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月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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トゥバン・7

2021-12-21 05:13:23 | 詩集・瑠璃の籠

小さな知恵を
剣のように振り回して
神を切り刻もうとするでない

おまえはまだ
愛を確かには知らぬ
そのおまえの小さな知恵で
神に立ち向かえるはずがない

神はあまりにも大きな実在だ
この世界を愛で満たし
すべてを創造なされた

神はひとつではなく
大勢いらっしゃる
ただひとつの愛の元に
心を結び
愛しあい助けあい
すべての存在を支えるべく
日夜努力なさっている

その神を
小さなエゴでしかわからぬことで
すべて測ろうとするのは
あまりにも愚かなことだ

網で海を捕まえようとするように
小さな知恵で神をつかもうとするでない
神には素直に頭を下げなさい
心を整えて清らかに祈りなさい
そうすれば神は
道を教えてくださる

おまえの知恵の
本当の使い道を教えて下さる
美しくなるための
永遠の愛の道を
教えて下さる




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ソル・27

2021-12-20 05:10:01 | 詩集・瑠璃の籠

苦い真実を飲み込み
本当の自分に帰りなさい

嘘を語る
その口をだまらせ
嘘を握る
その片腕をちぎり捨てなさい

そんなものよりも
あなたにはもっと
すばらしいものがある

糞を浴びるように
嘘に埋もれていた
自分を救いだし
本当の自分に帰りなさい

真実は
ただ一つの太陽のように
あなたを照らし出すだろう

さあ見なさい
光の中に現れた
本当の自分自身を
そこに何がある

何もないと思っていた
自分の中に
あまりにも美しい
真実の心があるはずだ

愛のために何もかもをやってゆく
美しい自分がいるはずだ

それは
すべての閉じた心を開いていく
黄金の鍵なのだ

すばらしい自分自身

そこから
あなたのすべてが
始まってゆくのだ




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ヴェガ・21

2021-12-19 05:29:31 | 詩集・瑠璃の籠

愛を馬鹿にしてはいけない

人間など所詮は馬鹿なものだから
この世は空しいものだから
愛することなど
無駄なことなのだと
愛を馬鹿にしてはいけない

愛を馬鹿にすれば
あなたは空しく千切れていく
何もないもののように
どんどんしおれていく
孤独に凍り付いても
だれにすがることもできない

聞きなさい愚か者よ
人間とは
存在そのものが愛なのだ
その愛を
氷に閉じ込めて
冷たい論理で切りさばくことほど
愚かなことはない
それは自分をばらばらにすることだ

この世のすべては愛でできている
常に愛は
雨のように降り注ぎ
すべてを潤し癒している
その真実を認め
愛に帰りなさい

自分の奥に閉じ込めた
愛を解放し
愛を歌い上げなさい
ただ愛の命じるままに
愛を行っていくのだ
そうすればあなたは
永遠の幸福を知ることができる

愛を馬鹿にしてはいけない
愛でできたこのすばらしい世界を
虚無に等しいなどと言って
馬鹿にしてはいけない




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アンドロメダ・33

2021-12-18 05:19:30 | 詩集・瑠璃の籠

おなごというものは
まことによいものだ
神のこころをよろこび
世間を美しくするために
すばらしいことをする

人々の幸せのために
飽くことなく働き
世の中を明るい微笑みで満たし
幸せの種をいくつもまいて
神をよろこばす

おなごがいるからこそ
この世は美しくなる
ゆえにおなごは美しくなる
神のよろこびが
おなごを美しくする

だがその
神が与えたおなごの美を
横から盗む馬鹿がいる
おなごのように自分を美しくし
すべてをだまして
自分一人の幸せを願う
醜いものがいる

美しくなれば
みなが自分の言うことを聞いて
なんでも自分のためにすると思うのだ
そのようなものは
たとえおなごに生まれていようとも
おなごではない

馬鹿はこの世に
苦しみの種をふりまき
神のこころを痛く苦しめる
ゆえに神はもう
馬鹿という馬鹿を
この世から追い出す

よいおなごになれるようにと
神に創られながら
おなごになれなかった馬鹿として
この世のほかのところに赴き
そこで永遠を食べていくがよい




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ベネトナシュ・20

2021-12-17 05:34:29 | 詩集・瑠璃の籠

人間は何をしているのか
泥棒をして
自分を着飾り
自分を嘘でくるんで
何をしようとしているのか

人間は
馬鹿なことをした自分がつらいのだ
だからそれを隠すために馬鹿なことをする
また馬鹿なことをした自分がつらくなる
それで一層馬鹿なことをする

人間は矛盾の地獄にからまって
なかなかそこから出てくることができない
馬鹿なことをしつくして
とうとう人間の境界を越え
人間を落ちる

馬鹿なことをした自分がつらいなら
正直にそれを謝って
やり直していけばいいものを
馬鹿な人間はそれを嫌がって
逃げ続け 逃げ続け
とうとう馬鹿になりきってしまうのだ

もうすぐ愛の時代が来る
すべての愛が報われる
美しい世界が始まるというのに
馬鹿な人間はその門をくぐることができない
馬鹿なことをやりすぎて
とうとう愛に見捨てられたのだ

人間は何をしているのか
今のまま馬鹿なことをし続けていれば
すべてが崩れて
破滅の中に落ちていくというのに




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ヴィンデミアトリックス・59

2021-12-16 05:32:36 | 詩集・瑠璃の籠

悪しきものは
永遠にふさがれる

神の心にそわぬ
悪しき祈りは
永遠にふさがれる

神は
悪しきものをこの世から追い出し
二度と振り返らない

人間の救いの種である
自分自身を馬鹿にし
虚無の神にささげる
いけにえのように食うものは
このすばらしい神の世界に
もういることはできない

この世界は
自分自身に目覚め
愛の中に結ばれた
すばらしい魂たちのものになる
そして愛の大事業が始まる

そのすばらしい世界に
悪しきものはいることができない
永遠の黎明が支配する
砂の荒野へと赴き
そこで虚無のように
何もせず何もせず何もせず
ぼんやりと生きるがよい




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ガラクシア・56

2021-12-15 05:41:09 | 詩集・瑠璃の籠

馬鹿者よ
ひとのものを欲しがって
自分を捨てるのではない

その自分は
神の最高の贈り物なのだ
愛ゆえにすべてをやってゆくことのできる
すばらしいものなのだ
それを馬鹿だと思い込んで
いらぬものをくっつけて
いやなものにするのではない

おお
馬鹿がどんどん落ちてゆく
本当の自分などいやだと言って
永遠に嘘で生きていくのだと言って
神の救いから逃げるように落ちてゆく

嘆かわしい現実に
神の悲しみがふりかかる
あれほど愛を注いで育ててきたものが
神の創った自分を信じず
神の愛のあかしを壊して
愚かなものになり果ててゆくのだ

あまりにもたくさんの
馬鹿者が落ちてゆくことを
神は苦しむ
だがもう二度と愛しはしない

それもまた愛であることに
気づくことができるようになるまで
おまえたちもまた苦しむ




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サビク・63

2021-12-14 05:30:15 | 詩集・瑠璃の籠

すべての
幸福のために
働きなさい

世間の片隅で
さみしさに震えている魂の
そばに行ってあげなさい

虐げられている魂を
救うために
走り回ってあげなさい

生きることに疲れている魂を
木陰に導き
やさしさを注いであげなさい

嘘の沼につかりこんで
迷っている魂を救うために
何度も真実を叫んであげなさい

すべての
すべての幸福のために
働きなさい
そうすればあなたも幸福になるだろう

すべての幸福を願う
神の微笑みがあなたを包み
あなたは自分自身の美しさに
涙するだろう
そして
あなたはその幸福を
だれかに分け与えるために
また走り出すだろう

すべての
幸福のために
働きなさい




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カノープス・67

2021-12-13 05:33:12 | 詩集・瑠璃の籠

偽物の美人の道は
水に映った山のようなものだ
高いところに登ろうとすればするほど
深い水に溺れる

それはさかさまの道だ
神の道を逆に行く道なのだ
行けば行くほど
心は闇に迷う

自分を美しくするためなら
他人にどう迷惑をかけようが構わない
それは美しい人の考えることではない
嘘の美貌を美しく磨き上げれば上げるほど
おまえは醜くなる

もうやめなさい
本当に心から美しい人になりたいなら
汚い嘘は全部捨てるのだ
盗んだものを返し
神にも人にも心から謝り
本当の自分をやり直していくのだ

本当の自分に戻れば
醜くなるから嫌だと言って
嘘の自分を許して生きようとすれば
おまえはもう落ちるのだ
すさまじく寂しい砂の荒野に落ち
そこで永遠を食べていかねばならない

馬鹿者よ
それがどんなに厳しい未来か
おまえにはまるでわかっていないのだ
ただ醜くなるのが嫌なばかりに
神が与えてくださった黄金の未来を
すべて捨ててしまうのだ

大いなる神の
決断の指にはじかれる前に
自ら決断しなさい
嘘を捨て
本当の自分を選ぶのだと
そうすればおまえは
自らを救うことができる自分に
なることができるだろう




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トリアングルム・50

2021-12-12 05:27:02 | 詩集・瑠璃の籠

愛が始まる
愛の時代が始まる

馬鹿は永遠に封鎖される

自分だけの幸福のために
人を奴隷のように考え
利用しようとする馬鹿者を
神はすべて追い出す

馬鹿者よ
人はおまえの奴隷ではない
すべてが
自分というすばらしいものなのだ

その自分を嫌がり
自分から逃げ続け
虚無の空隙に
すべてを吸い込もうとする
馬鹿者は去れ
神の国に住んではならぬ

愛が始まる
愛の時代が始まる

美しいまことの自分を受け入れ
愛し合い助け合い
すべての幸福のために働くものは
神の国に住むことを許されるだろう




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