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月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アルタイル・40

2022-07-21 05:12:02 | 詩集・瑠璃の籠

神が与えてくださった
すばらしい自分自身を
コケにしてまで
おまえが欲しがるものは何なのだ

きらびやかな舞台の上で
妖精のように踊り
万人の拍手を受ける夢か

それとも
世間のすみで
まじめに働いて
自分を生きている
善人の夢か

それを嘘で作るとは
どういうことなのだ

愛ではないもので
愛のようなものを作り
愛になりすます
それがどんなに愚かな罪か
わかっているのか

清らかな自分になるという
夢をかなえるために
おまえは陰で千人の人間の血を吸っているのだ
愚か者め

今すぐに
その汚らしい嘘を脱ぎ
本当の自分に帰れ

嘘に溺れる
腰抜けな自分と闘い
自分の支配権を奪い返せ

嘘で作った善人の顔など
糞と一緒に捨ててしまえ

それができてこそ
おまえは本当の
すばらしい自分自身になることができる

おまえが求めてやまない
清らかな自分に
なることができる




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ヴィンデミアトリックス・68

2022-07-20 05:02:25 | 詩集・瑠璃の籠

遠い砂と風の地平から
おまえを呼ぶ声がする
悲しい馬鹿者よ

永遠の黎明が支配する
徒労と疲労の大地に
おまえの座る位置が
用意されている

二度と愛しはしないと
神が涙を千切って叫ぶまで
おまえは馬鹿をやりすぎたのだ

もうすぐやめる
こんなことはいつかやめると
言いながら
おまえは最後まで
嘘で作った人生を降りなかったのだ

愛を裏切り
愛を侮辱し
好きなだけ食える肉にして
自分は永遠に何もしなくていい
ひとりの偉い神になろうとしたのだ
あほうよ

ゆえにもう
愛は枯れつくした
この世を支えている愛のすべてが
おまえを拒否する
愛がおまえに与えた
恵みをすべてはぎとり
この愛の世界からおまえを追い出す

永遠の砂と風の大地が
おまえを呼んでいる
おまえはそこで
ぼんやりと膝を抱きしめながら
餓鬼の腹のような孤独を
永遠に噛んでいるがよい




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トゥバン・14

2022-07-19 04:56:56 | 詩集・瑠璃の籠

もう二度と
馬鹿なことはするな

この世を乱す
盗みや裏切りを
二度とするな

盗んだものはみな神に返し
本当の自分に戻りなさい
今更悔いても遅いが
いつまでも嘘をかぶっていると
もっとひどいことになる

何もない砂と風の荒野で
おまえを覆う永遠が
深くなる 惨くなる
おまえは薄闇の中を
ひりひりと背中を噛む存在痛に
苦しみ続けるのだ

ゆえにもう二度と
馬鹿なことはするな
苦しい言い訳を積み
自分の嘘を許す理屈を組むな
やればやるほど
おまえは苦しくなる

永遠の未来を
絶望で満たさないために
今 嘘を捨て
本当の自分に目覚めなさい

そうすれば
自分自身が光になる
絶望の荒野に灯る
一筋の希望の光になる




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デネボラ・11

2022-07-18 12:51:36 | 詩集・瑠璃の籠

槍の雨を降らしてくれよう
ぬすっとめ

おまえが今
当然のように飲んでいる
幸運の女神の乳を
元から断ち
試練の神の汗で
洗ってやろう

嘘と盗みで作った
羽振りのいい人生が暗転し
おまえの真実の人生が
開くだろう

逃げ続けてきた罪の影が
おまえに追いつき
苦すぎる薬を
おまえに飲ませるだろう

愚か者め
何をした
永遠に逃げられると思ったか
運命にたたきのめされ
地を這うがよい

嘘ばかりで生きてきた
馬鹿者の傲慢の鼻を折るには
よほど強い薬がいる
わたしはおまえの人生に立ちふさがり
愛の名において
すべてをひっくり返してやる




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フォマルハウト・28

2022-07-16 05:06:36 | 詩集・瑠璃の籠

もうすぐ
愛の時代が始まる
この地球上に
愛の天国への
入り口が開く

だが
その招待状を
あなたはもらえない
あなたは嘘で人生を満たした
人の美貌を盗み
人の幸福を盗み
捏造した偽りの人生を
生き通した

暗い罪を
腸の陰に隠して
わたしは悪いことなどしていない
まっすぐに生きている
よい人間だと
恥ずかしい嘘をついた

天国への入り口は
あなたの鼻先で無情に閉まる
嘘で生きている人間は
誰一人として
中に入ることはできない

もうこの地球から
去りなさい
愚か者よ
逃げることはできない
自分一つを抱きしめ
遠い永遠の黎明の大地へと
落ちていきなさい

神はあなたの元から去り
すさまじい孤独が
あなたの心を縛るだろう
それが
誰も愛してこなかった
嘘ばかりついて
何もいいことはしてこなかった
あなたの結末なのだ




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ルナ・64

2022-07-15 05:20:55 | 詩集・瑠璃の籠

朝が来る
魂の朝が来る

人よ
厚く自分を閉じ込めていた
嘘の壁を打ち破り
本当の自分に目覚めなさい

逃げることはできない
自分を抱きしめ
自分が自分であることの
歓喜に酔いしれなさい

ここちよい風が
魂の中を吹きわたり
心を汚していた
暗雲をすべて払いのけてくれる

心は清らかに晴れ渡り
新たな光の中に
あなたの真実の姿が
現れる

あなたは
すばらしいものなのだ
すばらしい神が創った
清らかに美しいものなのだ
一筋の愛に生きてゆく

なんと麗しいのだろう

すべては愛なのだ
あなた自身も愛なのだ
その自分
すばらしい自分自身を
永遠に生きていきなさい
そうすれば愛の天国が開く

もう二度とあなたは
暗い罪を踏むことはない
すべての幸福のために
すべてをやってゆく
美しいまことの人となる

朝が来る
魂の朝が来る

愛によって
すべてを創り上げた
神を信じ
本当の自分に
飛び込んできなさい




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ケンタウルス・12

2022-07-14 06:14:36 | 詩集・瑠璃の籠

逃げることはできない
自分から逃げ続け
人から盗んだ宝を抱いて
偉そうに世間を歩いている
馬鹿者よ
神はおまえに別れを告げる

神が与えた自分を嫌がり
他のものになりたいという
夢を捨てないことは
神が与えた人の宝を
すべて拒否することなのだ

神の愛を
断ることなのだ
おお
愚か者よ

神はおまえにすべてを与えた
愛に生きる心の種さえ
与えた
だがおまえはそれを馬鹿にし
つまらぬものだと言い捨てたのだ

ゆえにおまえは
神の愛のないところにゆき
そこで永遠を食わねばならぬ

神が与えた存在を馬鹿にしたものは
そこでないもののように過ごし
永遠にぼんやりとしていなければならぬ

さらば
馬鹿者よ
もう神はおまえを愛しはしない

おまえが神の心に掘った
海溝のように深い傷が
癒えるまで
決して愛しはしない




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アルヤ・82

2022-07-13 05:03:45 | 詩集・瑠璃の籠

虚無の支配する
永遠の砂と風の大地で
歌を歌いなさい
愛を寿ぐ歌を
神をたたえる歌を
美しい声で
心を込めて

そうすれば
神があなたがたを
見に来て下さるだろう
その時
みなで頭を下げて
一心に謝りなさい

許してはくださらない
だが
忘れずにいてくださるだろう

すべてを失ったものにも
残るものはある
それは自分自身の美しい心だ
愛に目覚め
自分を奮い起こし
すばらしい歌をいくつも作り
みなで歌い上げなさい

空しい世界で
淡い光を浴びながら
虚無のように
ぼんやりと過ごしているよりは
すべての愛のために
歌を歌ったほうがよい

愛の何もない世界で
自分自身を愛にして
美しい歌を歌い続けていくのだ
そうすれば
神はあなたがたを
忘れずにいてくださる




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ムジカ・22

2022-07-12 05:04:58 | 詩集・瑠璃の籠

ふんだんに嘘で着飾って
まったく違う誰かになれたつもりで
ゆうゆうと歩いているあなたを
空が悲しく見つめている

ああ まだやっている
まだやっている
すべて嘘だとわかっている
人生の小芝居を
馬鹿者はまだやっている

もう二度と愛するまいと
神に背を向けられた
悲哀をよそにおしつけて
自分はこれでいいのだと
まだ逃げている

ああ あなたは
すべてを嘘にしたいのだ
美しく偽り上げた自分が
嘘であることも
永遠に愛を失ったことも
すべて夢にしてしまいたいのだ

この人生こそが真実だと
そう思いたいのだ
愚か者よ

もう元には戻らない
壊れた自分を抱いて
どこまでいこうとするのか
絶望の切岸に向かって
じりじりと進んでいる
自分の愚かさを見ないのか

着飾った嘘が腫れ上がり
ぼろぼろと落ち始めている
その隙間から
悲しいあなたの正体が漏れ見えている
そこまでのことになっても
まだ嘘を本当だと言い張るつもりなのか




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テッラ・25

2022-07-11 05:04:39 | 詩集・瑠璃の籠

馬鹿者は出ていけ
出ていけ
もうここに来てはならぬ

地球の霊界は
愛を侮辱する馬鹿者を
永遠に拒否する

愛は
海のように
無尽蔵に見えて
無尽蔵ではないのだ
美しい限界がある

おまえは
海を飲み干すように
一滴残らず愛を使い切ったのだ
ゆえにもう愛はない
地球はもう二度と
おまえを愛さない

逃げることはできない
自分ひとつを抱きしめ
もうここから出ていけ
愛が何もない
虚無の支配する風と砂の地平に向かい
そこで永遠というものと
長い話をするがいい




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