Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

今日から『第20期 竜王戦 第4局』

2007-11-21 21:01:09 | 将棋
先月16日に開幕した『第20期 竜王戦』

もうすぐ1年になりますが、拙ブログ設立のきっかけを築いて下さった、若きタイトルホルダーの渡辺 明 竜王が、佐藤 康光 二冠(棋聖・棋王)の挑戦を受ける、『第20期 七番勝負 第4局』が、佐賀県嬉野市を舞台に、今日から始まりました

『第20期 竜王戦』 公式サイト…本当にいつ見ても、一瞬「ハッ」とさせられる程の迫力を感じさせます。素晴らしいデザインですし、作りも見事です

昨年は、第3局で渡辺竜王ご自身もきっと忘れられないであろう、その『ゴッドハンド』から放たれた、「世紀の大発見手」の△7九角から流れを引き寄せ、第4局と第5局を制して、逆にリード&3連覇に王手をかける土台を築きましたよね

あの衝撃的かつ劇的な手が放たれてから1年が経ち、今期も既に第4局が今日からとは…「光陰矢のごとし」とは良くできた言葉だと思います

さて、今期の第4局は、どんな戦いになるのでしょうか

今年は、渡辺竜王が2勝1敗とリードして、本局を迎えました。
渡辺竜王ご自身は、最後の最後で勝ちを意識したそうですが、素人目には、ほぼリードを保ったまま制した第3局の流れそのまま、本局も制してしまうのでしょうか

それとも、A級順位戦の5連敗をはじめとして、昨年よりは「大幅に」調子を落とし、勢いも若干ない気がする佐藤二冠が、ご自身の「嫌な」流れを、本局を制することで打開できるでしょうか

その意味で、見所はたくさんある気がします

さて、この今期の第4局ですが、戦型は、後手の佐藤二冠の「一手損角換わり」から、向かい飛車になりましたね。
しかも、9筋の端の歩を突いている振り飛車で、いかにも佐藤二冠流の気がします。

一方の先手の渡辺竜王は、矢倉模様から「得意」とされる穴熊に組んでいます。
(挑戦者の佐藤二冠も、31手目の▲9八香と上がってからの渡辺竜王の穴熊囲いを読んでいたのか、警戒したのか、30手目に△7三桂と跳ねてはいますがね…。)

一方の佐藤二冠は、高美濃に囲っています。
(佐藤二冠は、美濃囲いはあまり好まないような感じの棋風ですがねぇ…。)

解説には、序盤は「乱戦」含みだったようですが、落ち着きましたよね。

本局も、ほぼ第2局や第3局と同じように、進行はいかにも2日制を思わせるゆったりしたもの。
全体でも41手進行して、指し掛けとなっています。

先手の渡辺竜王が、▲7九金と引いて、先手の佐藤二冠が42手目を封じました。
中継ブログの解説には3手ほど候補手はありましたが、いずれも想定内ですね

その中の第一感は、△6二金上でしょうか
もう一つは(こういうのは、「第二感」って言うのでしょうかね)△5五歩

渡辺竜王は、立会人の藤井九段が指摘した、▲7九金~▲6六歩~▲7八角の構想で指すのでしょうか
もしそうなら、▲7八の角が2,3筋に睨みが利くので、戦場がいきなり飛車が居る2,3筋に移る可能性がありますから、候補手の△5三銀では、消極的かもしれません。

まだ、「開戦」というムードではないですから、ここはじっくりした手が考えられそうですが、どうでしょうか
(なにしろ、入門者の読みなので…ご勘弁ください。)

封じ手…当たるでしょうか

本局は、明日の夜には勝敗が決します

いずれにしても2日目の戦いが、落ち着いて観戦できる(もちろん、明日も業務はあるのですが、今日、月次報告会が終わりましたのでね)だけに楽しみです

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1 Comments

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あっさり王手 (振られ飛車)
2007-11-22 18:24:15
18時回って、終局も近いと思ってましたが、javaの駒音が止まったので、見返すとあっさり投了されていました。
一日目に熊られてからは、後手に勝ち目は無かったようです。振り飛車党には見るに耐えられない展開でした。
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