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イバン・カルデロン対ウーゴ・カサレス(2008/08/30)

2008-08-31 17:46:41 | ボクシング
WBOライトフライ級タイトルマッチ

プエルトリコの無敗の2階級制覇王者、イバン・カルデロン選手(Ivan Calderon)が地元で前王者ウーゴ・カサレス選手(Hugo Fidel Cazares)と1年ぶりのリマッチに臨んだ一戦は、7回負傷判定でカルデロン選手が勝利して同級王座3度目の防衛に成功しています。

スピード抜群のカルデロン選手を体格・パワーで勝るカサレス選手が追いまくる、前戦と同様の展開となった試合。カルデロン選手のすばっしこい動きにカサレス選手がついて行けず、回を追うごとにカサレス選手の攻めが荒っぽくなっていったのも1年前と同じでした。
カルデロン選手の逃げ道を塞ごうと意識するあまりなのか、引き足の右足が前に出て足が揃いがちでバランスを崩すシーンも多かったカサレス選手。対するカルデロン選手はパワーでは圧倒的に劣るものの正確で早い右フック、左ストレート、右ジャブなどをクリーンに当てていて、試合前半戦のペースをカルデロン選手ががっちりとキープしていたのも前回同様でした。
サウスポーに構えを変えるなどしながら必死に迫るカサレス選手の強引な攻めが何度か王者を捕らえペースが変わったか?と感じた6回。
カルデロン選手が前半を支配しながらカサレス選手の激しいプレスに後半苦しくなった1年前の試合とこれまた同様なのか、と思わせた流れだったのですが結末は唐突なものでした。
7回に偶然のバッティングでカルデロン選手の額がぱっくりと裂けてしまいます。激しく流血した王者の傷は素人目にも酷いもので、ドクターのチェックが入り即試合終了が宣告されてしまいました。

7回途中までの採点、67-66、68-65x2の3-0で王者の防衛となった結果は妥当なものだったと思いましたが、ペースが変わりかけた場面でのストップにちと消化不良な印象は拭えません。
第3戦があるかも・・??

カルデロン選手は32勝(6KO)。カサレス選手は26勝(19KO)5敗1分。

Calderon wins tech. decision!
Ivan Calderon Wins Technical Decision Over Hugo Cazares
Calderon Bleeds Early, Retains Early Over Cazares

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (プクー)
2008-08-31 20:09:12
痛々しいですね。傷。
もし新井田がゴンザレス戦をクリアしたらこのネズミ王者に挑んでみるのもおもしろいとおもいます。スピード、パワーでは負けないものがあるとおもいます。何より勝てば世界の名声が得られます。非常に難しいとはおもいますが。
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Unknown (管理人)
2008-08-31 21:39:40
>プクーさん
WBO王者ですから無理ですよね。
こう言った夢のあるカードを実現させて行く事が結局は選手、関係者にとっても利益になる事だとはちょっと考えればすぐにわかる事だと思うんですけどねぇ。
日本ボクシング界が、どこを見て何を求めているのか私にはサッパリわかりませんが憤りすら沸きません。(ボクシングファン失格ですかねw)
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Unknown (asikawa)
2008-09-02 18:42:40
この傷はまともに見られない程ですね。
ハーンズの右で額がパックリ裂けたハグラーを思い出しましたがここまで酷くはなかったです。
相手がこんな傷では打つ方もたじろいてしまいそう。
まあ、プロは違うのでしょうけど。

JBCは亀田ジムを認定するくらいならばWBO、IBFも加盟してもらいたいです。
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Unknown (管理人)
2008-09-03 09:15:24
>asikawaさん
リチャード・スティール氏が「パンチで額が切り裂かれるのを見たのはあれが最初で最後だ」と言ってたそうですが、本当にあんな凄いパンチそうは見られないですよね
しかも、そんな強烈なパンチ喰らっても「おっとっと」てなっただけのハグラーも凄すぎ、、

JBCの行動決定はその目的が全然見えなくて理解に苦しむ事が多いです
JBCの元、つまりは日本のジムから飛び出して海外で活躍しようと行動を起こせば、、
てのを選手に求めるのは酷すぎですね

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