WBCスーパーミドル級挑戦者決定戦
元統一ミドル級王者のジャーメイン・テイラー選手(Jermain Taylor)と、元スーパーミドル級王者ジェフ・レイシー選手(Jeff Lacy)とが激突した元世界王者同士の生き残りを賭けた一戦は、テイラー選手が大差の判定で勝利しています。(体格比較)
テイラー選手のスピードとテクニックがはっきりと上回った末の明白な判定での勝利、だったのですがテイラー選手のボクシングにやや失望させらる内容でもありました。
レイシー選手は左肩の負傷もあってか、ニックネームの「レフトフック」はほとんど見られず、ジャブから繋ぐ右強打だけに依存。
ジャブ、右ストレートで対抗するレイシー選手の動き自体も悪くは無かったのですが、このボクシングではテイラー選手が一枚上手。3回にはロングのワンツーからフォローした左フックでレイシー選手をトラブルに陥れるなど、試合のペースを徐々に、そして確実に引き寄せていきました。
5ラウンドにレイシー選手の右を食って倒れこんだテイラー選手。レフェリーのローレンス・コール氏はスリップと裁定しましたが、その後のテイラー選手の動きからはダメージが感じられノックダウンであったようにも思えたのですが、レイシー選手にとっての見せ場はこれだけでした。
結局終始ジャブと右ストレート、接近戦での鋭いアッパー、左フックなどを要所要所で決め続けたテイラー選手が試合をコントロールし続けたまま大差の判定を得ています。(119-109x2,118-110)
ダブルのジャブから右ストレート、相手の入りに合わせるフック、アッパーなどの鋭く強く正確なブローを随所に見せていたテイラー選手からは、やはり高い能力を感じさせました。
ですが序盤から多用していたホールディング、クリンチにちとゲンナリでした。ワンツー当てて抱きつき、左フック当てて抱きつき、て感じにホールディングを織り交ぜる戦いがこの日は有効に機能していたのは確かだと思うのですが、のらりくらりと言うのか省エネというのかわからないテイラー選手の戦い、メンタリティが残念でした。
まあ、はっきりと勝ったこの試合は連敗後の再起戦という事を考えれば上出来なのかもしれませんが。。
CompuBox Stats: Jermain Taylor Triples Lacy's Connects
テイラー選手は28勝(17KO)2敗1分。レイシー選手は24勝(17KO)2敗。
Taylor defeats Lacy!
Taylor Routs Lacy in Battle of Ex-Olympic Teammates
TAYLOR DOMINATES LACY
TAYLOR WINS BY LOPSIDED DECISION OVER LACY
Jermain Taylor - Future Opportunities, and Possibilities
HBO-perbole and The Taylor-Lacy Post-Report Card
CompuBox: Taylor vs. Lacy Statistical Breadown
写真
TAYLOR OUTLANDS LACY
Photos: Jermain Taylor Dominates Jeff Lacy Over Twelve
ヘイ対バレット、テーラー対レイシー直前情報
ケリー・パブリク対ジャーメイン・テイラー(2008/02/16)
ジャーメイン・テイラー対ケリー・パブリク(2007/09/29)
ジャーメイン・テイラー対コーリー・スピンクス(2007/05/19)
ジャーミン・テイラー対カシム・オウマ(2006/12/09)
ジェフ・レイシー対エピファニオ・メンドサ(2008/07/23)
ジェフ・レイシー対ピーター・マンフレド(2007/12/8)
ジェフ・レイシー対ビタリ・シプコ(2006/12/02)
元統一ミドル級王者のジャーメイン・テイラー選手(Jermain Taylor)と、元スーパーミドル級王者ジェフ・レイシー選手(Jeff Lacy)とが激突した元世界王者同士の生き残りを賭けた一戦は、テイラー選手が大差の判定で勝利しています。(体格比較)
テイラー選手のスピードとテクニックがはっきりと上回った末の明白な判定での勝利、だったのですがテイラー選手のボクシングにやや失望させらる内容でもありました。
レイシー選手は左肩の負傷もあってか、ニックネームの「レフトフック」はほとんど見られず、ジャブから繋ぐ右強打だけに依存。
ジャブ、右ストレートで対抗するレイシー選手の動き自体も悪くは無かったのですが、このボクシングではテイラー選手が一枚上手。3回にはロングのワンツーからフォローした左フックでレイシー選手をトラブルに陥れるなど、試合のペースを徐々に、そして確実に引き寄せていきました。
5ラウンドにレイシー選手の右を食って倒れこんだテイラー選手。レフェリーのローレンス・コール氏はスリップと裁定しましたが、その後のテイラー選手の動きからはダメージが感じられノックダウンであったようにも思えたのですが、レイシー選手にとっての見せ場はこれだけでした。
結局終始ジャブと右ストレート、接近戦での鋭いアッパー、左フックなどを要所要所で決め続けたテイラー選手が試合をコントロールし続けたまま大差の判定を得ています。(119-109x2,118-110)
ダブルのジャブから右ストレート、相手の入りに合わせるフック、アッパーなどの鋭く強く正確なブローを随所に見せていたテイラー選手からは、やはり高い能力を感じさせました。
ですが序盤から多用していたホールディング、クリンチにちとゲンナリでした。ワンツー当てて抱きつき、左フック当てて抱きつき、て感じにホールディングを織り交ぜる戦いがこの日は有効に機能していたのは確かだと思うのですが、のらりくらりと言うのか省エネというのかわからないテイラー選手の戦い、メンタリティが残念でした。
まあ、はっきりと勝ったこの試合は連敗後の再起戦という事を考えれば上出来なのかもしれませんが。。
CompuBox Stats: Jermain Taylor Triples Lacy's Connects
テイラー選手は28勝(17KO)2敗1分。レイシー選手は24勝(17KO)2敗。
Taylor defeats Lacy!
Taylor Routs Lacy in Battle of Ex-Olympic Teammates
TAYLOR DOMINATES LACY
TAYLOR WINS BY LOPSIDED DECISION OVER LACY
Jermain Taylor - Future Opportunities, and Possibilities
HBO-perbole and The Taylor-Lacy Post-Report Card
CompuBox: Taylor vs. Lacy Statistical Breadown
写真
TAYLOR OUTLANDS LACY
Photos: Jermain Taylor Dominates Jeff Lacy Over Twelve
ヘイ対バレット、テーラー対レイシー直前情報
ケリー・パブリク対ジャーメイン・テイラー(2008/02/16)
ジャーメイン・テイラー対ケリー・パブリク(2007/09/29)
ジャーメイン・テイラー対コーリー・スピンクス(2007/05/19)
ジャーミン・テイラー対カシム・オウマ(2006/12/09)
ジェフ・レイシー対エピファニオ・メンドサ(2008/07/23)
ジェフ・レイシー対ピーター・マンフレド(2007/12/8)
ジェフ・レイシー対ビタリ・シプコ(2006/12/02)
レイシー選手も単調でしたが、テイラー選手も負けずに単調で、ちとがっくりでした。
ここのところ不出来な試合が続いていたレイシー選手。復調を願っていたのですが、ここでテイラー選手との試合を組まれるあたりに、米国リングの過酷さを感じます
>ssさん
魔人ホプ選手の呪術に今もなお囚われ続けて抜け出せないんでしょうかねぇ・・w
パブリク選手の今後もおかしなことになりやしないか心配になってしまいます。
テイラーは相手次第なところがありますね。
なにはともあれvsケスラーが見たいですね
試合途中から判定決着だとわかってしまうのが残念な選手です。
レイシーはちょっと攻めが単調なのが気になりました。
ほぼ顔面攻撃のみ、それもワンツーに時折放つオーバーハンドがあるくらい。
ボディ打ちとアッパーがほとんどないので、テイラーほどの選手には見切られてしまいますね。
まぁ5ラウンドのはダウンだと思いましたが。。。
いきなりの踏み込みはさすがのスピードなので、なんとか復調してほしいですね。