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ジェフ・レイシー対エピファニオ・メンドサ(2008/07/23)

2008-07-26 10:31:47 | ボクシング
スーパーミドル級10回戦

元世界王者のジェフ・レイシー選手(Jeff Lacy)がコロンビアのエピファニオ・メンドサ選手(Epifanio Mendoza)の強打に大いに苦しめられた末に際どい2-0判定を得て生き残っています。

シャープなジャブ、右ストレートで圧倒する立ち上がりを見せた元世界王者のレイシー選手。しかし2回にメンドサ選手の右を貰って効いてしまいます。
レイシー選手のおでこか頭頂部をかするようにヒットしたメンドサ選手のこの右で完全に効いてしまったレイシー選手。なんとか踏みとどまってダウンしなかったものの足が言うことを聞かずガクガク。しかしフラフラの足取りで捨て身の反撃に出たレイシー選手が形勢を逆転させた2回は白熱の攻防でした。
深刻なダメージを負ったもののワイルドな攻撃でペースを奪い時間と共にダメージも抜けていったように見えたレイシー選手。4回には左フックから右ストレートでメンドサ選手をロープに吹き飛ばし、弱気な姿勢も見せるメンドサ選手を一気に攻め落としてしまいそうな流れでした。
しかし劣勢からの挽回のためにややオーバーペースだったのでしょうか、中盤に入るとレイシー選手に疲れの色が見え始め動きに切れが失われていくとメンドサ選手が徐々に息を吹き返します。
7回にかするような右アッパーでちょっと効いたように見えたレイシー選手。続く8回にはメンドサ選手の右フック、右アッパーでトラブルに陥ります。この回の終盤には左フック、右ストレートで再びピンチに陥るなど、レイシー選手にとって非常に苦しい展開の後半戦でした。
ラスト2ラウンズはやや守りに入った(?)メンドサ選手に対し、攻勢を強めたレイシー選手が上回り、非常にクロスした内容のまま試合は判定へ。
公式の採点結果は1人が95-95のドロー、残る2人が96-94,97-93でレイシー選手の勝利を支持する2-0でした。(シロート採点は95-94レイシー)

11月に元統一ミドル級王者のジャーメイン・テイラー選手との対戦が決定しているレイシー選手。この日はシャープで豪快な攻めを決めてもなんか効かせられず、相手の攻撃を受けると衝撃が響く感じで、体力パワーで劣っていたように見えました。
カルザギ選手に完敗を喫して以降、肩の負傷などもあり低調なパフォーマンスが続いている彼の復活はあるのでしょうか?
テイラー選手とのサバイバルマッチは楽しみではあります。


レイシー選手は24勝(19KO)1敗。メンドサ選手は28勝(24KO)6敗1分。

Lacy gets by Mendoza!
Jeff Lacy Survives a Thriller With Epi Mendoza at Morongo
Lacy Squeaks By Mendoza On Wednesday Night Fights
Jermain Taylor-Jeff Lacy Headed For November 15 on HBO

追記
レイシー選手「テイラーとの試合は無しだ、俺は引退する」
Jeff Lacy: "Jermain Taylor Fight is Off, I'm Retired!"
St. Pete's Lacy Says He Is Retiring
本気でしょうか?? 続報を待ちたいです

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