クリス・アレオラ対トラビス・ウォーカー(2008/11/29)

WBC米大陸ヘビー級タイトルマッチ

クリス・アレオラ選手(Chris Arreola)がトラビス・ウォーカー選手(Travis Walker)とのダウン応酬の激戦を制し、3回ストップ勝ちしています。(体格比較)

ヘビー級らしい豪快なパンチが飛び交うエキサイティングな試合でした。
荒々しい豪打で売り出し中のアレオラ選手ですが、この日は体格で優るウォーカー選手の長いパンチに大苦戦。立ち上がりから大きな体で積極的に攻めに出たウォーカー選手の攻撃にロープを背にする予想外のスタートでした。
ハンドスピード、技術でもウォーカー選手が優り、アレオラ選手が体を開いて振りかぶってパンチを打ち込もうとするところにウォーカー選手のシャープなブローが何度もヒット。初回からピンチに陥ったアレオラ選手は2回にウォーカー選手の左フックカウンター、そこからフォローされた右ストレート右ストレートを浴びてノックダウンを喫してしまいます。
アレオラ選手のダメージは深く大ピンチに思えたのですが、ここからアレオラ選手の本領が発揮されていきます。
ここで、ウォーカー選手のマウスピースが落ち入れなおすまでの間のちょっとの休息があったのですが、ここで息を整えて、また気合も入れなおしたアレオラ選手。
試合再開後、捨て身のアタックを敢行し逆にダウンを奪い返して見せます。強烈な左右の乱打でこの回2度ダウンを奪われたウォーカー選手。
続く3回開始早々にアレオラ選手の素晴らしい左フックでもう一度倒された場面でのストップでした。

ムチャクチャ興奮しましたｗアレオラ選手の悪い面が思いっきり出てしまった試合でしたが、彼の試合は面白いです！
この試合でIBFの指名挑戦権も獲得したアレオラ選手。このまま行ける所まで突っ走ってもらいたいです。
(※Fightnewsの記事にはIn an IBF eliminator for the #2 position、との記載ありました2位決定戦?、1位にはポベトキン選手がいますからポベトキン選手の次に挑戦権があるって事なんでしょう)


アレオラ選手は26勝(23KO)。ウォーカー選手は28勝(22KO)2敗1分。

ボクシング クリス・アレオラ vs トラビス・ウォーカー




Chris Arreola Rises,Stops Travis Walker in a War
Williams punishes Phillips!
Williams Batters Phillips On Boxing After Dark
Paul Williams Forces Verno Phillips To Call Surrender
Sam Peter Targets Chris Arreola, Eyes February Return来年早々に復帰の意向を示している前WBC王者のサミュエル・ピーター選手がアレオラ選手との対戦を望んでいる、との記事
写真
Williams TKO's Phillips
ARREOLA vs Walker WBC Heavyweight Bout
Photos: Paul Williams vs. Verno Phillips, Arreola vs. Walker
Arreola weathers storm, stops Walker

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