通常の道の駅は2Pだが、指定は3Pとなる。

この先、R23沿いに道の駅が3箇所あり、また当日発表される[びっくりポイント]も近くにあったが、寄ると日の入までにゴール出来ないため、諦めて高速で大きく移動する。

豊川ICへ向かうも渋滞にハマる。。。

豊橋市内で時間をロスしてしまった。

その後ようやく高速に入り、遅れを取り戻しつつも各PA/SAに全て寄り、1Pずつ獲得。

しかし、途中で工事渋滞があり、微妙にロスした時間は埋まりにくかった。

ようやく名古屋を抜け、名神養老JCTから東海環状自動車道へ。
この道は爽快だった。

10時20分 指定道の駅[おおの]で3P獲得
机上より20分ほど早く到着。
やはり高速利用は助かる。

広くて気持ちがイイ道の駅。

柿が特産物っぽい。

ここでゆっくり朝食を摂りたいが、トイレ休憩のみとし、すぐに出発。

次のルートを設定。

途中で迂回するルートを示すが、ここは最短の峠道ルートを選択(後に後悔)。

景色が良く、都会の渋滞とはエラい違い。

2箇所の道の駅に寄り、R157を北上する。

まだ序盤は走りやすかったが。。。↓

しばらくすると細い道に↓

奥へ進むに連れ、徐々に荒れた道になる。

所々に小さい落石があり、濡れた落葉が広がり、小さなブラインドカーブがいくつもあり、なかなかスピードが上がらない。

3箇所ほど川になっている箇所もあり、新潟の奥只見の道を思い出す。

アメが降ったあとじゃなく良かった。

12時04分 温見(ぬくみ)峠に到着

無事に峠に着きホッとする。

まだダートじゃないだけマシだが、苔生した箇所もあり滑らないよう気が抜けなかった。

ここは福井県と岐阜県の県境。

"能郷白山"の登山道入口もあり、道路の端には数台のクルマが停めてあった。

いつか登りに来てみたいが、ここまでの道のりは気合いが必要。

峠を越えるとドライで走りやすくなる。

福井側の道はやや快適。
しかし荒れた道はまだあり、それを越えると広めの道もあった。
R157はとても奥深く、日本の原風景を感じる道だった

しばらくすると開けた場所。

岐阜側にガードレールがない箇所は多かったが、ここも微妙になく、この下は崖だった。

12時50分 道の駅 越前大野に到着

大変だった峠道を抜け、ここは指定道の駅により3Pを獲得。

Mont-bellでゆっくりしたかったが、既に予定時間をオーバーしており、峠道を経由した事で逆に時間が掛かってしまった。

この先に予定していた道の駅はパスし、中部縦貫道>北陸道を利用し一気に石川県へ。

もちろん途中のSA/PAで各1Pを獲得。

それにしても天気が良かったのはラッキー。

14時15分 道の駅めぐみ白山で3P獲得

ここも指定道の駅。

これまで愛知/岐阜/福井/石川県と4つの指定道の駅を経由した。

次は[指定能登半島地震災害地応援]に指定された、道の駅 内灘サンセットパークへ↓

ここも3Pとなる。

先ほど2つの道の駅をパスした事で、時間に余裕が出来、富山の指定道の駅へ向かう。

内灘の町中は地面が凸凹して走りにくい。

よく見ると電柱は傾き、半壊した家屋もあり、地面は隆起し地震の影響と分かった。

未だ復興されておらず、広範囲な被害状況の一部を目の当たりにした。

15時34分 道の駅 メルヘンおやべで3P
ゴール時間が迫る中、多くのバイクが集まる。

まだ他の[道の駅]にも寄れそうだが、このあとはゴールの千里浜を目指した。

[のと里山海道]は最近無料化した高速道↓

日本海の眺めが良く、気持がイイ。

そして。。。
今浜口より千里浜へ。

16時08分 千里浜なぎさドライブウェイ

無事にゴール!

日が沈む1時間前だが無事に着けて嬉しい。

バイクの数はまだ少なく、気ままに写真が撮れる。
スタンドはそのままだと沈み込むため、平たい板を置けば大丈夫。

基本的に千里浜に来ればゴールだが、6km先にSSTRのゴールゲートがある。

皆さん思い思いでゴールを噛み締める。
何より天気に恵まれたのが嬉しい。

ようやくゴールゲートが見えて来た↓

そして、ゴール。

ゴールゲートには主催者の[風間深志]さんが、ライダー1人ずつにハイタッチ。

感動もあり、とても嬉しかった。
バイクを砂浜に停め、ゴール手続きへ。

昨年は少し離れた場所に停め、会場まで10分くらい歩いたが、今年は近くで助かる。
平日は出走台数が少ないからだろう。

ゴールの粗品は記念バッチやコースター、ゴーゴーカレーのサービス券など。

ついでにTシャツとタオルを購入↓

この旗も粗品に入っていた。

サービスの貝汁を頂く。

美味しい。(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

すぐ横には砂で作ったアート作品も↓

17時になり、日が沈み出してきた。

ゴールしたバイクも結構増えていた。

十分ゴールを味わえたため、ここから23km離れた氷見の宿へ向け、千里浜を離れた。

17時43分 本日の宿に到着

ホテルグランティア氷見 和蔵の宿。

ルートインの中でもお風呂が充実している。

いや〜今回は流石に疲れた。

湯ったりお風呂を満喫し、19時には夕食。

海鮮丼に唐揚もプラス。
とても美味しく頂いた。(⁠◔⁠‿⁠◔⁠)

今回の[走行結果]↓
昨年の5月は日の出/日の入時間が長く、52Pを獲得したが、今回はこれでも満足。

[走行履歴]はこんな感じ↓

この日の走行距離は755km。

9月の北海道ツーリングで走り慣れた甲斐もあり、今回の長距離は大丈夫だったが、久しぶりだったらしんどかっただろう。
来年も参加するなら、次は東北側からスタートしてみようかな。

ーDankeー