月の岩戸

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横たわる裸婦

2013-12-07 05:28:41 | 虹のコレクション
No,27
パブロ・ピカソ、「横たわる裸婦」、20世紀スペイン、シュルレアリズム。

これはもうめちゃくちゃだ。人間をばらばらにしている。リズムが破壊されている。見ていると苦しくなる。これを美しいものとしてしまったことは、画家の過ちである。

19世紀から、芸術の世界、人間の魂の世界に吹いてきていた暗雲が、とうとうこうなったというものだ。芸術はとうとう、人間をバカなものにしつくした。キュビズム、シュルレアリズムというが、これらはまるで人間をガス室に放り込む虐殺機械のようだ。

これを見て、美しいと感じる者はいないはずだ。何となく、こういうものがよいものだということになってしまった。なぜか。芸術家というのが、高度に難解なことをする賢者というようなものになっていったからである。つまりは、「偉い人」になってしまったのだ。

この絵がわからないのは、裸の王様が着ている服が見えない馬鹿なのである。

ピカソは好色なことで有名だったが、そこらへんも胡散臭い。愛する女を描くときは、男はそれは美しく女を描くものだがね。画家は女の何を見ながら、この絵を描いたのか。

ピカソは人気のある画家だそうだが、結局は幻の権威によってのし上がった馬鹿にほかならない。

この次は、心に気持ちのよい絵を選んでみようと思う。



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